紫外線(UV)対策に関する意識・実態調査 

2018年06月12日

マクロミルは、20歳から69歳の男女1,000名を対象に、紫外線(UV)対策に関する意識や対策グッズの利用状況などについて調査を行いました。

調査TOPICS


  • 男女で異なる“紫外線対策事情”。対策をする割合は、女性91%、男性39%。ただし、20代男性では54%と、2人に1人が対策を実施!
  • 紫外線対策の実施月は5~9月が多く、中でも7~8月の実施率が63%で年間を通して最高。男性のほとんどが、冬期に対策せず
  • 紫外線対策をする体の部位は、1位「顔」、2位「腕」、3位「首回り・胸元」。対策をする60代のうち、35%が「目」の紫外線対策を実施
  • 紫外線対策グッズ、「日焼け止めクリーム、ローション、ジェル」が圧倒的な人気。対策をする人の86%が利用
  • 紫外線対策をしない理由は?男性は「日焼けが気にならないから」50%、女性は「本当は対策したいが、面倒くさいから」48%

調査結果


■男女で異なる“紫外線対策事情”。対策をする割合は、女性91%、男性39%。ただし、20代男性では54%と、2人に1人が対策を実施!

まずは紫外線対策の実施状況を確認すべく、20歳から69歳までの男女1,000名に「1年の中で、紫外線(UV)対策をすることがありますか?」と尋ねました。その結果、紫外線対策をする人は65%、しない人は35%でした。紫外線対策をすると回答した人(653名)に対し、なぜ紫外線対策をするのか尋ねると、理由は大きく2つ挙げられ、「しみ・そばかす・くすみ・ほくろ予防のため」71%、「日焼けをしたくない、美白を保ちたいから」60%となっています。

最近では男性向けの日焼け止めなども多く登場していますが、男女の紫外線対策の実施状況に差はあるのでしょうか。男女別に紫外線対策状況をみると、女性は92%、男性は39%が紫外線対策をしており、大きな差が現れています。また性・年代別に見ると、男女共に若い年代ほど紫外線対策をする人が多いことが分かりました。女性については、年代ごとの差が小さく全年代において高い実施状況です。一方男性は、年代ごとのスコアに差が出ています。40~60代は、32~36%とあまり差はありませんが、30代では42%、20代では54%と若い世代になるに連れ、紫外線対策をする人が増加しています。20代男性においては、2人に1人以上が紫外線対策をしている、という状況です。

■紫外線対策の実施月は5~9月が多く、中でも7~8月の実施率が63%で年間を通して最高。男性のほとんどが、冬期に対策せず

紫外線対策の月ごとの実施率を確認しました。1年のうち5月から9月にかけて紫外線対策を行う人が多く、5月(46%)、6月(51%)、7月(63%)、8月(63%)、9月(51%)です。男女別にみると、半数以上の人が紫外線対策をしている月は、女性で4月から10月まで、男性の場合は年間を通して該当月はありませんでした。

また、紫外線対策をする人が全体の12%しかいなかった冬期(12月~2月)について、男女別の傾向を確認しました。女性は22~23%が対策をしているのに対し、男性はわずか1~2%。男性ではほとんど全ての人が、冬期には紫外線対策を行っていないことが分かりました。

■紫外線対策をする体の部位は、1位「顔」、2位「腕」、3位「首回り・胸元」。対策をする60代のうち、35%が「目」の紫外線対策を実施

では、紫外線対策を行う人(653名)は、体のどの部位に対して紫外線対策を行っているのでしょうか。15個の選択肢※1の中から、上位5つまで選んでもらいました。上位5位は、回答が多かった順に、「顔」95%、「腕」62%、「首回り・胸元」55%、「手の甲」34%、「目」19%でした。上半身、特に顔周りに集中していることが分かります。

年代別で特徴的だった結果をご紹介します。「目」の紫外線対策において、20代から50代までは実施率が12〜17%であるのに対し、60代だけは35%と他の年代の倍ほどのスコアとなりました。目の老化を実感するなどで目のケアを意識する人が増える世代なのかもしれません。

※1:選択肢:顔、唇、目、耳、髪の毛、頭皮、首周り・胸元、肩、腕、背中、手の甲、ひざ上、ひざ下、足の甲、その他

■紫外線対策グッズ、「日焼け止めクリーム、ローション、ジェル」が圧倒的な人気。対策をする人の86%が利用

紫外線対策グッズは、どのようなものが利用されているのでしょうか。最も利用されているものは「日焼け止めクリーム、ローション、ジェル」で86%。2位以降と大きく差をつけ圧倒的です。2位、3位、5位は、物理的に日光を遮るアイテムが選ばれており、2位「帽子、サンバイザー」46%、3位「日傘」41%、5位「手袋、アームカバー」32%でした。肌に塗るタイプでは、1位の「日焼け止めクリーム、ローション、ジェル」のほか、「日焼け止め化粧下地やファンデーション」37%が4位にきています。

なお、男性の紫外線対策グッズの利用状況に注目すると、やはり「日焼け止めクリーム、ローション、ジェル」が80%でトップですが、2位には「サングラス」37%がランクイン、3位が「帽子」で34%と続きます。また近年、メディアなどで紹介される“日傘男子”の実際を探ったところ、若者(男性20代)で紫外線対策をしている人のうち12%が、紫外線対策に「日傘」を利用していると回答。男性20代の全体ベースでは6%という結果でした。

■紫外線対策をしない理由は?男性は「日焼けが気にならないから」50%、女性は「本当は対策したいが、面倒くさいから」48%

紫外線対策をしないと回答した人(347名)に対して、対策をしない理由を尋ねました。男性は、「日焼けが気にならないから」が50%でダントツでした。続いて、「本当は対策したいが、面倒くさいから」22%、「お金をかけたくないから」「日光を浴びることが重要だと思っているから」19%と続きます。それに対し女性は、「本当は対策したいが、面倒くさいから」が48%でダントツでした。続いて、「日光を浴びることが重要だと思っているから」29%、「日焼けが気にならないから」「お金をかけたくないから」が24%と続きました。

調査概要


調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査期間:2018年5月23日(水)~2018年5月24日(木)

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