「副業」実態調査(正社員で勤務する20~40代対象) 

2017年05月31日
エン・ジャパンが運営する『エン転職』上で、「副業※」についてアンケートを行ない、現在正社員で勤務する20~40代の5,584名から回答を得ました。

※本調査での「副業」とは、週末起業やアルバイト、アンケートモニターなど「本業以外に収入を得る手段・仕事のすべて」を指す。副業は「働き方改革」の一環で、企業側の容認を政府が推進している。少子高齢化に伴う労働力不足の補完と、働き手の収入増やスキルアップによる生産性向上が目的とされている。

【調査結果概要】

★ 88%の方が「副業に興味あり」。そのうち83%が「収入のため」。
★ 副業経験のある方は、33%。6割が接客系のアルバイトを経験。
★ 副業経験者が副業に費やしていた時間は「週に5時間未満」が過半数。月の収入額は「1~5万円未満」で半数を占める。
★ 現在も副業を続けている方は、38%。会社が副業禁止で止めたというコメントが多数。
★ 副業が解禁されている会社は19%、禁止されている会社は44%。
★ 副業をする際の難しさ、第1位は「時間管理」、次いで「確定申告などの事務作業」。
★ 副業を実現するために必要なスキルは「時間管理」「コミュニケーション能力」。

【調査結果詳細】

1:88%の方が「副業に興味あり」。そのうち83%が「収入のため」。(図1・図2)
副業への興味を伺ったところ、88%の方が「興味がある」と回答。「収入を得るため」という理由が83%でもっとも多いようです。次点は「自分のスキルアップのため」(23%)でした。

2:副業経験のある方は、33%。6割が接客系のアルバイトを経験。(図3・図4)
実際に「副業経験があるか」を質問すると、「ある」という回答は33%に留まりました。
具体的には、一番多かったのが「アルバイト(接客・販売・サービス系)」(61%)。「アンケートモニター・ポイントサイト」(20%)、「ネットオークション・フリマサイト」(14%)が続きます。ネットの普及によって、身近な場所に収入を得る手段ができたことがうかがえます。副業として話題を集める「クラウドソーシング」は7%、「シェアビジネス」は1%に留まりました。

3:副業経験者が副業に費やしていた時間は「週に5時間未満」が過半数。月の収入額は「1~5万円未満」で半数を占める。(図5・図6)
副業をめぐる議論では「本業に支障をきたさないこと」「過重労働にならないような労働時間の適正管理」が懸念点に挙がります。そこで、副業経験者に「副業に費やしていた時間」「副業で得ていた月の収入額」を伺いました。「副業に費やしていた時間(週あたり)」は、「5時間未満」が過半数(56%)を占め、「10時間以上」という回答も21%にのぼりました。「副業で得ていた月の収入額」は、約半数が「10,000円~50,000円未満」でした。

4:現在も副業を続けている方は、38%。会社が副業禁止で止めたというコメントが多数。(図7)
「副業を現在も続けている」方は38%でした。続けている理由は「副業の収入がないと困る」という声がもっとも多く、「時間の都合がいいときにだけできるから」(27才男性)「会社にばれない範囲で収入を増やしたい」(25才女性)というコメントが寄せられました。
止めた理由は「副業禁止の会社のため、マイナンバー制度導入と同時に止めた」(28才男性)、「副業が禁止の会社で、副業がバレてしまったため 」(29才男性)「本業が忙しく、身体がキツくなった」(30才女性)「安定した会社に転職し、結婚して収入面も安定したため」(31才女性)などが挙がりました。

5:副業が解禁されている会社は19%、禁止されている会社は44%。(図8)
「現在お勤めの会社では、副業は認められていますか」と伺うと、「認められている」という回答は19%。「禁止されている」(44%)企業がまだまだ多いようです。

6:副業をする際の難しさ、第1位は「時間管理」、次いで「確定申告などの事務作業」。(図9)
「副業をする際に難しかった(難しそうだと思う)こと」を経験者と未経験者、それぞれに伺いました。第1位は「時間管理」(経験者:63%、未経験者:68%)、第2位は「確定申告など、事務作業に関する知識・処理」(同:30%、47%)、第3位は「本業との切り分け」(同:28%、45%)でした。時間管理の難しさは経験者も感じていましたが、「確定申告などの事務作業」や「本業との切り分け」に対する印象は、経験の有無によって差異があるようです。

5:副業を実現するために必要なスキルは「時間管理」「コミュニケーション能力」。(図10)
「副業を実現するために、必要だと思うスキル・能力」も、経験者と未経験者それぞれに質問しました。第1位は「時間管理能力」(経験者:65%、未経験者:72%)、第2位は「コミュニケーション能力」(同:40%、25%)、第3位は「マメさ・きめ細やかさ」(同:37%、39%)でした。コミュニケーション能力の重要性を経験者は痛感していることがうかがえます。それぞれの項目を選んだ経験者の声もご紹介します。

「時間管理能力」と回答した方のコメント
○副業をするにあたって時間の管理はとても大変だった。残業が当たり前な職場だったので、そこからの時間計算などしてシフトを申請しなければならなかった。(25才男性)
○案件がいくら舞い込んでも時間は限られているので、どれを引き受けるなど見分ける力が必要。(26才女性)
○一番は時間管理能力だと思う。自分の時間に無駄を作らない工夫が必要になってくる。また、その他の時間の事をどれだけ無駄なくやれるかが問われてくる。(35才男性)
○副業は、いくらでも妥協できてしまうため、タイムマネジメントが必要と感じました。(36才女性)

「コミュニケーション能力」と回答した方のコメント
○副業をするということは本職との両立をするということなので、何かあった時にどちらにも迷惑をかけず、自分にも負担になりすぎないようにするにはコミュニケーション能力が必要になってくるため。(23才女性)
○クラウドソーシングでは過去の評価が次の仕事に直結するので、業務内容だけでなく顧客満足度を上げるための対人スキル、誠実さが必要。(25才女性)
○ゲーム開発ではネットで知り合った顔も知らない相手と一緒に作業した。マメなコミュニケーションが難しいため、長期間開発を続けるにはコミュニケーション能力が必要だと分かった。(27才男性)
○副業はひとりで行うことが多いので、いわばフリーランスのようなもの。専門的な知識やスキルはもちろん、人脈やコミュニケーション能力はかなり重視されます。(27才女性)
○どちらの会社にも迷惑をかけてはならないので、残業や付き合いなど発生した場合に、上手い断り方が必要。断ることができない場合は、副業に迷惑をかけないよう、日頃からのコミュニケーションが重要だと思う。(31才男性)
○本業を優先するためには、それを理解していただける職場環境や人が必要で、その環境をつくるにはコミュニケーションが必要。(39才女性)

「マメさ・きめ細やかさ」と回答した方のコメント
○稼いだお金の管理をしないといけないので、マメさがいると思います。(22才女性)
○モニターやライティングの仕事は、マメにやっていかないとなかなか収入が得られないので、マメさが必要だと思う。(24才女性)
○本業と副業どちらともおろそかにならないよう、マメさ・きめ細やかさは必要になる。(29才男性)


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:2017年4月3日~4月30日
調査対象:『エン転職』利用者で20~40代の正社員
有効回答数:5,584名

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