プライベートな写真をSNSに投稿することについての調査(20代~30代未婚・既婚男女対象) 

2017年10月06日
アニヴェルセルは、継続的に実態調査を行い、ホームページ上に設置したコンテンツ「アニヴェルセル総研」に調査結果を公開しています。
 第47弾は、全国の20代~30代の未婚・既婚男女1236名の方を対象に、「あなたは、パートナー(配偶者・恋人)があなたとのプライベートな写真をSNSに投稿することについてどう思いますか。」、「選択したお答えの理由としてあてはまるものをお選びください。」という2つのアンケート調査を行いました。いまどきカップルの「SNS利用のマナー」についてレポートします。  

【調査結果】

パートナーがSNSに無断でふたりの写真を投稿! あなたは許せる? 許せない?

 いまや年代を問わず利用していて当たり前のSNS。いまのお相手とSNSを通じて知り合ったという方も少なくないのでは。
とはいっても、一方でSNSはまだ「生まれたての文化」ともいえます。SNS活用のマナーやルールが常識として浸透するにはもう少し時間がかかるかもしれません。
 SNSを利用しているカップルにとっても、それは他人事ではありません。たとえばあなたのお相手が勝手にふたりのプライベートな写真を無断でアップしてしまったらどうしますか?もちろんお相手に悪意はなく、自分のしあわせな時間を広くアピールしたかっただけだとしても、もしかするとあなたは迷惑を感じるかもしれません。
 いつ起きても不思議ではない、そんなSNSをめぐるちょっとしたトラブルを、いまどきのカップルはどう考えているのでしょう?

SNSのルールとマナーの確立は発展途上!? 無断投稿を認める人と認めない人はほぼ半々。

 最初の設問は「あなたは、パートナー(配偶者・恋人)があなたとのプライベートな写真をSNSに投稿することについてどう思いますか」というものです。回答は「構わない」「写真の内容によっては構わない」「あまり好まない」「絶対にイヤ」の4つの選択肢からひとつを選んでいただきました。肯定派の回答は薄赤、否定派の回答は薄青の網掛けをしています。

1位 写真の内容によっては構わない
34.3%と、3人にひとりの方が選んだ回答でした。見る人に不快感を与えるような写真でなければ問題なし! ということでしょう。お互いの信頼関係が確かな証といえる回答かもしれません。

2位 あまり好まない
28.5%と、こちらも3割近い方の回答を得ました。アップしてもいいけど…と、承諾はしても賛同はしないという、ややネガティブな回答。その理由が気になるところです。

3位 絶対にイヤ
こちらはハッキリした回答です。とにかく、イヤなものはイヤなのでしょう。23.6%と、4人にひとりの方がこの回答を選びました。

4位 構わない
逆に、まったく問題なしとする方は13.6%。少数派とはいえ、1割以上のカップルは互いに認め合う信頼関係が築けていると見ることもできそうです。

 このアンケートでは、肯定派の回答数と否定派の回答数を合計すると、肯定派47.9%、否定派52.1%と、否定派がやや上回る結果となりました。

 それでは次に、それぞれの回答を選んだ理由について見てみましょう。こちらも肯定派の理由は薄赤、否定派の理由は薄青の網掛けをしました。

※SNS投稿肯定派、否定派それぞれ回答した理由を複数から選んで頂き、割合が大きかった項目順にランキング化

 1位になったのは、否定派の「プライベートな内容は隠したいから」という理由で、半数近い方からの支持がありました。
プライベートをむやみやたらとネットに流すべきではない、というのが一般的な判断ということでしょうか。

 2位は肯定派の「出かけたときの日記として記録・記憶しておきたいから」。こちらは3割近くの支持がありました。

 続く3位「投稿により、相手の想いを感じられるから」、4位「自分のハッピーな出来事はシェアしたいから」も肯定派の理由で、それぞれ15%近い支持がありました。

 5位は否定派の「別れた時に投稿が残っているのがイヤだから」、そして6位の「その他」、7位の肯定派の「浮気の防止できそうだから」が少数意見として続きました。

SNSのルールとマナーも、ふたりで育み培うもの。

 パートナーのプライベート写真投稿に関しては様々な意見が見られましたが、肯定派は「47.9%」、否定派は「52.1%」という結果になり、許す・許さないの割合はほぼ半々だという事が分かりました。このことからも、SNSに関するエチケットやマナーは、まだしっかりと確立されてないといえるのかもしれません。
 ただひとついえることは、プライバシーの公開には思いがけないリスクもあるということです。何気ない行為が新しい世界を拓いてくれることもあれば、思いがけない結果を招くこともあります。すべては自己責任がとれる範囲で。それがSNS利用の大前提といえるでしょう。


【調査概要】
表題: 「恋愛・結婚意識」に関する実態調査
調査方法:  インターネット調査
調査期間:  2017年4月4日~4月5日
調査対象:  全国23歳~39歳男女1,236名

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[アニヴェルセル]
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