エコライフに関する調査(20歳以上の男女対象) 

2018年05月30日

アサヒグループホールディングスは、全国の20歳以上の男女を対象に生活の中に馴染む「エコ」をテーマに、皆さんの日ごろの暮らしや消費行動などについてアンケートを実施しました。

調査結果概要


  • エコ意識のトップは「節電」、料金値上がりで家計に占める割合が高まる
  • 「捨てればごみ、分ければ資源」、リサイクル意識が「ごみの減量化」の第一歩
  • 「節電」低下、「再利用」増加で、震災前の平常時状態まで意識が戻りつつある
  • 「消し忘れ対策」「LED交換」で電気の無駄使いを減らす、人感センサー活用の声も
  • 「まとめ洗い」「残り湯活用」で節水対策、「洗剤とすすぎを減らす」という声も
  • 買い物時のエコキーワードは「マイバック」「旬の野菜」「地産地消」
  • 「買いすぎ・作りすぎ・盛りすぎ」時代から「必要以上は欲しない」時代へ
  • 3割以上が「シェアリングエコノミーの利用経験がある」、特に若者層の利用が目立つ
  • 一番人気は「古着・フリマ」、「断捨離」と「小遣い稼ぎ」が同時にできる
  • 「レンタルバイク」「カーシェア」「駐車場シェア」など、外出・レジャーのニーズが高い

調査結果


エコ意識のトップは「節電」、料金値上がりで家計に占める割合が高まる

まず、皆さんが「ご家庭」で最も重視しているエコとは何でしょうか。最も回答が多かったのは「節電」(61.3%)でした。「水道光熱費の中で電気代の占める割合が高く、何とか低く抑えたい」(男性60代、大阪府)など、家計費負担の最も大きい「電気料金」の削減が一番の課題という声。さらに「(最近)電気代が更に値上がりしたので……」(男性70代、広島県)など、原油価格の相場に応じて電気料金にも影響が出ており、「エコ」意識よりも「家計」や「世界情勢(中東情勢の緊迫化など)」から否応無しに取り組まなければならないという人が目立ちました。

また、自由回答の中には「節電は手軽にできるし、習慣化するのが簡単」(男性60代、宮城県)、「少し気を配るだけで電気料金が下がるのが数字に表れる」(女性50代、鳥取県)など、エアコンやテレビ、照明等、私たちの暮らしの中には電化製品が溢れているため、家庭内での省エネ対策が講じやすく、結果も出やすいという声。いわば、一番簡単で効果があるエコが「節電」と言えるかもしれません。さらに「原発の現状を考えれば、少しでも無駄な電力は使いたくない」(女性50代、東京都)など、各家庭における小さな対策の積み重ねで、「原発に依存する社会を変えたい」という人もいました。ひとくちに「節電」と言っても、各家庭や個人でその目的や意味合いが大きく異なることがうかがえます。

次に回答が多かったのは「節水」(12.0%)。「上水道だけでなく、下水道代金もかなり跳ね上がっているから」(女性30代、和歌山県)など、老朽化した水道管や浄水場施設の更新、人口減少等の影響から水道料金の値上げに踏み切る自治体も多く、「節電」と共に「節水」も家計に占める割合の高い出費であるという声。また中には「沖縄は梅雨入りしたのですが、空梅雨状態が続いていて、ダムの貯水量が50%を割っているので」(女性50代、沖縄県)、「熊本地震で水が出なくてとても困ったので」(女性40代、熊本県)など、過去の断水経験から、より一層「節水」意識が高まったという人もいました。

「捨てればごみ、分ければ資源」、リサイクル意識が「ごみの減量化」の第一歩

「節電」「節水」に続き、3位には「再利用(リサイクル)」(11.5%)がランクイン。「缶、ペットボトル、新聞、雑誌、段ボール、乾電池などを分別している」(女性50代、茨城県)など、資源の再利用に積極的に取り組んでいるという声。中には「アルミホイルは数回使った後、魚を焼く時にグリルに敷いて魚を乗せて焼く。グリルの掃除が不要。サランラップも数回洗って再利用」(女性50代、大阪府)など、家庭内でも2次、3次利用してから捨てるという人もいました。そもそも日本人が美徳とする「もったいない」精神が、リサイクルにも生かされていることがうかがえます。

