マイナビが運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』は、転職意向のある全国の20~39歳の女性(正社員)を対象にした「女性の働き方に関する調査」を実施。『マイナビ転職』が正社員で働く女性を対象に働き方に関する調査を実施するのは、昨年9月以来、2回目となります。

【調査結果の概要】

■ 未婚女性の約4割は“出産”を転機と考え、正社員以外の働き方または退職を希望
未婚で子供がいない女性に結婚後のキャリアビジョンを聞いたところ、“結婚”を機に働き方を変えよう(または働くことをやめよう)と考えている女性は9.7%(「結婚後は出産するまで、正社員以外で働き続けたい」(5.2%)+「結婚後は仕事を続けるつもりがない」(4.5%))と少数だった。一方、“出産”を機に働き方を変えよう(または働くことをやめよう)と考えている女性は37.6%(「結婚後は出産するまで、正社員で働き続けたい」(29.4%)+「出産後は正社員以外で働き続けたい」(6.1%)+「出産後は仕事を続けるつもりがない」(2.1%))とおよそ4割となった。未婚者は、出産を経験していなくても、同僚・先輩の既婚者が育児と仕事の両立に苦労をしているリアルな姿を見聞きすることにより、“出産”がその後のキャリアビジョンを再考するきっかけになっていることが推察できる。

■ 既婚女性はワークライフバランスを重視し、ライフスタイルを改善することが転職意向に大きく影響

転職意向について、「現在の職場で長く働けない」と思った具体的な理由を聞いたところ、「給与が上がらないため/少ないため」が49.8%と最も高かった。それに続く「仕事と家庭を両立できる制度・環境がない」(全体:20.6%)と回答した既婚女性は34.4%で、未婚女性(15.5%)の2倍以上の回答割合となった。また「通勤時間が長いため」(全体:10.6%)と回答した既婚女性は15.2%と、こちらも未婚女性(8.7%)の2倍近い数値となっており、既婚女性は未婚女性よりワークライフバランスを重視し、ライフスタイルを改善することが転職意向に大きく影響する結果となった。

■ 既婚女性は「時短勤務」「事業所内保育施設」など育児環境が整った企業に魅力を感じる傾向に
現在の仕事を辞めて転職する場合に、「転職先として魅力を感じる制度や施設」を聞いたところ、「育児に関して法定以上の期間の時短勤務のある企業」が既婚女性の回答では最も高い57.6%で、未婚女性(37.3%)より大幅に高い数値となった。同様に「事業所内保育施設」と回答した既婚女性は43.2%で、未婚女性(25.1%)と比較して高い結果となっている。このことからも、既婚女性は子育て支援に意欲的な企業に対し転職先として魅力を感じる傾向が強いことが分かった。


【調査概要】
調査地域/全国
調査方法/インターネット調査
調査期間/2015年3月13日(金)~3月16日(月)
調査対象/正社員として勤務する転職意向のある20~39歳の女性480人
(回答内訳/20~24歳:100人、25~29歳:130人、30~34歳:120人、35~39歳:130人、未婚:335人、既婚:125人、配偶者との離・死別:20人)

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