ワコールは、企業の女性活用推進策や育児社員のキャリアや働き方に関する制度のあり方が社会問題として問われる中、ワーキングマザーの仕事と育児に対する意識や考え方の実態を探ることを目的に、首都圏に住む20代~40代の、過去2年以内に育児休暇から職場に復帰した女性および、今後6ヶ月以内に職場復帰する予定の女性、計169名を対象に「ワーキングマザーの仕事と育児の両立に関する意識調査」を実施しました。

調査の結果から、子どもがいてもキャリアアップを目指したいというキャリアへの意識が高い人や、産休・育休明けでも以前と同等の仕事ができていると思う人の割合が多く、職場復帰前にみずからが思い描いていた以上にパフォーマンスを発揮している、今どきのワーキングマザーの実態が明らかになりました。

また仕事と育児を両立するために、“仕事モード”と“育児モード”を切り替えている様子や、育休明けには「母親」から「働く女性」への切り替えのために、さまざまなスイッチングアイテムを活用していたことがわかりました。

【主な調査トピックス】

「ママになっても、仕事へのモチベーションもパフォーマンスも変わらない!」

■2人に1人は「子どもがいてもキャリアアップしていきたい」
→ 約9割が「子どもがいてもキャリアアップしていきたい」という女性に「賛同できる」と回答しました。さらに「賛同できて私もキャリアアップしていきたい」(53.8%)と、実に、2人に1人のワーキングマザーが、自身のキャリアアップに意欲的です。

■産んだ後でも自分が思っていたより働けていると実感。復帰後、以前と同等の仕事が「できている」63.0%
→ 職場復帰前には、復帰後「以前と同等の仕事が、できると思う」人が4割に満たない結果であるのに対して、実際に復帰した後は、「以前と同等の仕事が、できていると思う」と回答した人が6割以上となりました。心配していたよりも、実際は変わらぬパフォーマンスで働けていると感じているようです。

「育児モードと仕事モードの切り替え」

■「ゆるゆる」育児モードから「テキパキ」仕事モードへ!
→ 育児モードの自身を表すワード1位「ゆるゆる」(30.0%)、2位「バタバタ」(19.0%)。
仕事モードの自身を表すワード1位「テキパキ」(41.0%)、2位「しゃんと」(25.0%)。
仕事モードになると、テキパキと仕事をこなしているワーキングマザーの様子が見えます。

■仕事モードへ切り替えるスイッチングアイテムは「ヒールのある靴」「ジャケット」「補整下着」
→ ヒールのある靴、ジャケットなど、育児中には着用しなかったものがモード切り替えの合図に。ブラジャーやガードルなどの下着は、ボディラインだけでなく気持ちも引きしめる効果が!

「仕事と育児の両立に必要なもの」

■両立のために必要なのは「家族の支え」
→ 仕事と育児の両立のために必要だと思うものは「家族の支え」。その回答割合は、復帰前63.8%、復帰後73.0%と増加しており、働き始めると、さらに「家族の支え」の重要性を実感するようです。

■あったらいいなと思う育児に関するサポート・制度
→ 制度があるだけでなく、制度を利用しやすい仕組み・環境整備も重要。

「妊娠・出産後の体型変化」

■このカラダじゃ戻れない!!妊娠・出産後の体型補整も、職場復帰の準備のうち!
→ 妊娠・出産後に体型変化があった人が6割以上。約9割が現在の体型に「自信がない」と回答。
職場復帰の際、体型の不安解消のためにしたこと 1位「ストレッチ」2位「補整下着をつける」。

【調査結果】

ママになっても、仕事へのモチベーションもパフォーマンスも変わらない!

■「子どもがいてもキャリアアップしていきたい」キャリア意識の高さが明らかに
子どもがいても仕事をペースダウンせず、キャリアアップを目指して働く女性について、どう思うかを尋ねると、「賛同できて私もキャリアアップしていきたいと思う」(53.8%)と「賛同はできるが私はそう思わない」(36.1%)を合わせて 89.9%、約 9 割が「賛同できる」と回答しました。
この結果から、自身のキャリアアップに対して意識を高く持っている女性が多いこと、そして、育児中という同じ境遇の女性に対して、キャリアアップを目指すことは自由であり、さまざまな生き方、価値観を認め合うという傾向も見られます。

■産んだ後でも自分が思っていたより働けていると実感。復帰後、以前と同等の仕事が「できている」63.0%
 職場復帰前の人に、「復帰したら以前と同等の仕事ができると思うか」と尋ねると「とてもそう思う」(5.8%)、「そう思う」(31.9%)と答えた人は、全体の 4 割に満たず、復帰後は以前と同じように仕事ができないのではないかと不安を抱えている人の方が多い結果となりました。
しかし、すでに職場復帰している人に尋ねたところ「とてもそう思う」(16.0%)、「そう思う」(47.0%)と合わせて 63.0%の人が、復帰後に以前と同等の仕事ができていると回答しています。
産休・育休を経て復帰したワーキングマザーは、以前と比べても変わらないパフォーマンスを発揮できているようです。