同じく「再利用(リサイクル)」と相互関係を持つのが、4位の「家庭ごみの処分」(10.8%)です。「油断していると、ものすごいゴミの量になる。なるべく簡易包装のものを買い求める」(女性70代、愛知県)、「普段のごみを減らし、1週間で小さなゴミ袋1つで済ませる」(女性50代、三重県))など、家庭ごみの量を極力減らす努力をしているという声が目立ちました。昨今では最終処分場の枯渇問題や処理費用の増大など、ごみは社会問題の一つになっていますが、循環型の社会を目指すべく「ごみの減量化」が課題となっています。「捨てればごみ、分ければ資源」という標語をよく耳にしますが、「簡易包装」「リサイクル」との上手な組み合わせが「ごみ減量」への第一歩を言えそうです。以下、「節ガス」(2.5%)、「家庭排水」(0.5%)は数値が低く、家庭内での意識はそう高くないことがうかがえます。

「節電」低下、「再利用」増加で、震災前の平常時状態まで意識が戻りつつある
ちなみに過去に実施した同調査を振り返ってみると、2010年ごろまでは「節電」に対する意識は4、5割程度でしたが、3・11の原発事故が発生した2011年に69.5%まで一気に急増。さらに翌年2012年にはピークの73.8%まで達し、原発停止に伴う電力不足が私たち暮らしにも大きな影響を与えたことがよく分かります。その後、「節電」意識は2015年ごろから徐々に減少し、昨年、今年は60%前半を推移しています。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と「節電」意識の低下を危惧する声も目立ちますが、見方を変えれば、異常事態から震災以前の平常時の状態までようやく意識が戻りつつある、と捉えることも出来るかもしれません。

「節電」意識が軽減されると同時に、「再利用(リサイクル)」(2010年=13.1%、2011年=5.2%、2012年=7.6%、2015年=13.2%、2017年=12.1%、2018年=11.5%)、「家庭ごみの処分」(2010年=13.0%、2011年=12.5%、2012年=5.5%、2015年=8.6%、2017年=9.3%、2018年=10.8%)という声も震災以前の数値まで回復し、今まで「節電」を第一優先にしてきた意識に変化が見られます。中でも「再利用(リサイクル)」「家庭ごみの処分」「節水」対策に力を入れる声が増え、家庭内のエコ比率の中で大きなシェアを占めつつあることがうかがえます。
「消し忘れ対策」「LED交換」で電気の無駄使いを減らす、人感センサー活用の声も

次に皆さんのご家庭で実践している「節電・省エネ対策」を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「しばらく部屋から離れるときは部屋の照明やテレビをこまめに消す」(74.5%)でした。「エアコンやテレビなど、つい付けっぱなしにしてしまうため、こまめに消すように気をつけている」(女性50代、広島県)、「PCは20秒程度でモニターが落ちるように設定し、節電の為に解像度も落としている」(女性20代、新潟県)など、誰もいない部屋でのテレビやエアコン、照明、パソコン等の付けっぱなしをなくし、無駄な電力使用を減らすという声。さらに「家の照明はLED電球やLED蛍光灯に全部交換した」(女性30代、宮城県)など、2位にも「照明は白熱電球から省エネ型の電球形蛍光ランプやLED電球に交換している」(56.8%)が挙げられ、地道な対策ながら、家庭内での節電をコツコツ進めている人が目立ちました。自由回答の中には「トイレ・廊下・階段・脱衣所などの照明は、人感センサー付きのLED電球へ交換した」(男性50代、茨城県)など、消し忘れの心配のない「人感センサー付き」の照明を、上手に活用しているという声も寄せられました。

