新大人研レポート29:“シニア”と呼ばれることについて(40~60代男女対象) 

2017年08月22日
博報堂新しい大人文化研究所では、40~60代を“新しい大人世代”と呼び、調査研究を行っています。
いま、40~60代はさらに大きく変化し、今後高齢社会を大きく変える兆しを見せています。2015年調査では『シニアから新大人へ』と、自分たちは従来の50・60代とは違うという意識の高まりをレポートしました。今年3月の調査結果に基づく今回のシリーズでは、「新しい大人へ:オンナも変わるオトコも変わる」として、さらに進化する生活者の意識変化を明らかにして行きます。

【調査結果サマリー】

■「“シニア”と呼ばれて自分のことだと思う」50・60代はこの5年で著しく減少
調査結果から、「“シニア”と呼ばれて自分のことだと感じる」割合は年を追うごとに減少していることがわかりました。
50代では、2012年は19.7%、2015年は13.1%、そして2017年は12.6%と、遂に「50代の9割は“シニア”と呼ばれても自分のことだと感じない」状況になっています。 50代のほとんどの人にとって「シニアは他人事」です。さすがに60代では、2012年では56.1%と半数を超える人が“シニア”の自覚がありましたが、2015年には46.2%、さらに2017年には41.3%と、60代でも半数を割り、5年間で15%も減少しました。

■「“シニア”と呼ばれたいと思う」50・60代は極めて少ない。
さらに「 “シニア”と呼ばれてみたい」か、という質問に対して、60代では2012年が12.9%、2017年が11.9%と、60代の9割は“シニア”と呼ばれたいとは思っていません。
ちなみに、 50代で“シニア”と呼ばれたいと思う割合は、 2012年が3.7%、2017年が3.5%です
から、そう思う50代は希な存在ともいえます。
50・60代に向かって「シニアはもっと元気に」などと呼びかけても全く他人事になってしまうか、場合によっては余計なお世話だと反感を買うことにもなりかねません。

■ 50・60代は“新しい消費やライフスタイルを作ってきた”自負がある
上記の理由となるのが、新しい大人世代は「新しい消費やライフスタイルをつくって来た」という意識があるということです。「自分達は新しい商品やサービスを率先して消費してきた」と思う割合は64.8%あり、「自分達はいつも新しい生き方やライフスタイルを作ってきた」も 56.2%です。
しかも前者は、50代が68.7% 、60代が64.8%と50・60代が40代を上回り、後者も 50代が60.6% 、60代が59.7%と50・60代が40代を上回る結果となっています。つまり、50・60代には、新しい消費やライフスタイルを作ってきた自負があり、だからこそ「シニアと呼ばれてもピンと来ない」ということになるといえます。

【調査結果】

■ 「 “シニア”と呼ばれて自分のことだと感じる」割合は年々減少し50代は 12.6%しかいない。
「 “シニア”と呼ばれて自分のことだと感じる」割合は年を追うごとに減少しています。50代では、2012年は19.7%、2015年は13.1%、そして2017年は12.6%と、「50代の9割は“シニア”と呼ばれても自分のことだと感じない」状況です。さすがに60代になればその割合は多くなり、2012年では56.1%と半数を超える人がそう思っていましたが、その60代も2015年には46.2%、さらに2017年には41.3%と、半数を割り、5年間では15%も減少しています。

■ 「“シニア”と呼ばれてみたい」は50代では5%を切るが、60代でも11.9%にとどまる。
50代で「“シニア”と呼ばれてみたい」と思う割合は、2012年が3.7%、2017年が3.5%と、そう思う50代はきわめて希な存在といえます。60代もそう思う割合は、2012年が12.9%、2017年が11.9%と、そもそも「60代の9割は“シニア”と呼ばれたいとは思わない」ことがわかります。

■ 40-60代で「自分たちは新しい商品やサービスを率先して消費してきた」と思う割合は64.8%あり、とくに50・60代が高く、その自負があるといえます。
40-60代は4「自分達は新しい商品やサービスを率先して消費してきた」と思う割合は64.8%です。
しかも、40代の61.0%に対して、50代が68.7%、60代が64.8%と、40代に比べて50・60代が高い傾向にあります。

■ 40-60代で「自分達はいつも新しい生き方やライフスタイルを作ってきた」は 56.2 %あり、とくに50・60代が高く、その自負がありそうです。
40-60代で「自分達はいつも新しい生き方やライフスタイルを作ってきた」は 56.2%です。しかも、40代の48.4%に対して、50代が60.6%、60代が59.7%と、40代に比べて50・60代が高い傾向となっています。


<調査概要>
調査主体:博報堂 新しい大人文化研究所
調査対象:40~60代男女
対象エリア:
 1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
 中小都市(首都圏、熊本市・岡山市以外の政令指定都市および岩手県・宮城県・福島県を除く)
対象者数:930サンプル
調査手法:インターネット調査
調査日時:2017年3月17日(金)~3月19日(日)

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