育児モードと仕事モードの切り替え

■「ゆるゆる」育児モードから「テキパキ」仕事モードへ!
仕事と育児を両立するワーキングマザーは、育児モードと仕事モードを切り替えているのでしょうか?
すでに職場復帰している人に、育児モードのときと仕事モードのときのご自身を表すワードを聞きました。育児モードのときは、回答の多い順に「ゆるゆる」30.0%、「バタバタ」19.0%、「だらだら」・「テキパキ」14.0%となりました。仕事モードのときは「テキパキ」41.0%、「しゃんと」25.0%、「シャキーン」11.0%となりました。育児モードでは動作や服装などが「ゆるゆる」しているママも、仕事モードになると、「しゃんと」した姿勢で「テキパキ」仕事をこなしているようです。

■仕事モードへ切り替えるスイッチングアイテムは「ヒールのある靴」「ジャケット」「補整下着」
育児モードから仕事モードへ切り替えるために必要だと思うアイテムは、1 位「ヒールのある靴」(30.8%)、2 位「ジャケット」(20.1%)、3 位「補整下着(ガードル、ボディスーツ、ブラジャー等)」(19.5%)となりました。育児モードのときには着用することが尐ないヒールのある靴やジャケットを身に着けることで、仕事モードのスイッチが入る人が多いようです。
また 3 位は「(ガードルなどの)補整下着」となりました。前項目の結果にもある通り、「ゆるゆる」「だらだら」な感覚の育児モードから、サポート力のある下着を着けることで、見た目を美しく整えられるだけでなく、背すじが伸び、まさに「しゃんと」「シャキーン」とした気持ちになって仕事に向かえるという、“気合いを入れる”機能もあるのではないでしょうか。

■おしゃれ意識の高さもうかがえる、実際、育休明けに役立ったアイテム・・・
すでに職場復帰している人が、育休明けに仕事モードへの切り替えをするのに役立ったアイテムについて詳しく答えてもらったところ、仕事用の「バッグ」や「腕時計」など、仕事で使うもので、身に着けるアイテムの回答が多く集まりました。特に子どもと一緒のときには、安全面への配慮から着けられないものがあり、それを身に着けること自体が、スイッチングになるようです。また、ブラジャーやガードルなどの「下着」も、出産や休暇を経て、変わってしまったボディラインを引きしめると同時に、気持ちも引きしめられたという回答もありました。
これらの回答からは、見た目にも気を遣い、“復帰後はよりきれいに見られたい”という今どきのワーキングマザーのおしゃれ意識の高さもうかがえます。

育児と仕事の両立に必要なものは

■両立のために最も必要なのは「家族の支え」
仕事と育児を両立するために最も大事だと思うことは、「家族の支え」が最多となりました。その回答割合は職場復帰前の人は 63.8%、職場復帰後の人は 73.0%となり、実際に働き始めるとより家族の支えが大切であると実感するようです。

■あったらいいなと思う育児に関するサポート・制度。制度を利用しやすくするための工夫も必要。
あったらいいなと思う、職場での育児に関するサポートや制度について聞いてみると、育児に必要なお金・時間・休みに関するサポートのほか、育児休暇中も在宅で業務サポートや研修などを行い、仕事の感覚を忘れないようにしたい、復帰しやすい状態にしておきたいといった意見が寄せられました。いずれ職場復帰する予定のママにとっては、育休中も職場とつながりを持って、仕事の状況をキャッチアップしておきたいという気持ちがあるようです。
また、育児中、特に子どもが幼いうちは子どもの病気による急な休みなどが多くなるため、そのときにフォローをしてくれる社員に対しても補助などをつけてもらいたい、という声もありました。
育児社員の働きやすさ向上のためには、企業はただ制度を設けるだけでなく、周りの社員の理解促進のための研修や補助など、育児社員が制度を利用しやすくするための工夫が求められています。

妊娠・出産後の体型変化

■このカラダじゃ戻れない!!妊娠・出産後の体型補整も、職場復帰の準備のうち!
妊娠・出産という大仕事を終えた後、体型に変化があった人は「大きく変わった」(21.9%)、「少し変わった」(44.4%)を合わせて 66.3%となりました。さらに、約 9 割が妊娠前と比較して現在の体型に「自信がない」と回答しています。産後にボディラインが変化し、自信をなくしてしまったカラダをどうするかも、職場復帰にあたり悩みの一つです。
約 7 割の人が、体型への不安解消のため、何かに取り組んでおり、中でも 1 位は「ストレッチをする」(31.4%)となりました。激しいスポーツをするよりも、ストレッチのような手軽で音や振動が出ず、子どもの様子を見ながらでもできる運動をする人が多いのでしょうか。2 位は「補整下着をつける」(21.9%)となりました。まずは補整下着の力を借りて、より簡単に見た目をスッキリさせたという人も多いようです。


【調査概要】
地域:1都3県
対象:20代~40代の育児休暇を取得した女性 計169名
  ①現在育休中で“今日(調査回答日)”を基準に6か月以内に復職予定の人 69名
  ②現在復職後で“今日(調査回答日)”を基準に過去2年以内に育休から復職をした人 100名
調査時期:2016年1月
インターネットによる調査(ワコール調べ)

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