ご家庭で実践している「節電・省エネ」対策は?
1 しばらく部屋から離れる時は部屋の照明やテレビをこまめに消す 74.5%
2 照明は白熱電球から省エネ型の電球形蛍光ランプやLED電球に交換している 56.8%
3 季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは使用しない 56.7%
4 暖房便座の設定温度は季節で調整している(使わないときはふたをしている) 56.3%
5 歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている 51.7%
6 エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている 44.8%
7 洗濯物のまとめ洗いをしている 40.4%
8 風呂の残り湯を洗濯などに再利用する 37.2%
9 待機電力を抑えるため使用時以外、なるべく主電源を切る(プラグを抜く) 33.7%
10 冷蔵庫の温度調整をしたり、モノを詰め込みすぎないようにしている 33.6%
MA(複数回答)/n=2661人

また家電製品の中でも、特に夏場、冬場の消費電力で高いのが「エアコン」ですが、各ご家庭でのエアコン活用の方法はいかがでしょうか。「(冬場は)ひざ掛けなどを使用したり、厚着して暖房はほとんど使用しない。冷房も設定温度を高めにしている」(女性50代、東京都)など、3位に「季節に合った服装に気を遣い、なるべくエアコンは使用しない」(56.7%)、6位にも「エアコンの設定温度を季節によって上手にコントロールしている」(44.8%)が続き、季節に合わせた部屋着や、室温のコントロールで電気の使いすぎを減らすという声が目立ちました。さらに自由回答の中には「エアコンの掃除をマメにしている」(女性40代、東京都)など、フィルター等のまめな掃除で、節電効果を高める努力を惜しまない人もいました。

「まとめ洗い」「残り湯活用」で節水対策、「洗剤とすすぎを減らす」という声も

「節電」以外で多かったのは、5位「歯磨き時、シャワー時に水道をこまめに止めている」(51.7%)。「水道料金が高い地域なので、お風呂のシャワーや食器洗い時の水の出しっぱなしをしないように心掛けている」(男性40代、埼玉県)など、電気のつけっぱなしと同じく、水の出しっぱなしに注意を払う声。さらに「洗濯は2、3日にまとめて、ふろ水を使って行う」(男性60代、島根県)など、7位に「洗濯物のまとめ洗いをしている」(40.4%)、8位にも「風呂の残り湯を洗濯などに再利用する」(37.2%)が続き、洗濯や風呂は水を大量に使うため、「まとめ洗い」「残り湯の2次利用」が当然という声。さらに自由回答の中には「すすぎを一回にして、洗剤使用を控えて節水に励んでいる」(女性40代、愛媛県)、「すすぎの時は必要以上の水を使わないために、バケツに水を溜めて行う」(女性30代、東京都)など、「すすぎ」時の水に無駄を感じるという声が多く、洗剤量を減らし、すすぎ回数や時間を短縮して節水を心掛けるという人もいました。

そのほか、圏外ながら見逃せないのが「毎月の電気・ガス・水道の使用量の推移をチェックし、省エネに徹する」(33.1%)という声です。「電気・ガスの使用量と料金は毎月必ず目を通し、先月との比較をし、増減の原因が何か探っている。これが良かったとか悪かったとか答えを出し、翌月に備える」(女性50代、沖縄県)、「電気、ガス、水道の使用量と料金はエクセルに入力し、前年対比とトレンドを確認している」(男性50代、東京都)など、先月および、昨年同時期との使用量を比較分析して、日々改善案を練っているという「データ重視派」もいました。

買い物時のエコキーワードは「マイバック」「旬の野菜」「地産地消」

次に買い物や調理、食べ方など「食生活に関わるエコ対策」を具体的に見ていきましょう。最も回答が多かったのは「スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている」(76.7%)でした。「買い物はリュックサックを使って、レジ袋はもらわない」(男性70代、東京都)、「エコバッグは車やカバンの中に入れ常備している」(女性30代、沖縄県)など、買い物時のマイバッグの持参は当然という声。2007年ごろから一部のスーパーでレジ袋有料化が始まったのをきっかけに、大手スーパー各社でも徐々に導入。と同時に「マイバッグ運動」が盛んとなり、今日では男女問わず、外出時にバッグの中にマイバッグを携帯するのがごく当たり前となっています。この10年余りのエコに対する意識の変化を、マイバックからうかがい知ることが出来ます。

