2019 年度 中学受験を経験した保護者調査 

2019年04月16日

朝日学生新聞社は、2019年度の中学受験を経験した小学6年生の保護者を対象にアンケートを実施し、中学受験をすることにした理由や、志望校選びで重視したこと、中学受験を意識してから子育てで工夫したことなどを調査しました。
アンケートは2019年2月7日~2月20日に実施。朝日小学生新聞や合格発表の会場で呼びかけ、ウェブサイトやアンケート用紙への記入により、小学6年生の保護者593名から有効な回答を得ました。対象児童の性別は、男性47%、女性53%です。

調査結果


■中学受験の理由は、「子ども自身の希望」、「教育内容」、「高校受験の回避」

 中学受験をすることにした理由を、選択肢から3つ選ぶ質問では、「子ども自身が希望した」353人(59.5%)、「教育内容が地元の中学校より良い」288人(48.6%)、「高校受験をしなくてすむ」が255人(43.0%)でした。「大学進学に有利」と回答した人も、236人(39.8%)いました。

■中学受験の情報収集は、3、4年生から

 保護者が、塾や中学校などの具体的な情報を集め始めた時期は、4年生からが194人(32.7%)で最も多く、次いで3年生からが166人(28.0%)、5年生からが123人(20.7%)でした。

■志望校選びは、「子ども自身の希望」、「雰囲気」、「大学進学実績」を重視

 志望校を選ぶうえで重視したことを、選択肢から3つ選ぶ質問では、「子ども自身の希望」が326人(55.0%)、「雰囲気」237人(40.0%)、「大学進学実績」201人(33.9%)で、「通いやすい」(190人・32.0%)かどうかも重視されていました。

■中学受験を意識してからは、「新聞を読ませる」が7割、「計算など反復練習」が5割、「本を読ませる」が4割

 中学受験を意識してから、子育てで工夫したことを選ぶ質問(複数回答)では、「新聞を読ませる」が401人(67.6%)、「計算など算数の反復練習」が304人(51.3%)、「本を読ませる」が250人(42.2%)と多く、毎日コツコツ取り組ませている様子がうかがえました。また、「スケジュール管理」を工夫したと答える回答者も多く、286人(48.2%)いました。

■進学塾以外の習い事は、スポーツ、英会話・楽器教室

 受験のための進学塾以外で通っていた塾や習いごと(複数回答)では、スポーツが319人(53.8%)、英語・英会話が175人(29.5%)、楽器教室が232人(39.1%)いました。

自由回答

■中学受験をすることにした理由
選択式の回答では、「子ども自身の希望」を回答する割合が多かったが、保護者自身も地元の公立中学校に期待はしておらず、より整った環境を求めている。子どもの未来が広がるかどうかを重視している。

■志望校を選ぶうえで重視したこと
礼儀や作法などを生徒に指導しているか、子どもが自ら学ぶ姿勢を身につけられるか、社会で必要な力を養えるかどうかなど、校風や教育内容、方針を重視している。

■中学受験を意識してから、子育てで工夫したこと
保護者は、日常的にアラームを使うなど、メリハリのある生活を心がけ、睡眠時間の確保にも気を付けている。受験勉強は朝、学校に行く前に取り組む家庭が多い。リビング学習を取り入れ、必要なものはすぐに手に取れるよう整理している。テレビの音で勉強の邪魔をしないよう、家族はイヤホンを使って視聴したり、家具の配置を変えたりすることもあるようだ。また、息抜きのために、習い事を続ける家庭も多かった。

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[朝日学生新聞社]
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