「年収1000万円超ミドルと1000万円未満ミドルの経歴の違い」についての調査(転職コンサルタント対象) 

2018年08月23日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で、サイトを利用している転職コンサルタントを対象に「年収1000万円超ミドルと1000万円未満ミドルの経歴の違い」についてアンケートを行ない、109名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 73%の転職コンサルタントが「年収1000万円超ミドルは、平均給与額が高い業界でキャリアを積んできている」と回答。
  • 年収1000万円超が実現しやすい業界、第1位「コンサルティング」、第2位「金融」、第3位「商社」。
  • 年収1000万円超ミドルと年収1000万円未満ミドルの違い。経歴以外では「ヒューマンスキル」「コミュニケーション能力」「成果へのこだわり」「学習習慣」。

調査結果詳細


1: 73%の転職コンサルタントが「年収1000万円超ミドルは、平均給与額が高い業界でキャリアを積んできている」と回答。

転職支援のプロである転職コンサルタントに「経歴において、年収1000万円未満のミドルと比べて1000万円超のミドルがより多く該当するのはどれですか」と質問したところ、73%が「平均給与額が高い業界でキャリアを積んできている」と回答しました。次いで多かったのが「外資系企業で実績を出している」(71%)、「大手企業に長年勤めている」(56%)でした。

2:年収1000万円超が実現しやすい業界、第1位「コンサルティング」、第2位「金融」、第3位「商社」。

年収1000万円超ミドルに多い経歴として「平均給与額が高い業界でキャリアを積んできている」と回答した転職コンサルタントに「年収1000万円超が実現しやすいのは、どの業界ですか」と質問したところ、第1位「コンサルティング」(62%)、第2位「金融」(60%)、第3位「商社」(55%)という結果になりました。上位3位の業界の現状と今後の展望について、転職コンサルタントの見解もご紹介します。

<年収1000万円超が実現しやすい業界の現状と今後の展望について>
◎コンサルティング
・コンサル業界は転職先として同業界と事業会社という2つの選択が可能なので、売り手市場は継続すると予想します。
・グローバル化の拡大に伴い、社外のコンサル情報を活用する機会が拡大する。特化した領域と総合的な領域の双方を網羅した、「コンサルティング」力が求められる。
・高水準は以前と変わらず。今後も景気を揺るがす事態が起きない限り、この水準に大きな変化はないのでは、と思います。

◎金融
・業界の中でもFintechやスタートアップ企業の求人が活発で、今後も高年収帯や新規事業系の求人は伸びる見込み。ただし業界全体での転職市場は鈍化傾向。
・金融に関しては、Fintechなどの影響で業界の就業人口が減るものと予想します。業界に残ることができれば、年収水準そのものは下がらないと思います。

◎商社
・商社では、さらにグローバル化が進んでいます。実際に経理や法務などの管理部門でも語学力を求める求人が増えていますので、今後「語学力」はスキルとして求められていくだろうと考えます。
・商社でも大手5社限定です。これからはもっと厳しくなると思います。

3:年収1000万円超ミドルと年収1000万円未満ミドルの違い。経歴以外では「ヒューマンスキル」「コミュニケーション能力」「成果へのこだわり」「学習習慣」。

経歴以外で、年収1000万円超ミドルと年収1000万円未満ミドルに見られる違いの有無を質問したところ、55%の転職コンサルタントが「ある」と回答しました。

具体的な違いとして、「ヒューマンスキル(マネジメントスキル、目標設定能力、部下育成など)」や「コミュニケーション能力が高く、ロジカルな思考で意思決定が早く、数字に強い」、「眼前の課題や目標に対する成果へのこだわりの強さ」、「新しい知識や情報を得ることの習慣化」などが挙げられました。

調査概要


■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント
■有効回答数:109名
■調査期間:2018年8月1日 ~ 8月16日

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[エン・ジャパン]
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