食生活に関わる「エコ対策」は?
1 スーパー、コンビニのレジ袋は断り、マイバッグを持参するようにしている 76.7%
2 旬の食材を買うようにしている 43.0%
3 皿にのせた食事は残さず、すべて食べるように心掛けている 40.9%
4 冷蔵庫の残り物チェックをまめに行っている 37.7%
5 ガスコンロの火を鍋からはみ出さないように調節している 35.9%
6 値段が安くても大量購入せず、食べ切れる量のみ買うようにしている 32.9%
7 食の恵に感謝して「いただきます」「ごちそうさま」を忘れない 32.2%
8 外出時は水筒を持ち歩くようにしている 32.0%
9 「地産地消」の食材をなるべく購入する 29.8%
10 油を使った鍋や皿などは紙で拭き取ったのち、水洗いしている 29.4%
MA(複数回答)/n=2624人

2位は「 旬の食材を買うようにしている」(43.0%)。「旬のものをなるべく食べるようにしている。輸入物は極力買わないようにしている」(女性40代、愛媛県)など、季節外れの野菜はビニールハウス栽培や輸入野菜であるケースも多いため、生産コストや輸送時の二酸化炭素排出量を考慮して、「旬の野菜」を選ぶという声。さらに「旬の食材を買ったほうがおいしくて安い」(男性20代、神奈川県)など、味や栄養価も旬野菜の方が高く、エコと健康の両面を意識する人もいました。「地元の生産者を、地産地消で買って支えることにもなる」(男性50代、北海道)など、同じく9位にも「『地産地消』の食材をなるべく購入している」(29.8%)が挙げられ、地元経済の応援と共に輸送距離が短い分、エコにもつながり、スーパーや八百屋さんでの購買時に「旬」「地産地消」を重視する人も少なくありませんでした。

「買いすぎ・作りすぎ・盛りすぎ」時代から「必要以上は欲しない」時代へ

続いて、3位は「 皿にのせた食事は残さず、すべて食べるように心掛けている」(40.9%)。「食事は残さずに食べ、不要な分を作らないようにしている」(男性50代、神奈川県)など、食べ残しを減らすため、「食べ切れる量を作る」「食べ切れる量を皿に盛る」という声。さらに外食時にも「バイキングに行っても取り過ぎない様にしている」(男性60代、千葉県)など、「バイキング」「食べ放題」でも、盛りすぎず、欲張らず、食べられる分だけという声も寄せられました。現在、「食品ロス」が社会問題化されていますが、「パフォーマンス(量)」「グルメ志向」の時代から、最近では「安全」「健康」「エコ」を重視する傾向が高まっており、成熟期に入った日本において、食に対する価値観が大きく変わりつつあることがうかがえます。

また「食品ロス対策」という点においては、「あまり買いすぎず、賞味期限、購入日を紙に書いて冷蔵庫に貼ってムダを減らす」(男性60代、神奈川県)など、4位に「冷蔵庫の残り物チェックをまめに行っている」(37.7%)。自由回答の中には「あまり買い貯めはしないで、冷蔵庫の中の収納スペースに余裕のある状態を保つ」(女性40代、福岡県)など、かつて冷蔵庫が普及する以前のように、なるべく食材のまとめ買いを控えて、日々必要な分のみ買い足していくスタイルこそが無駄がないという声。確かにいくら安いとはいえ、使い切れずに腐らせてしまっては元も子もありません。冷蔵庫は貯蔵庫ではなく、あくまでも調理までの一時置きの場所として捉えることが大事なのでしょう。同じく6位に「野菜などの値段が安くても大量購入せず、食べ切れる量のみ買うようにしている」(32.9%)、7位にも「食の恵に感謝して『いただきます』『ごちそうさま』を忘れない」(32.2%)が続きました。命を育む自然、野菜や家畜を育てる農家、台所で料理する母親等々、自分の目の前に並ぶ食事がどう出来ているのか、その背景を想像することも忘れてはいけません。食への感謝は「無駄」や「食品ロス」を減らす第一歩と言えるかもしれません。

