母と子のコミュニケーション実態調査 

2014年05月19日
フィールドマーケティング支援サービスを提供するソフトブレーン・フィールドは、30代~40代の主婦を中心とする当社サービス登録の会員を対象に「子どもとのコミュニケーション」についてのアンケートを2014年4月16日~4月22日に実施。有効回答者数は1,098名、そのうちお子さんと同居されている既婚女性798名(平均年齢43歳)を対象に、子どもとのコミュニケーションについて分析しました。

【調査結果】

(1)子どもと話す話題とシチュエーションについて

既婚女性の方にお子さんとの普段の会話の話題について聞いたところ、「保育園・幼稚園・学校の話題や勉強について」が72.6%でトップでした。ついで友人関係が67.0%、ドラマやバラエティなどのテレビ番組が47.2%、映画や本、漫画、音楽についてが36.7%、塾・習い事が35.7%で続きました。

また、コミュニケーションをとるシチュエーションについては夕食時がトップの68.3%、リビングなどでくつろいでいるときが67.9%で2位、3位が寝る前で46.1%、以下朝食時41.0%、バスタイム31.5%と続きました。

お子さんとの話題について、お子さんの属性(乳幼児、小学校低学年、小学校高学年、中学生、高校生、大学生、社会人)でわけると、乳幼児のお子さんがいる家庭では、保育園・幼稚園の話題がダントツの86.0%、2番目が友人関係で52.8%、3番目が家族・兄弟のことで33.6%でした。

小学校低学年のお子さんがいる家庭では学校の話題や勉強についてがトップで94.3%、ついで友人関係が80.2%、塾・習い事が51.9%となりました。

小学校高学年のお子さんがいる家庭と、中学生のお子さんがいる家庭では、それぞれ1位が学校の話題や勉強について(小学校高学年85.6%、中学生84.6%)、2位が友人関係(小学校高学年81.5%、中学生82.1%)、3位がテレビ(バラエティ・ドラマなど)(小学校高学年58.5%、中学生58.7%)で似た傾向となりました。

高校生のお子さんがいる家庭では、友人関係がトップになり81.4%、学校の話題や勉強については2番めとなり80.7%、テレビ(バラエティ・ドラマなど)が3番めで61.5%でした。大学生のお子さんがいる家庭でも順位は同じでしたが、友人関係が59.6%、学校の話題や勉強についてが59.6%、テレビ(バラエティ・ドラマなど)が45.2%でそれぞれ回答率が高校生のお子さんがいる家庭に比べて大きく下がりました。

社会人のお子さんがいる家庭では、1位が友人関係で56.3%、2位がテレビ(バラエティ・ドラマなど)で50.8%、3位が趣味で46.0%となりました。

(2)子どもと話す時間について

お子さんと1日に話す時間について聞いたところ、高校生以下のお子さんがいる家庭では、1時間以上3時間未満が最も多い結果となりましたが、大学生・社会人のお子さんがいる家庭では30分以上1時間未満が最も多い回答となりました。また年齢・学年が上がるにつれて30分未満の割合も高くなる傾向が見られました。

(3)子どもと話す時に気をつけていることについて

お子さんと話すときに気をつけていることを聞いたところ、1位は「話を最後まで聞く」で52.6%、2位は「出来るかぎり相槌を打って話を聞く」で47.7%、3位は「一緒に考えるようにする」が42.4%というように真摯にお子さんと向き合おうと意識している方が多いことがわかりました。

その一方で、忙しい時に話かけられた時の対応としては「作業をしながら話を聞く」が59.3%でダントツのトップなり、お子さんと向き合いたいものの、忙しい時はどうしても「ながら」コミュニケーションになってしまうお母様方の葛藤が見られる結果となりました。

近年、両親の共働きや塾や習い事により、親子で食事を取る機会が減っており、「個食」といったキーワードが注目を浴びています。しかし、今回の母と子のコミュニケーション実態調査を見るとやはり「夕食時」は子どもと会話する重要な機会の1つであり、親子で食卓を囲んでその日あったことを話すことが親子の関係を良好に保つ秘訣と言えそうです。


【調査概要】
調査対象:当社登録の会員
調査方法:当社リサーチサイト「リサれぽ!」を活用したインターネットリサーチ
調査地域:全国
調査期間:2014年4月16日~4月22日 (7日間)
有効回答者数:1,098名、(そのうちお子さんと同居されている既婚女性798名を対象に分析)
属性:女性:20代 2%、30代30%、40代49%、50代18%、60代以上1%

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ソフトブレーン・フィールド]
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