独身男女の結婚に関する意識調査(20歳~39歳の独身男対象) 

2018年05月30日

オーネットは、20歳~39歳の独身男女439名を対象に「独身男女の結婚に関する意識調査」を実施しました。

 6月はジューンブライドという言葉を見聞きする機会も増え、「結婚」というワードに接する機会も多くなる時期だといえます。また、この季節は親兄弟や友人、職場などの周囲から「結婚はそろそろどうなの?」とか、聞かれることも多い時期なのかもしれません。今回は20歳~39歳の独身男女に対して、この「結婚」という事について、自身でどのように考えているのか、また、周囲から聞かれた場合にどのように感じているのかなどを調査し、その興味深い結果をレポートいたします。

主な調査トピックス


  • お付き合いをしている独身男女の7割は、結婚を意識したお付き合をしている!
  • 女性が「そろそろ結婚はどうなの?」と聞かれるのは、25歳過ぎると急増する?!
  • 25歳~39歳の未婚男女の約8割は、「結婚をしたい」と考えている!

調査結果


■あなたは現在、恋人がいますか?

今回の調査対象である20歳~34歳の独身男女439名に対して、「あなたは現在恋人がいますか?」と質問をしてみました。全体では約4割(40.0%)の男女が「恋人がいる」と回答し、男性が37.4%、女性が42.5%という調査結果となりました。

■付き合っているお相手との結婚について、どのようにお考えですか?

次に、「恋人がいる」と答えた4割の男女に、現在付き合っている恋人との結婚に関する意識について質問いたしました。そのうち10.0%は既に「婚約をしている」と回答があり、33.1%は「結婚を前提に付き合っている」という回答結果となりました。また、27.0%は「約束はしていないが結婚をしたいと思っている」という回答となり、これらを合わせると現在付き合っている男女の約7割の70.1%(婚約している10.0%も含む)の男女が結婚を意識したお付き合いをしていることがわかりました。

その内訳を男女別にみてみると「結婚を前提に付き合っている」「約束はしていないが結婚をしたいと思っている」と回答した合計では、男性が54.8%、女性が64.4%となり、女性の方が現在付き合っている恋人との結婚を望んでいる傾向が男性よりも高いことがわかります。
選択項目を男女年代別にみてみると、男女間の意識に大きな違いがある項目があり、その一つとして、「結婚は考えていない」という回答については、男性では25歳~29歳が18.2%と最も高い割合を示したのに対し、女性では35歳~39歳が19.2%、30歳~34歳が17.8%と女性においては30代のグループが高い傾向となりました。

平成26年の人口動態統計によると男女の初婚平均年齢は、男性が31.1歳、女性が29.4歳となっていますが、そこから想定されるとおりに、「結婚を前提にしたお付き合い」という回答ボリュームが女性20代後半、男性は20代後半と30代前半にボリュームがきていることは納得できる結果といえます。また女性では、30歳以降「結婚は考えていない」という割合が急に高くなっていることから、女性は30歳を過ぎると結婚に対する意識が低下するということが調査結果から読み取れます。別の回答項目の「約束はしていないが結婚をしたいと思う」の回答が、男性の35歳~39歳が50.0%に対して、女性の同じ年代では、11.5%という調査結果からみても、明らかに30代後半における男性と女性において、結婚に対する意識の違いがあることが分かる調査結果となりました。

■これまでに周囲の人から「そろそろ結婚はどうなの?」と聞かれましたか?