そのほか、「ガスの火は一番効率の良い強さに調節している」(男性50代、東京都)など、5位「ガスコンロの火を鍋からはみ出さないように調節している」(35.9%)、10位「油を使った鍋や皿などは紙で拭き取ったのち、水洗いしている」(29.4%)が続き、ちょっとした知恵や工夫を駆使しながら「エコ家事」を実践している人もいました。

3割以上が「シェアリングエコノミーの利用経験がある」、特に若者層の利用が目立つ

最後に、新しいエコキーワードとして注目される「シェアリングエコノミー」について見ていきましょう。「シェアリングエコノミー」とは、モノ・サービス・場所などを多くの人びとと共有・交換し、無駄な消費や過剰な生産を避けるためのサービスや活動のこと。特にインターネットとの相性がよく、ここ数年で数多くの新しいビジネスが生まれていますが、「利用経験がある」という人は一体どの位いるのでしょうか。「ジモティーを使って不用品を処分しましたが、私が不要でも世間には必要な人がいるのだと実感した」(男性60代、静岡県)など、「利用経験がある」と回答した人は30.5%。自由回答の中には「車はあまり乗ることがないため手放し、カーシェアリングすることにしました。便利だし安いので助かっている」(女性40代、東京都)など、シェアリングエコノミーで生活が変わったという人もいました。

性別で「利用経験がある」という声は、男性回答は26.7%。その一方で女性回答は男性よりも7.8%も高い34.5%を示しました。自由回答の中には「古着のネットオークションを利用することがある。安く購入出来るのでメリットがある」(女性20代、新潟県)など、経済性の高いシェアサービスに敏感な女性層がとても多いことがうかがえます。年代別ではいかがでしょうか。「利用経験がある」という声は20代で最も高い50.4%。次に30代で43.0%、50代で25.0%と徐々に減少。さらに70代以上では最も低い21.8%まで落ち込み、年代と共に利用度が下がる傾向にありました。シェアリングエコノミーは、スマホやネットを活用するサービスが多いため、どうしても20、30代の若い層を中心に利用が広がっていることがうかがえます。

その一方で「利用経験がない」(69.5%)と回答した人は、どんな理由で敬遠しているのでしょうか。主な理由は「衛生面から気が進まない」(男性80代、広島県)、「全くの見ず知らずの他人との分かち合いには抵抗がある」(男性50代、福島県)など、見知らぬ他人とのシェアは衛生面を含めて受け入れにくいという声。「しっかりしたシステムがないと、個人間でトラブルになりそうで不安」(女性40代、広島県)など、フリマや民泊等は「C to C(個人間取引)」のため、万が一トラブルが生じた場合の対処法を心配する声。さらに「シェアする場合、個人を意識しない程度に(利用人口が)たくさんいないと不満が溜まりやすいんじゃないかと思う。田舎は利用者同士の顔がすごく見えるので大変そう」(女性30代、熊本県)など、利用人口の少ない田舎では成り立たないだろう、という意見も寄せられました。

一番人気は「古着・フリマ」、「断捨離」と「小遣い稼ぎ」が同時にできる

次に「利用経験がある」と回答した人が、具体的にどんなシェアリングエコノミーのサービスを利用しているのかを見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「古着・フリーマーケット(リアル店舗、メルカリ、ヤフオク、ラクマ、ジモティーなど)」(72.2%)でした。「メルカリで使わないものを、他の人に使ってもらえるのはありがたい」(女性50代、大阪府)、「古着購入は思わぬ掘り出し物があり、レトロ感を楽しめて良かった」(男性40代、東京都)など、「断捨離」と「小遣い稼ぎ」が一緒にできて重宝しているという声。中でも「子ども服はすぐに着られなくなってしまうので、フリマをよく使っている」(女性30代、東京都)など、体の成長の早い子どもの衣類は、フリマを活用しているという声が目立ちました。

