子どもの頃の写真に関する調査(新成人対象) 

2020年01月09日

ミクシィが提供する家族向け写真・動画共有アプリ 家族アルバム 「みてね」は、2020年令和初の「成人の日」に新成人※となる男女400人を対象に、子どもの頃の写真に関する調査を行いました。成人になるまでの成長記録でもある「家族アルバム」の実態と、子どもの頃の写真を見返すことによる効果が明らかになりました。主な調査結果は以下のとおりです。

※2020年に成人式を迎える人=1999(平成11)年4月2日~2000(平成12)年4月1日の間に生まれた人

調査結果概要


令和初の新成人に聞く、「家族アルバム」の実態
  • 令和初の新成人、95.5%がなんらかの形で子どもの頃の写真を保有している
  • 子どもの頃の写真枚数は平均560枚。見返す頻度は1年間に平均「2回」
  • 写真を撮ってもらっていた年齢は「小学高学年(まで)」(22.4%)が最も多いが、3人に1人(36.3%)は思春期以降も写真を撮ってもらっている
子どもの頃の写真を見直すことで得られる「自己肯定感」
  • 子どもの頃の写真を見返すことで、73.0%が「自己肯定感を感じる」と回答
  • 写真の枚数が多く、見返す頻度が高く、思春期を過ぎても写真を撮ってもらっていた人ほど、「自己肯定感」を感じる割合は高い
自己肯定感に加えて、親に対してもポジティブな感情を抱く
  • 子どもの頃の写真を見返すことで、「親の愛情」(54.5%)を感じ、「親に感謝の気持ち」(40.7%)がわき、「親孝行」をしよう(34.1%)と感じている。自己肯定感に加えて、親に対してもポジティブな感情を抱く効果が明らかに
  • 親になったとき、92.0%が「子どもに写真アルバムを作ってあげたい」と回答

調査結果


■ 令和初の新成人に聞く、「家族アルバム」の実態

・95.5%が子どもの頃の写真を保管
・保管方法は、紙焼きした写真アルバムやフォトブックが主流で73.8%を占める

2020(令和2)年1月13日(祝・月)は令和初の「成人の日」です。そこで、令和初の成人式を迎える※男女400人を対象に子どもの頃の写真についての調査を行いました。
※1999(平成11)年4月2日~2000(平成12)年4月1日の間に生まれた人

まず、子どもの頃の写真がどのように保管されているかと聞くと、「紙焼きしてアルバムやフォトブックで保管」(73.8%)が最も多く、次いで「写真データとして保管」(39.3%)、「紙焼きして飾られている」(27.0%)の順となりました[図1]。1999(平成11)年4月2日~2000(平成12)年4月1日の間に生まれた男女が今年成人式を迎えますが、彼らが子どもの頃の写真の保管は、紙焼きが主流であったと考えられます。データとして保管している人などとも合わせると、全体の95.5%が何らかの形で子どもの頃の写真を保管しており、ほとんどの人が自身の子どもの頃の写真を残していることがわかりました。

・紙焼きに次ぐ保管方法は「写真データとしての保管」で39.3%
・写真データは「撮影端末」や「PC」に保管している人がそれぞれ過半数以上

子どもの頃の写真をデータとして保管していると答えた157人にその保存方法を聞くと、デジカメ、スマートフォン、タブレットなどの「撮影端末の中」(59.9%)か「パソコン端末の中」(56.1%)がそれぞれ約6割という結果になりました。一方、ファイル共有サービスやアプリなどの「クラウド上」(19.7%)に保管している人も2割いました[図2-1]。子どもの頃の写真を見直す頻度が1年に2回以上の人は、平均値と比べて「撮影端末の中」(71.1%、+11.2pt)および 「クラウド上」(34.2%、+14.5pt)に保管している人の割合が10ポイント以上高く、見返さない人と比べるとその差はさらに大きくなっています。

・写真データの管理方法で最も一般的なのは「撮影した年月日などの時系列ごと」

また、子どもの頃の写真のデータの管理方法についても聞くと、「撮影した年月日などの時系列ごとに整理している」(66.2%)が約7割と 最も多くなっています。「写真に写っている人ごとに整理」(21.7%)、デジカメ、スマートフォン、タブレットなどの「撮影端末ごとに整理」(20.4%)、「撮影シーンごとに整理」(19.7%)がそれぞれ2割程度いますが、「整理・保管はしていない」(17.2%)と答えた人も2割弱います[図2-2]。
時系列で管理することが主流でありつつも、たまっていく写真を整理し切れていないという人も一定数いるようです。

■ 保有している子どもの頃の写真は平均560枚

・子どもの頃の写真枚数は平均560枚
・撮影シーンで多いのは「誕生日」と並び「日常生活」。デジカメからスマホへ、写真がより手軽に撮影できるようになり、イベントや行事以外での写真は今後も多くなることが予想される