続いて今回調査を行った独身男女全員に、周囲から「そろそろ結婚はどうなの?」という質問をされたことがあるかどうかについて質問したところ、全体で約4割の39.6%が「聞かれたことはない」という回答結果となりました。男女年代別にみてみると、女性20歳~24歳では71.7%が「聞かれたことがない」という回答に対して、男性の同じ年代では53.7%が「聞かれたことがない」という回答で、逆に他の約5割近い20代前半の男性は、「そろそろ結婚はどうなの?」の聞かれたという回答で、同じ年代でも男女間で違いがみられる結果となりました。また、25歳~39歳においては、男性が「聞かれたことがない」が30%~40%という結果に対して、同じ年代の女性では18%~22%しかいない、つまり女性は8割近いひとが周囲から「そろそろ結婚はどうなの?」ということを聞かれているという事が調査結果からわかりました。特に、女性の20歳~24歳の71.7%が「聞かれたことがない」という数値が、25歳~29歳で18.9%と大きく数値が変化するということから、女性は25歳を過ぎると「そろそろ結婚はどうなの?」と周囲から社交辞令のように聞かれる場面が多くなるという事が調査結果から分かりました。
男女どの年代においても、やはり結婚について聞かれるのは「母親」が最も構成比が高く、そういう意味において結婚についての会話は男女ともに母親と交わす機会が多いということが調査からわかりました。

■「そろそろ結婚はどうなの?」と聞かれてどう思いましたか?

身の回りの友人や会社の同僚、後輩など独身の知り合いがいた場合に、「そろそろ結婚はどうなの?」とさりげなく聞いたり質問されたりはよくあることではないでしょうか?ある意味においては社交辞令の要素もあるこの質問に対して、20代、30代の男女はそう聞かれることを、どのように感じているのでしょうか。今回の調査結果では全体の22.8%が「気にしていない」と回答し、36.0%は「大きなお世話だと思った」という回答結果となりました。続いて15.8%は「心配かけて申し訳ない」という回答結果となり、やはり聞かれた人が母親や、父親という身内である場合にそのよな心境になるのかもしれません。「大きなお世話だと思った」の回答が多かったのは、女性の30代前半、後半の割合が高く、次いで男性20代後半が高い割合になっていることから、女性の30歳以降への「そろそろ結婚はどう?」という質問は、当たり前ですが社交辞令として軽々しくかける言葉ではなく、ある程度の意志の疎通ができた人にだけ質問するほうが無難だといえます。

■結婚について、あなたはどのようにお考えですか?

最後に、そもそも結婚について20代、30代の独身男女はどのように考えているのか、「恋人がいる」、「いない」をふくめ、全員に質問してみました。全体では「すぐに結婚したい」「いつかは結婚したい」「いい人がいれば結婚したい」あわせて64.3%が、「結婚をしたい」という意志のある回答結果となりました。「今のところ結婚は考えていない」という回答が16.5%あり、これを「いつかは結婚も考えている」という可能性を含んでいるとすると、じつに約8割80.8%の男女が、何かしらの条件が揃えば結婚をしたいと考えているという事がいえる調査結果とみることができます。男女別にみてみると、男性20代後半の割合が高い結果となり、その他の年代においては、男性よりも女性の方が相対的に高い割合を示す結果となりました。

今回の調査では20歳~39歳の独身男女の現在の恋愛の状況と結婚に関する意識とあわせて、日常の会話でよくある「そろそろ結婚はどうなの?」という言葉について、どのように感じているのか、また、そもそも結婚に対する意識をどのように持っているのかをアンケートを通じて探ってみました。調査結果からわかったのは、例えば20代前半女性では「そろそろ結婚はどうなの?」とあまり質問されないが、25歳を過ぎた途端に質問されるようになったり、ある年代を境に回答傾向が大きく変化する回答項目があったり、やはり未婚の男女の「結婚」を考えるときにの一つの物差しとして、年齢という事が大きく影響する調査結果から読み取ることができました。

調査概要


■調査名:楽天オーネット 独身男女の結婚に関する意識調査
■調査地域: 全国
■調査対象: 20歳~39歳の独身男女
■調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査
■調査日: 2018年5月21日(水) ~ 5月25日(金)
■調査主体: 株式会社オーネット
■サンプル数: 439人(男性:216人、女性:223人)

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[オーネット]
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