利用したことがある「シェアリングエコノミー」は?
1 古着・フリーマーケット(リアルショップ、メルカリ、ヤフオク、ジモティーなど) 72.2%
2 レンタルバイク(自転車シェア) 17.2%
3 カーシェアリング、ライドシェア(車の共有) 12.9%
4 個人駐車場の時間貸し(akippaなど) 5.0%
5 カーシェアを利用したタクシー配車サービス(Uberなど) 4.2%
6 民泊・空きスペースのシェア(Airbnb、スペースマーケットなど) 4.0%
7 カーシェアを利用したフードデリバリーサービス(UberEATSなど) 2.5%
8 子育てスキルをシェアするサービス(AsMamaなど) 2.1%
9 資金調達できるクラウドファンディング(キャンプファイヤー、MAKUAKE、READYFORなど) 1.9%
9 洋服を毎月レンタルできる(airClosetなど) 1.9%
MA(複数回答)/n=853人(利用経験ない人を除く)

好意的な声が目立った一方で、利用者の中には「古着を購入したが、状態が悪くがっかりした」(女性40代、北海道)など、届いた商品が粗悪で失望したという声。さらに販売側においても「相手が見えないので、文句を言われたら怖いなと毎回思う(汚れなど丁寧に説明)。手間がかかる」(女性30代、埼玉県)など、クレームが怖いのでかなり気を遣うという人もいました。

「レンタルバイク」「カーシェア」「駐車場シェア」など、外出・レジャーのニーズが高い

次に2位は「レンタルバイク(自転車シェア)」(17.2%)。「旅行先での移動でレンタル自転車を利用したが、行動の自由度が広がった」(男性60代、大阪府)など、外出や旅行先でのレンタルバイクのちょい乗りがとても便利という声。さらに「タイムズの会員になっており、カーシェアと公共交通機関を上手に組み合わせるようになったので、効率の良い外出ができるようになった」(男性50代、大阪府)など、3位に「カーシェアリング、ライドシェア(車の共有)」(12.9%)、5位にも「カーシェアを利用したタクシー配車サービス(Uberなど)」(4.2%)が挙げられ、「レンタル自転車」「カーシェア」「タクシー配車サービス」など移動系シェアサービスに対するニーズの高さがうかがえます。

またカーシェアやマイカーに関連したシェアサービスとして、最近人気を博しているのが4位の「個人駐車場の時間貸し(akippaなど)」(5.0%)です。「駐車場が少ない場所では、なかなか見つからず、個人駐車場の時間貸しはとても助かりました」(女性50代、愛媛県)など、スマホから事前予約が出来るため、混み合う観光地に出かける前に駐車場を確保できるのは安心という声。さらに「知り合いが民泊を運営しているので、一度だけ泊まった。まだ安全面などに不安はありますが、(今後)空き家が増えると思うので面白い取り組みだと思う」(女性40代、三重県)など、6位にも「民泊・空きスペースのシェア(Airbnb、スペースマーケットなど)」(4.0%)が挙げられました。個人所有の空いた「駐車場」や「住宅」など、遊休スペースの活用は、所有者と利用者がうまくマッチングできれば、互いにメリットを享受し合える良いサービスと言えそうです。特に2020年の東京五輪開催時には、既存の宿泊施設のみでは供給が間に合わないとも言われており、今後は個人宅のみならず、大手企業の参入も見込まれるなど、民泊需用が一気に拡大するのではないかと期待されています。

以下、7位に「カーシェアを利用したフードデリバリーサービス(UberEATSなど)」(2.5%)、8位に「子育てスキルをシェアするサービス(AsMamaなど)」(2.1%)、9位に「資金調達できるクラウドファンディング(キャンプファイヤー、MAKUAKE、READYFORなど)」(1.9%)、「洋服を毎月レンタルできる(airClosetなど)」(1.9%)が続きました。

調査概要


調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:2,796人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年5月23日~5月29日

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