2013年に話題になった、医療に関連したトピックの意識調査(医師対象) 

2014年04月24日
アンテリオは、「2013年に話題になった、医療に関連したトピックの意識調査」の結果を発表。
2013年中に話題になった9つの医療時事のトピックスに関して、現職の臨床医でいらっしゃる先生方のご意見を伺う自主企画調査を実施。

【調査結果のポイント】

●賛成する医師が最も多いトピックは「救急車の有料化」であった。
救急車の有料化については、昨年に限らず以前から挙げられていた話題であったが、必要性のない救急車の出動が増えているとの報道などで、改めて(医師ではない一般人に)クローズアップされた。実際の臨床の場を認知している医師の8割強が「救急車の有料化」に賛成する結果となったことは、注目すべき点である。

●一方、反対が多いトピックは「医学部新設」であり半数以上の医師が反対している。
これについても、昨年だけに留まらないトピックであったが、2013年12月17日に、「東北地方における医学部設置認可に関する基本方針について」が文部科学省、厚生労働省、復興省の3省庁から発表されたため、改めてクローズアップされた結果となった。

【調査結果】

●各トピックに対する賛成の割合(全回答者ベース n=671)
医師が賛成するトピックのトップ3は、「救急車の有料化」が最も高く8割を超えてきた。次いで、「看護師業務の拡大」が7割、「出生前診断実施」が6割と続いた。
一方、賛成割合が低いトピックは、「TPP協定交渉参加」「医学部新設」となり、このトピックを賛成する医師は、3割にも満たなかった。

●各トピックに対する反対の割合(全回答者ベース n=671)
一方、反対が多いトピックのトップ3は、「医学部新設」が最も高く過半数を超えた。次いで、「後発品に関する政府方針:35%」「出生前診断実施:29%」と続いた。
「医学部新設」と「TTP協定交渉参加」は賛成する医師の割合が同等であったが、反対する医師の割合は「医学部新設」が圧倒的に多く、興味深い点であった。


【調査概要】
調査期間:2014年1月15日~3月10日
調査方法:インターネットアンケート
対象者:アンテリオ、インターネットアンケートモニターの医師
回答医師数:671人
調査主体:株式会社アンテリオ

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[アンテリオ]
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