子どもの頃の写真が残っていると答えた382人に、子どもの頃の写真が何枚残っているかと聞いたところ、「わからない」と答えた136人を除く246人の平均枚数は559.6枚でした[図3]。

撮影されているシーンは、「自分の誕生日」(79.6%)、「日常生活」(79.1%)、「入学および卒業のタイミング」(73.8%)が多く、次いで「旅行」(68.8%)、「運動会」(66.5%)、「家庭内年間行事」(64.7%)の順となっています。家庭内年間行事の中での内訳をみると、1位「お正月」(37.7%)、 2位「お祭り」(34.6%)、3位「ひな祭り」(34.0%)、4位「クリスマス」(33.2%)となりました[図4]。子どもの成長を祝う「誕生日」は誰もが大切にし、写真に残すことが多いシーンですが、それと同じくらい撮影することが多いのが普段の何気ない「日常生活」でした。デジカメの普及によりいつでも簡単に撮影ができるようになったことで、特別なイベントでなくても写真を撮影する機会が増えたことが背景にあると考えられます。近年はスマートフォンでの撮影も主流になっていることから、写真撮影はより簡単で手軽になり、イベントや行事以外の普段の「日常生活」での写真は今後も多くなることが予想されます。

また、自分が何歳ごろまでの写真が残っているかを聞くと、「小学高学年(まで)」(22.4%)が最も多くなっています。しかし、「中学生~大学・短大・専門生(まで)」と答える人も合計36.3%おり、3人に1人は思春期以降も写真を撮ってもらっていることがわかりました[図5]。幼少期だけでなく、思春期を過ぎても写真を撮ってもらっている人も多いことがうかがえます。

・子どもの頃の写真を見返す頻度は平均で1年に「2回」

子どもの頃の写真が残っていると答えた382人に子どもの頃の写真を見返すことがあるかと聞くと、4人に3人は「見返すことがある」(75.9%)と答えました。見返すことがあると答えた290人にその頻度を聞くと、平均で1年間に「2.0回」となりました[図6]。また、どんなときに見返すかと聞くと、「家の掃除・整理をしているとき」(52.8%)や「写真やアルバムがたまたま目に入ったとき」(52.4%)が多くなっています[図7]。自分が子どもの頃の写真を見返すような決まったタイミング(年間の行事・祭事など)は特にないようです。

■ 子どもの頃の写真を見返すことで得られる「自己肯定感」​

・子どもの頃の写真を見返すことで「自己肯定感」を感じる73.0%
・写真の枚数が多く、見返す頻度が高く、思春期を過ぎても写真を撮ってもらっていた人ほど、「自己肯定感」を感じる割合は高い

2019年6月に公表された令和元年(2019年)版 「子供・若者白書」によると、日本の若者(13歳〜29歳)は諸外国に比べ自分に満足する「自己肯定感」が低くなっています。新成人に子どもの頃の写真を見返すことで自己肯定感※を感じるかと聞くと、73.0%が「感じる」と答えています[図8]。 ※自己肯定感=自分には価値があり、愛されていると感じること

これを子どもの頃の写真枚数や写真を見返す頻度別に見ると、写真枚数が多いほど、また、見返す頻度が高いほど自己肯定感が高まっています。さらに、写真を撮ってもらった時期別で比較すると、「高校・高専生(まで)」(90.7%)や「大学・短大・専門生(まで)」(83.3%)と、思春期を越えても写真を撮ってもらっている人の方が、自己肯定感が高くなっています。

・写真を見返すことで、「親からの愛を感じる」54.5% 「親に対して感謝の気持ちがわく」40.7%

子どもの頃の写真を見返すことがあると答えた290人に、見返すときに感じる気持ちを聞いてみました。すると、「親の愛情を感じる」(54.5%)、「親に対して感謝の気持ちがわく」(40.7%)、「親孝行」をしようと思う(34.1%)など、子どもの頃の写真を見返すことで、自己肯定感に加えて親に対してもポジティブな感情を抱いていることがうかがえます[図9]。保管している写真の枚数別に見ると、写真枚数が多い人はポジティブな気持ちを抱く割合が高い傾向にあることがわかりました。
子どもの頃の写真を多く残し、それらを見返すことによるメリットがここでも明らかになりました。

・新成人の92.0%が、自分の子どもにも写真アルバムを「作ってあげたい」

将来、自分の子どもに写真アルバムを作ってあげたいかと聞くと、92.0%が「作ってあげたい」と答えています[図10]。写真を見返す頻度別に見ると、子どもの頃の写真を見返すことはないと答えた人でも、8割近くが「作ってあげたい」(77.3%)と答えています。
自分自身が写真を見返すことがなくても、自分の子どもの写真は、親としての自分のためと子どものための両側面から残しておきたいと思うのではないでしょうか。

調査概要


実施時期 2019年12月13日(金)~12月16日(月)
調査手法 インターネット調査
調査対象 1999年4月2日~2000年4月1日の間に生まれた全国の男女400人

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[PRTIMES]
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