折込チラシ・WEB広告を見て店に行く人に関する調査(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の 20~69歳男女対象) 

2020年03月18日

オリコミサービスは「WEB 広告を見て店に行く人」「新聞の折込チラシを見て店に行く人」についての調査を行いましたのでその結果をリリースします。

今日、実店舗への来店促進の手段としてデジタルの活用が積極的に行われています。折込チラシも WEB 広告も、ともに来店客数を増やすことの貢献がデータで立証されているところですが、消費者がどのような情報の受け取り方をしているのかは、あまりデータがなく、参考になる指標が広告・販促に係わる方々から必要とされていました。その背景を踏まえて、今回、折込チラシ/WEB 広告がそれぞれ“来店促進”に果たす役割を知るために今回の調査を行いました。

調査結果


「折込チラシの店に行く」人は 25.2%。 「WEB 上の広告で見たお店に行く」人は 15.0%である

調査の結果、「折込チラシのお店に行く」行動喚起について、25.2%高い数字が確認できました。WEB 広告での情報接触により、同時にお店に行く人も 15.0%の方がお店にいくという数字が上がっており、WEB 広告起点の来店促進も役割を果たしていることがわかります。WEB 広告を起点に「商品やサービスについてネットなどで調べる」行動喚起については高い数字があり、折込チラシ・WEB 広告については、それぞれの影響する要素の中身に違いがあることがわかります。

その他、折込チラシのクーポンを利用する方の比率が高いこと。チラシをあとで見るために机などに置いておくような行為(保存)は折込チラシを受け取ったあとに取られる特徴的な行動と言えます。広告を受け取ったデバイスでそのまま購入までできるためか、WEB 広告の数値は高く、Online to Online での購買は WEB 広告を起点に即時的に行われていることが推測されます。

折込チラシの行動喚起、WEB 購読の行動喚起については下記のような特徴、重なり合いも見えています。

●お店に行く
 ・折込チラシを見て 16.2%
 ・両方 8.9%
 ・WEB広告を見て 6.2%

●商品・サービスについてネットなどで調べる
 ・折込チラシを見て 3.3%
 ・両方 5.0%
 ・WEB広告を見て 23.8%

検索や探索という行動(もしくは思索)は、オンライン・オフラインにかかわらず、どこで起こるかがわかりません。スマホの登場以来、調べたいときに調べ、買いたいときに買う行動が一般化しました。実店舗への来店という行動に限ってみても、情報の届け方としては、折込チラシでも、WEB 広告でも、それぞれに役割があり、行動をあと押しすることができるというのが今回の調査から得られた見解です。どちらかの手段だけでは届かない層が存在することが別の調査でも分かってきています。それぞれの特徴を踏まえて、使い分け/併用をすることでプロモーションを設計することが重要です。

続いて、新聞をとっている人のなかで折込チラシがどのように見られているかを調べてみました。調査対象のうち、45.4%が個人として、もしくは家で新聞を購読しているという結果でした。下記は新聞を購読している人の中での数値です。

直近1年間で新聞をとっている人のなかで「折込チラシの店に行く」人の割合は 57.1%

新聞をとっている中で見れば、57.1%が折込チラシの店に行くことがあったと答えています。やはり地元の情報が多く、信頼性が高いとされている新聞折込広告です。住んでいる近隣で何かしら興味をひく情報に接触すれば、「お店に行く」という行動は取られやすいことが分かります。

●直近1年間にあなたが、新聞の折込チラシをみたことがきっかけになってしたこと
 (チラシを家庭・個人で購読している人に限った場合)
・折込チラシの店に行く 57.1%
・折込チラシについているクーポンを利用する 47.0%
・キャンペーン期間に、商品・サービスを購入・利用する 26.8%
・商品・サービスについて、他の媒体(ネットなど)で調べる 18.9%
・折込チラシについているQRコードを読む 18.8%
・折込チラシをあとで見るために机などに置いておく 18.8%
・商品・サービスを購入・利用する曜日・タイミングを決める 18.4%
・祭事・イベントに行く 14.4%
・・・以下略・・・

新聞をとっている人のなかで「ほぼ毎日見る・まとめて見る」人の割合は 66.1%

チラシを見る頻度としては、ほぼ毎日見る・まとめて見る人を合わせると 66.1%でした。新聞のなかに入っている”広告”を能動的に見るという行動です。わざわざテレビ CM だけを見る行動や、WEB 上の広告を中心に見るような行動がそれほど高頻度で起こっていることは考えにくく、新聞を購読している方々の中に、習慣的に広告を見る行動として「折込チラシを見る」行動が生活の中に組み込まれていることが推測できます。

・ほぼ毎日見る 53.5%
・(何日分かを)まとめて見る 12.6%
・たまに見る程度 20.8%
・ほとんど見ない 10.5%
・チラシは入っていない 2.6%

新聞の折込チラシが見られている時間帯は平日の早朝、朝、夜。休日の朝が多い

折込チラシは平日の早朝・朝に見られることが多くなっています。宅配の新聞は大抵早朝には家に届いているものですので、その日の行動が始まる前に見ている方が多いことが分かります。(休日は少しゆっくり起きる方が多い方が影響していそうです。)また、日中活動をして、夜になってチラシを見る方も多いのは、朝、時間がないので、置いておいてあとで見るという人がこの時間帯に見ることが多いためであると考えられます。

(平日)
早朝(4~7時台):32.4%
午前中(8~11時台):28.2%
昼頃(12時台):11.6%
午後(13~15時台):6.2%
夕方(16~18時台):7.2%
夜(19~22時台):16.7%
深夜(23~3時台):3.1%

(休日)
早朝(4~7時台):8.8%
午前中(8~11時台):26.0%
昼頃(12時台):5.8%
午後(13~15時台):3.9%
夕方(16~18時台):3.3%
夜(19~22時台):3.7%
深夜(23~3時台):1.3%

調査概要


■調査方法:インターネットリサーチ
■調査対象:一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の 20~69 歳の男女 合計 1,625 サンプル
■調査期間:2020 年 2 月 28 日(金)~3 月 6 日(金)

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