第19回 世界で最も賞賛される企業(World’s Most Admired Companies) 

2016年03月04日
コーン・フェリーのヘイグループ部門は、米ビジネス誌「フォーチュン」と毎年共同で実施する調査、第19回 『世界で最も賞賛される企業(World’s Most Admired Companies)』(以下WMAC)を発表しました。
1 位は 9 年連続で Apple、2 位 Alphabet(Google)、3 位 Amazon、日本企業はトヨタ自動車が 28 位にランクインしました。

WMAC は、ビジネス環境による仕事の質的変化に備えてアクションを取る
本年の調査によれば、WMAC の 78%が、「仕事の質的変化に備えること」が重要な注力領域であり、今後 10 年間を見据えて組織の人員構成や、社員およびリーダーに必用とされる能力の強化、人材の確保と維持のための方策についてすでにアクションを起こしていると答えています。

次世代のリーダーは社内で育成
さらに、WMAC は将来自社のリーダーとなる人材について、内部で育成したいと考えていることが分かりました。WMAC の内、将来の主要リーダーが組織外部から雇用されるだろうと指摘したのはわずか 11%で、81%が必要な能力を備えた将来のリーダーが順調に育っているという自信を示しています。2025 年の時点で最も必要とされるリーダーの能力については、迅速さ(91%)、信頼感(87%)、EQ(心の知能指数)(86%)、多様性の受容(84%)、グローバルな発想(78%)、および他組織の人々との協調性(78%)を挙げています。

従業員エンゲージメント、総合的な福利厚生、仕事における意義創出が鍵
また、新たなビジネス環境において適切な人材を確保することが鍵になることも調査により明らかになりました。WMAC は、2025 年の時点で人材を惹き付け、確保し、かつ維持する上で重要なこととして、従業員の持続的成長と発展をサポートすること(88%)、仕事への目的意識と意義付けを与えること(80%)、および従業員に優れた価値を提供すること(77%)を挙げています。将来は職場における価値観が多様化し、単に給料を与えるよりも従業員エンゲージメント、総合的な福利厚生、および仕事における意義創出に明確に重点を置くようになると考えていることがうかがわれます。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[コーン・フェリー・ヘイグループ]
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