「テレワーク」実態調査(エン転職利用者の方対象) 

2018年06月18日

エン・ジャパンが運営する「入社後」までを見据えた総合求人・転職支援サービス『エン転職』上で、ユーザーを対象に「テレワーク」についてアンケートを実施し8,341名から回答を得ました。

調査結果概要


  • テレワークの認知度は40%。 17%の方がテレワーク制度のある会社での勤務を経験。
  • 8,341名のうちテレワーク経験者は4%。8割以上が在宅勤務型、半数が週に1~2日利用。
  • テレワークを利用して働いた理由、トップ3は「通勤時間の短縮」「仕事の効率化」「生産性向上」。
  • テレワーク経験者の7割以上が「今後もテレワークで働きたい」と回答。テレワークで働きたい理由は「時間が有効活用できる」、「通勤のストレスがない」。働きたくない理由は「仕事とプライベートを分けたい」「時間管理への不安」。
  • テレワーク未経験者の41%が「テレワークで働いてみたい」と回答。テレワークで働きたい理由、第1位は「通勤時間を短くしてプライベートを確保」、働きたくない理由、第1位は「仕事とプライベートをハッキリ分けたい」。

調査結果詳細


1:テレワークの認知度は40%。17%の方がテレワーク制度のある会社での勤務を経験。

「『テレワーク』という働き方を知っていますか?」と伺うと、「知っている」方は全体で40%でした。20代は31%、40代以上は49%と年代を重ねるにつれ認知度が上がっています。また、「これまで働いたことのある会社ではテレワークの制度がありましたか?」という質問には、17%の方が「ある」と回答しました。

2:8,341名のうち、テレワークでの勤務経験がある方は4%。8割以上が在宅勤務型、半数が週に1~2日利用。

実際にテレワークで働いたことがある方は4%で、働き方は「自宅にいて、会社と連絡を取り合いながら働く」という在宅勤務型が83%、次いで「クライアント先・移動中などに、会社のスマートフォンやパソコンなどを使って働く」が41%となりました。テレワークで働いていた方が、テレワークを利用した日数は「週に1~2日」が56%で最多、「週に5日以上」という方は23%となりました。

3:テレワークを利用して働いた理由、トップ3は「通勤時間の短縮」「仕事の効率化」「生産性向上」。

テレワーク経験者が、「テレワーク」という働き方を選んだ理由は、第1位「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(39%)、第2位「外出が多く、仕事の効率化のため」(33%)、第3位「業務に集中出来て生産性が上がるため」(32%)でした。

4:テレワーク経験者の7割以上が「今後もテレワークで働きたい」と回答。 テレワークを続けたい理由は「時間が有効活用できる」、「通勤のストレスがない」。働きたくない理由は「仕事とプライベートを分けたい」「時間管理への不安」。

テレワーク経験者に「引き続きテレワークで働きたいと思いますか?」と質問をすると、77%の方が「働きたい」と回答、「働きたくない」と回答した方は11%でした。

働きたい方の理由には「時間を有効活用できるため」(83%)、「通勤のストレスがないため」(59%)が上位に並びました。一方、働きたくない方は「仕事とプライベートを分けたい」(55%)、「時間管理への不安」(43%)という理由を挙げています。テレワーク制度を使って働きたい方と働きたくない方それぞれのエピソードもご紹介します。

今後テレワークで働きたいと回答した方のエピソード
遠くまで電車通勤していた頃は満員電車で体力や精神力を削られていましたが、テレワークを使って自宅勤務になるとストレスなく仕事ができました 。 (21才女性)
台風等の影響による交通機関の乱れも関係なくなったのが良かった。(25才男性)
外出先から事務所に立ち寄らず、サテライトオフィスで仕事をして直帰する事で、移動時間を節約できた。(28才男性)
以前は約2時間かけて会社に通っていましたが、この制度のおかげで平日に子供たちと夕飯を一緒に食べることができ、家族のコミュニケーションをとることができた。(35才女性)
週に一度習い事をしている日をテレワークにあてノー残業としています。また、仕事が忙しくて睡眠時間が十分に確保できないときは、テレワークに切り替え通勤時間を休養にあてています。(36才女性)
出社すると話しかけられたりしてで仕事が中断して効率的な仕事が完了できないことが多い。テレワークであれば集中して仕事を進められる。(40才男性)

「テレワークで働きたくない」と回答した方のエピソード
好きな時間に起きて好きな時間に働くような生活になってしまい、生活のリズムがおかしくなってしまった。(25才男性)
自宅で仕事をしていた時期はプライベートとの線引きが難しく、終業後もパソコンを開いて作業をしてしまっていました。(36才女性)
仕事に集中できる反面、確認したいことが電話やメールだと伝わりにくい。(40才男性)
業務の難しさや時間のかかり具合を上司が把握しておらず、「短時間でできるはずだ」と思い続けられたため、正当な評価を得られなかった。(44才男性)

5:テレワーク未経験者の40%が「テレワークで働いてみたい」と回答。テレワークで働きたい理由、第1位は「通勤時間を短くしてプライベートを確保」。働きたくない理由、第1位は「仕事とプライベートをハッキリ分けたい」。

テレワークで働いたことがない方に「もしテレワークという働き方を選べるとしたら働いてみたいですか?」と伺いました。「働いてみたい」が40%、「働きたくない」が12%、「分からない」が48%という結果になりました。

「テレワークで働きたい」方に理由を伺うと、トップ3は「通勤時間を短くしてプライベートを確保するため」(78%)、「業務に集中することが出来て生産性が上がるため」(35%)、「勤務地が遠いため」(16%)となりました。

「テレワークで働きたくない、分からない」方に理由を伺うと、上位3つに挙げられたのは、
「仕事とプライベートをハッキリ分けたいため」(44%)、「長時間労働などの時間管理が不安なため」(28%)、「会社にいる時と同じ成果をテレワークで出せるかが不安なため」(26%)でした。「テレワークで働く必要性を感じない」方は16%に留まります。

調査概要


調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間: 2018年4月25日~5月28日
調査対象:『エン転職』利用者の方
有効回答数:8,341名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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