下肢静脈瘤手術に関する調査 

2015年04月21日
北青山Dクリニックは、2014年に下肢静脈瘤の手術を受けた方を対象に、郵送によるアンケート調査を行い、20代~80代の男女335名から回答を得ました。

【調査結果】

■症状の発生時期
症状の発生時期を見ると、発症から手術までの期間は女性の方が長く(10年以上)放置している割合が高くなっています。
また男性のほうが「不明」が多いのは、足を出すことが少なかったり、見た目を女性よりは気にしないからとも予測できます。

■下肢静脈瘤発生後、放置していた理由
女性が手術に踏み切れず、その結果症状を放置してしまう理由には「手術が怖い」、「入院が必要だから」という割合が男性よりも高く、医療行為に対する恐怖心や日常生活への影響の心配があることがわかります。
また、放置してよいと言われたという結果に対しては「女性にはよくあること」という認識が医療機関側にあったという可能性があります。

■治療に踏み切った理由
そして2014年に手術に踏み切った理由としては、男女ともに半数近くが症状の悪化を挙げていますが、女性のほうが「血管内治療が選択できるようになったため」、つまり皮膚をあまり切らずに身体に優しい手術が受けられるようになったことを理由に挙げている方が多くいます。

今回の調査で、医療技術の進歩によって低侵襲治療を受けられるようになったことが、ストリッピングなどの手術に対しては恐怖心があった層が手術に踏み切るきっかけになっていたという実態が明らかになりました。
今後医療機関側はさらに広く正確に情報を開示することによって、下肢静脈瘤手術を受ける人口は増加すると予測されます。

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