矢野経済研究所は、好調な経済環境を背景に、堅調に推移している2017年の機械系CAE世界市場を調査し、市場の将来展望を明らかにした。

〈CAEとは〉
CAE(Computer Aided Engineering)とは、コンピュータにより製品の設計や開発工程を支援するという概念であり、それを実現するためのツールとして、機械系システムの強度や流体における抵抗などの特性を解析対象とする機械系CAEや、1D CAEなどのモデルベース開発ツール、数値計算を支援する数値解析などその他のCAEがある。
本調査における機械系CAE市場とは、構造解析や熱流体解析、樹脂成形解析、鋳造解析など、前者の機械系CAEを対象とし、事業者売上高ベースで算出した。

<市場に含まれる商品・サービス>
機械系CAE(構造解析や熱流体解析、樹脂成形解析、鋳造解析など)、その他CAE(1D CAE、数値解析、バイオロジクス、計算化学)

1.市場概況

2017年の機械系CAE世界市場規模(事業者売上高ベース)は、前年比6.7%増となる3,365百万USドルとなった。好調な経済環境を背景に、全世界の製造業は強気な設備投資を継続している。その結果として、近年のCAE市場はきわめて好調に推移している。

2.注目トピック


オープンソースソフトウェアの利用がすすむ
機械系CAEにおいて、オープンソースソフトウェアの利用が進みつつある。今後、CAEメーカー、CAEベンダーにとっては、ライセンスからサービスにビジネスの主体が移行するとみられる。また、クラウドコンピューティングを基本としたプラットフォームへの移行、その結果としてSaaSへの対応など、新しいビジネスモデルへの対応が求められている。

3.将来展望

機械系CAEは中期的にも安定的な成長を続け、2020年の機械系CAE世界市場規模(事業者売上高ベース)は4,400百万USドルになると予測する。しかしながら、機械系CAEは成熟化しており、2020年以降は成長率が徐々に鈍化する見通しである。

調査概要


調査期間: 2018年1月~5月
調査対象: CAEベンダー
調査方法: 当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリングを併用

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