“ソーシャル・コミュニティ”の活用実態についての調査(20~40代の既婚女性対象) 

2014年07月24日
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、実際に“ソーシャル・コミュニティ”を利用している20~40代の既婚女性500名を対象に、“ソーシャル・コミュニティ”の活用実態について調査をおこないました。

親族、ご近所、ママ友、パート先など、様々なコミュニティに属する現代の主婦たち。それぞれの場で良好な関係を築いている人もいる一方で、相手の言動に悩まされたり、時には我慢を強いられたりと、人間関係に悩んでいる主婦も少なくありません。
こうした中で現在、“リアルなコミュニティ”とは別に、“ソーシャル・コミュニティ”を持つ主婦が増えつつあります。“ソーシャル・コミュニティ”とは、インターネット上の仮想コミュニティのこと。自分の分身となるアバターやキャラクターを通じて、コミュニティ内の友達とチャットをしたり、ゲームをしたりといったコミュニケーションを楽しむスタイルが一般的です。直接的には自分を知らない相手とコミュニティの中で触れ合うことで、人とのつながりを感じつつも、 リアルな人間関係を離れた時間を過ごせると、今主婦たちの間で人気が集まっています。

【調査結果】

■実生活のコミュニケーションに「疲れを感じている」主婦が約7割に

はじめに、「“リアルなコミュニティ”において、コミュニケーションに疲れを感じることはありますか?」と聞いたところ、69%と約7割もの主婦が「ある」と回答しました。
また、「具体的にどのようなコミュニケーションに疲れを感じますか?」という質問をしたところ、「近所に住んでいると、苦手な人とでも関わらなければいけないので疲れる。(43歳・岐阜県)」、「学生時代からの友達と話す時、相手が独身だと、話題選びにとても気を遣う。(29歳・愛知県)」、「ママ友との会話はウワサ話に発展しやすいので、本当のことは隠して話すことが多い。(35歳・千葉県)」などの回答があがりました。主婦たちがあらゆる場面で、相手に気を遣ったり、コミュニケーションに疲れを感じたりしている様子がうかがえます。

■“ソーシャル・コミュニティ”が“リアルなコミュニティ”の気分転換・ストレス解消にも

それでは、こうした“リアルなコミュニティ”と、インターネットを介した“ソーシャル・コミュニティ”では、主婦たちはどのような違いを感じているのでしょうか。
まず、「“ソーシャル・コミュニティ”と“リアルなコミュニティ”で、コミュニケーションに違いを感じますか?」と聞いたところ、70%もの主婦が「感じる」と答えました。そこで、具体的にどのような点で“リアルなコミュニティ”との違いを感じるか聞いたところ、「コミュニケーションが気軽である」(60%)、「時間やタイミングを気にする必要がない」(52%)、「普段は知り合えない人とコミュニケーションできる」(34%)、「上下関係がなく気を遣う必要がない」(22%)などの回答があがりました。“ソーシャル・コミュニティ”では、“リアルなコミュニティ”と比べて、話題選びや接し方に気を遣うことなく、気楽にやりとりができると感じている人が多いようです。

さらに、“ソーシャル・コミュニティ”について「“リアルなコミュニティ”の気分転換に役立つと思いますか?」と聞いたところ、65%の人が「そう思う」と回答。続いて「リアルなコミュニティのストレス解消に役立つと思いますか?」との質問でも、53%と半数以上の人が「そう思う」と答えました。気楽にコミュニケーションをとれる“ソーシャル・コミュニティ”は、実生活のコミュニティで疲れた主婦たちにとって、大きな癒しになっていると言えそうです。
ちなみに、「普段利用している“ソーシャル・コミュニティ”」については、「アメーバピグ」(56%)と「LINEPLAY」(54%)の2つが特に人気を集める結果となりました。


【調査概要】
調査名:“ソーシャル・コミュニティ”の活用実態に関する調査
調査対象:20~40代 既婚女性500名 ※“ソーシャル・コミュニティ”利用者
調査期間:2014年06月27日~2014年06月30日
調査方法:インターネット調査

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[トレンド総研]
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