「Creative Dividend」調査(創造性が企業業績に与える影響についての調査) 

2014年09月30日
アドビ(Adobe)は、グローバル企業の重要な無形資産である創造性の定量化を目的として、Forrester Consultingに委託した最新調査の結果を発表。

この「Creative Dividend」調査により、事業展望に関する創造的な意見、創造的な企業活動および企業文化が、事業を成功に導くための条件(イノベーションの推進、優れた人材とリーダーシップの育成、ブランド認知度の向上等)のかなりの部分に影響を与えるということが明らかになりました。では、創造性は利益にも影響を及ぼすか。企業は創造性を育むことで事業の成功につなげることができるのか。アドビは今回の調査を通じて、創造性は現在および将来のビジネスの成功に必要不可欠であるという結論に達しました。

【主な調査結果】

・創造性の向上に取り組む企業は、同業他社より高い増収率を達成:本調査では創造性の向上に取り組んでいる企業の 58%が、2013 年度に前年度比 10%以上増の増収率を達成しています。これとは対照的に、創造性の低い企業で前年度比 10%以上増の増収率を達成したのはわずか 20%に留まっています。

・創造性の高い企業ほど市場シェアが高く、競争優位を確保:本調査から、創造性の高い企業ほど市場シェアも競合他社より高く、市場のリーダーとしての地位を築いている傾向があることが明らかになりました。市場シェアが高く、市場のリーダーとしての地位を築いていると回答した企業のうち、創造性の高い企業は創造性の低い企業の約 1.5 倍です。

・対象者の大半が創造性の向上により好影響がもたらされると回答しているが、自社の創造性については「高くない」と回答した企業が全体の61%を占めている:自社の活動が、クリエイティブだとすぐにわかる企業とクリエイティブな企業とまったく同じであると答えた企業は、11%に過ぎませんでした。51%の企業は、自社はどちらとも言えない、あるいはクリエイティブな企業と同じではないと答え、10%は、自社の活動は実際には、クリエイティブな企業とは正反対であると考えていました。

・創造性の高い企業ほど働きがいのある企業として評価されている:従業員にとって快適な職場環境は、創造性を育む「肥沃な土壌」です。創造性の高い企業の 69%が国内で「働きがいのある企業」として評価・表彰されたことが明らかになりました。創造性の低い企業でこのような受賞歴があるのはわずか 27%でした。



調査対象者:2014年5月、アドビはForrester Consultingに対し、創造性が企業業績に与える影響についての調査を依頼しました。この調査では、創造性が企業業績にどのような影響を与えるかを理解するため、様々な業界で300社を超える大規模グローバル企業のシニアマネージャーにインタビューを行いました。対象となったのは、クリエイティブソフトウェアの導入に影響を及ぼす、米国、英国、フランス、オーストラリア/ニュージーランド、韓国、日本、およびドイツの大企業の意思決定者でした。

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[アドビ システムズ]
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