ミドルに聞く「副業(パラレルキャリア)」実態調査 

2018年06月29日

エン・ジャパンが運営するミドル世代のための転職サイト「ミドルの転職」上で、サイトを利用している35歳以上の転職経験のあるユーザーを対象に「副業(パラレルキャリア)」についてアンケートを行ない、1,144名から回答を得ました。

調査結果概要


  • 3割のミドルが「現在、副業をしている」と回答。
  • 副業をする理由、年収1000万円以上は「知見が広がる」、年収1000万円未満は「報酬」。
  • 副業の取り組み、第1位は「本業以外の単発の仕事」。年収1000万円以上は「投資や起業」、年収1000万円未満は「ボランティア」。
  • 副業をしているミドルの5割が「本業で役に立った」と回答。

調査結果詳細


1:3割のミドルが「現在、副業をしている」と回答。

「ミドルの転職」を利用する35歳以上のミドルに、副業をしているか尋ねました。30%のミドルが「はい」と回答。年収別に比較しても、いずれも3割超え(年収1000万円以上:31%、年収1000万円未満:30%)となっています。

2:副業をする理由、年収1000万円以上は「知見が広がる」、年収1000万円未満は「報酬」。

副業中の方に、副業に取り組む理由を尋ねたところ、第1位「報酬が得られる」(57%)、第2位「知見・視野が広がる」(46%)、第3位「本業の収入だけは充足していない」(40%)でした。

年収別にポイント差が目立ったのは、年収1000万円以上は「知見・視野が広がる」(67%)、「新しい人間関係を構築できる」(50%)、「やりたいことが複数ある」(41%)。年収1000万円未満は「報酬が得られる」(60%)、「本業の収入だけは充足していない」(42%)でした。年収1000万円以上は、仕事を通じた仕事を充実感や刺激、年収1000万円未満は収入アップを目的にしている傾向を見受けられます。

3:副業の取り組み、第1位は「本業以外の単発の仕事」。年収1000万円以上は「投資や起業」、年収1000万円未満は「ボランティア」。

副業中の方に、具体的な取り組みを尋ねたところ、もっとも多かった回答は「本業以外の単発の仕事」(46%)でした。年収別にポイント差が目立ったのは、年収1000万円以上は「株式投資」(22%)、「起業」(15%)、「不動産投資」(13%)、「仮想通貨への投資」(13%)。年収1000万円未満は「ボランティア活動」(16%)、「地域活動」(12%)でした。

4:副業をしているミドルの5割が「本業で役に立った」と回答。

副業中の方に、「副業が本業で役に立ったことがありますか?」と訪ねたところ、54%の方が「はい」と回答しました。具体的に、役に立ったエピソードをご紹介します。

副業が本業で役に立ったエピソード
○副業の成果が本業で認知され、実際の業務での活用や売上貢献につながった。(37歳男性)
○営業の仕事ではお客さんからの信頼獲得が大事ですが、本業以外での様々な知見や経験があると信頼獲得の為に役立つことが多いです。(37歳男性)
○本業では出会えない業種の人々と仕事をすることにより、固定概念を崩していくことができるところ。ひいては本業でも柔軟な発想に役立ち、自社が遅れている環境などが分かるところなど、メリットがたくさんあると思っています。(37歳女性)
○本業で使用率が低くかった英語ですが、副業では使用率が高いです。副業で定期的に英語を使用することによって、能力の維持に役立っています。(38歳女性)
○副業で知り合った方が本業での顧客となったり人脈となった。(39歳男性)
○本業の周辺業務なので、新規事業や水平展開を考える際のテストマーケティングに役立っている。(39歳男性)
○指導する側から指導される側になり初心を思い出すことができた。部下育成の参考になった。(46歳男性)
○様々な業界における知見を、本業での取引先との関係構築に活かすことができた。 (47歳男性)
○株式投資を行う事で、投資先企業や業界を調査するため知見が広がる。 (54歳男性)
○副業のおかげで会社が倒産した後も収入が途絶えず、また、ジョブチェンジもできた。(50歳男性)
○リーダーシップの育成と発揮。青少年教育を実践しているため、若年層対応への習得。(55歳男性)
○違う環境、違うタイプの同僚と接し経験のない業務に関わることで、自らの視野が広がった。(56歳男性)

調査概要


調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:『ミドルの転職』を利用する35歳以上のユーザー
有効回答数:1,144名
調査期間: 2018年5月7日 ~ 5月31日

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[エン・ジャパン]
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