中小企業のテレワーク導入状況に関する調査(中小企業(1名-99名の企業)の経営者および会社員20~69歳の男女対象) 

2020年04月27日

デル テクノロジーズの日本における事業を展開する二社である、デルと、EMCジャパンは、2020年3月に全国の中小企業(従業員数1~99人)の経営者および会社員2,197人に対して実施したテレワークに関する調査結果を本日発表しました。

デル テクノロジーズでは、働き方改革の推進の一環としてテレワークの普及が急速に進む中、中小企業におけるテレワークの利用動向などを調査しました。その結果から、大多数の中小企業ではテレワークを導入していないことが明らかになりました。テレワーク導入の障壁として事業の内容に依存することに加え、セキュリティの確保やネットワーク環境といったテレワーク環境、知識や担当者の不足が露呈しました。

主な調査結果


<中小企業におけるテレワークの導入状況>

・8割以上の中小企業でテレワークを導入していないことが明らかに

従業員99人以下の企業におけるテレワークの導入状況を尋ねたところ、「導入していないが、検討している」との回答が14%、「導入しておらず、検討もしていない」という回答が73%となり、本調査実施時点でテレワークを導入していないという回答が87%にのぼった。

・テレワークを導入していると回答した13%を業種別に見ると情報通信業が32%でトップ。最も導入率が低かったのは運輸業という結果に

導入していると回答した13%の勤務先を業種別にみると、最も多かった情報通信業の32%に対し、最も少なかったのは運輸業の3%だった。

<テレワーク導入のメリット、デメリット>

・テレワーク導入の良し悪しについて尋ねたところ、9割以上が良かったと回答。「移動時間など時間の短縮になる」が1位に

勤務先がテレワークを導入していると回答した人に導入して良かった点の上位3つを聞いたところ、「移動時間など時間の短縮になる」を1位に挙げた人が最多の43%。「作業に集中できる」の29%、「自分のペースで仕事ができる(時間配分ができる)」の11%が続いた。

・一方、1割未満の悪かったと回答した人からあがったのは「社内コミュニケーションがとりづらい」が突出して1位に。

勤務先がテレワークを導入していると回答した人に導入して悪かった点の上位3つを聞いたところ、「社内コミュニケーションがとりづらい」を1位に挙げた人が突出し、「作業に集中できない」、「外部とのコミュニケーションが取りづらい」、「勤怠管理(きちんと勤務しているのか把握しづらい、部下の仕事の進捗や状況が分かりにくい)」、「プライベートと仕事の時間の切り分けが難しい」などが続いた。

<テレワーク導入の障壁>

・テレワーク導入の障壁として「事業の内容により導入が難しい」が半数以上の53 %。「事業の内容により導入が難しい」点を除くと、テレワーク環境、知識、担当者不足などが障壁になっていることが分かった

勤務先がテレワークを導入していないとした回答者にテレワーク導入の障壁を聞いたところ、「事業の内容により導入が難しい」が53%と半数以上を占めた。それ以外の要因として、「テレワーク環境(パソコン、セキュリティ、ネットワーク環境、ソフトやツールなど)の整備」が21%と多く、「予算」が10%、「知識・何から始めてよいのかわからない」が9%、「手が回らない、担当者不足」が8%で続いた。

<事業継続における課題>

・緊急時、災害時の事業継続において課題となった点では「外部との打ち合わせ」が34%でトップに

緊急時、災害時の事業継続において課題となった点を尋ねたところ、「外部との打ち合わせ」と回答した人が最も多く34%だった。「通勤」と「テレワーク環境の整備」がともに16%で続き、「セキュリティの確保」や「ネットワーク環境」を挙げた回答者も一定数みられた。

調査概要


中小企業におけるテレワークに関する調査
■調査対象:全国の中小企業(1名-99名の企業)の経営者および会社員20~69歳の男女2,197名
■調査地域:全国
■調査方法:インターネットリサーチ
■調査時期:2020年3月26日(木)~3月30日(月)

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[デル]
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