ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査
2019年04月10日GMOペパボが運営するハンドメイドマーケット「minne byGMOペパボ(minne)」は、minne作家に行ったアンケートで、回答者の3分の1強を占め、最多となった専業主婦・主夫のハンドメイド作家を対象に「ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査」を実施いたしました。
調査サマリー
- 専業主婦・主夫作家の8割以上がハンドメイド活動で収入を得ていた
- 活動歴が長くなると収入もアップ - ハンドメイド作家のいいところは、自分のペースで働きやすいところ
- 作家活動の総合的な満足度は6割以上が「普通~満足」 - 「ハンドメイドを仕事にしたい」と考える人が半数以上
- 真剣に作家活動に取り組んでいるからこそ課題も生まれる
-「どうすれば売れるようになるかわからない」が最多の5割超
調査結果
■専業主婦・主夫作家の8割以上がハンドメイド活動で収入を得ていた
専業主婦・主夫のハンドメイド作家について1ヶ月あたりの収入をたずねると、8割を超える人(「なし」「わからない」を除く合算値:84.2%)がハンドメイド作家活動で収入を得ていると回答しました。1万円以上の収入を得ている人も、4割超(「1~2万円未満」以上の合算値:43.7%)に上ります。
次に、1ヵ月あたりの収入を作家活動歴別に見ると、活動歴が1年未満でも7割(「なし」「わからない」を除く合算値:70.3%)がハンドメイド作家としての収入を得ており、約2割(「1~2万円未満」以上の合算値:18.8%)の人が1万円以上の収入を得ています。
さらに活動歴が「2年~5年未満」になると、月に1万円以上を売り上げる作家は5割超え(「1万~2万未満」以上の合算値:52.7%)と、活動歴にともない収入が増えていることがわかります。
■ハンドメイド作家のいいところは、自分のペースで働きやすいところ
作家活動に対する総合的な満足度をたずねると、6割を超える専業主婦・主夫が「普通」以上の満足度を感じていることがわかりました(「満足~普通」の合算:66.7%)。
さらに「満足(6.1%)」と答えた作家に理由をたずねると、「楽しい」「趣味を生かして制作した作品が喜ばれることが嬉しい」といった趣味としての理由だけでなく、「売上が安定している」「自宅で作業ができている」「収入がパート並みにある」といった、“仕事”として活動していくことを見据えた回答もありました。
また、「時間を自由に使える」「育児の合間に作業ができる」といった、自分のペースで活動ができることも多く回答に上がっていました。
次に「作家活動にかけている時間」についてたずねると、活動時間は「週に10時間未満」が4割以上(「週に3時間未満・週に3~10時間未満」合算:45.4%)ということから、短い時間で活動ができるハンドメイド作家は、家事や育児も担っている専業主婦・主夫の働き方の選択肢になりえることがわかりました。
■「ハンドメイドを仕事にしたい」と考える人が半数以上
専業主婦・主夫作家が望む作家活動の取り組み度合いについてたずねると、「余暇の時間を楽しく過ごすために活動したい(29.0%)」という回答が3割近くになりました。一方で、ハンドメイドを“仕事”として取り組みたいと考えている人は5割以上(54.1%)(※2)いることがわかりました。
(※2)「仕事のうちの一つとして取り組んでいきたい(35.3%)」「プロとして生計を立てたい(14.8%)」「法人化して人を雇いたい(4.0%)」の合算値。
■真剣に作家活動に取り組んでいるからこそ課題も生まれる
ハンドメイド作家活動に真剣に取り組んでいる人が多いからこそ課題も生まれます。
専業主婦・主夫作家へ、作家活動の中で感じている課題をたずねたところ、「どうすれば売れるようになるかわからない(50.8%)」が5割超で最多となり、「写真のクオリティが上がらない(42.3%)」が続きました。
また、トップの「どうすれば売れるようになるかわからない」と同じく、“わからない”という点で「作品の説明をどう書いたらいいかわからない(24.4%)」「価格の付け方がわからない(18.3%)」といった課題も挙げられており、まずはどう解決していくかの糸口が求められている様子がうかがえます。
調査概要
■調査テーマ:ハンドメイド 主婦・主夫作家の意識調査
■調査対象:「minne」に登録している主婦・主夫のハンドメイド作家 1,924名
(主婦 99.0%、主夫 1.0%)
■調査期間:2019年1月31日(木)~2月14日(木)
■調査方法:インターネット調査
■調査主体:「minne byGMOペパボ」