女性の働き方に関する意識調査(調査対象:30代~50代主婦中心) 

2017年06月19日
ソフトブレーン・フィールドは、登録している女性会員に「女性の働き方」についてのアンケートを2017年4月28日~5月8日に実施しました。アンケートの対象は、30代~50代の主婦を中心とする当社登録の女性会員で、有効回答者数は 951 名(平均年齢46歳)でした。 

 当社が定期的に実施している「女性の働き方に関する調査」では、働き方改革が推進される中で「働き方」の多様化とその実態について調査を行いましたが、今回のアンケートでは、そもそも自身が「働く」意義とは、何のために「働く」のか を当社登録会員に聞いてみました。

 あなたにとって「働く」とは?という質問に対し、半数以上56.7%の方が「お金(家計)のため」、43.3%が「お金以外」でした。「お金(家計)のため」という回答では、「子供の習い事代などのために貯金したい」(40代 専業主婦 奈良県 同居のお子さん3人)、「子供の学費や生活費にお金がかかるため」(40代 専業主婦 長野県 同居のお子さん1人)といった子育て世代の家計負担によるものや 「年金生活までに少し貯蓄を増やして、ゆとりのある老後をおくりたい」(50代 パート・アルバイト 愛媛県 同居のお子さん2人)といった老後資金の備えなど、生活のためという理由の中にも環境や世代によって異なるコメントがみられました。

「お金以外」と回答をした412人の内訳は、37.1%が「生きがい・生活のハリ」と最も多く、ついで18.2%「人とのつながり・社会との接点」、17.0%「時間の有効活用」、9.5%「自己研鑽(勉強・スキルアップ)」、7.3%「自己価値・表現」となりました。では、具体的にどのような点でそう感じているのでしょうか。

お金以外の 「働く」 意義とは?

・働いて社会に必要とされることを実感することで、気持ちや生活そのものに張りができ、毎日が充実しています。
(30代 専業主婦 埼玉県 同居のお子さんなし)
・社会とのつながり、人とのつながりで視野を広げ自分への成長へつなげる、人生は全て勉強。
(50代 自営業 福岡県 同居のお子さんなし)
・自分に出来る事でそれが社会貢献につながる点が、結果として自分の生活にハリを与えています。
(50代 パート・アルバイト 神奈川県 同居のお子さん2人)
・働くことによって社会との関わりを持ち、仕事を通じて自分自身が学べることも多く、経済的な理由に加えて生活に張り合いを与えてくれると感じています。
(50代 パート・アルバイト 静岡県 同居のお子さん1人)

 経済的な理由がある一方で、人や社会とのつながりを求める声や仕事を通じて経験を重ねることでスキルアップをしたいと考え、社会に必要とされることで自己価値を見出し、生活のハリにもなっているという実態がわかりました。

 次に、Q1で「お金(家計)」のためと答えた人に、Q1と同じ質問 『あなたにとって「働く」とは?』について、複数回答にしたところ、もっとも多かったのが「お金を稼ぐこと、貯蓄」79.0%に次いで、「家計・生活を支えること」58.8%、「生きがい、生活にハリをもたせるもの」30.8%、「時間の有効活用」24.5%、「短時間でも社会との接点を持ちたい」21.0%、「人との出会い、地域のつながり(コミュニケーションの場)」18.4%、「勉強・スキルアップ」17.1%、「自分の存在価値を確認すること」15.6% とつづきました。 働き方改革の推進とワークスタイルの変革の一方で、「働く」ということに対して、金銭的価値ではない何か「生きがい」、「人、地域社会とのコミュニケーションの場」といったことを「働く」ととらえている回答もみられました。

 また、「時間の有効活用」という回答では、「空き時間にできるお仕事は、日々の暮らしの中では得られないやりがいをあたえてくれます。」(40代 パート・アルバイト 兵庫県 同居のお子さん1人)、「空いた時間に、生活スタイルに合わせたお仕事をしたいです。」(40代 専業主婦 埼玉県 同居のお子さん3人)といった子育てや介護など生活環境の変化に応じた働き方の選択や短時間でもスキマ時間にできる環境があれば、働きたいという意欲もコメントにみられました。 

 テレワークや雇用契約にしばられない働き方など働き方の多様化が進む中、子育てや介護など生活環境の変化に応じた働き方の選択や時間にとらわれず、働きやすい環境を提供していることが働く意欲や「働く」ということに対しての意識の変化にもつながり、「働く」ことが「生きがい」や「生活のハリ」、「社会との接点の場」の一つになっていると言えるのではないでしょうか。 

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