高アルコールビール類に関する消費者飲用実態・意識調査(高アルコールビール類を自宅で月1回以上飲用する20~69歳の男女対象) 

2018年05月29日

サントリーは、高アルコールビール類に関する消費者飲用実態・意識調査を実施。

調査概要


調査対象
 II.1~3 全国の20~69歳の男女25,000人
 II.4~10 上記のうち、高アルコールビール類を自宅で月1回以上飲用する1,000人
調査方法  インターネット調査
調査期間  2018年4月19日(木)~4月21日(土)
注)
・本調査では、高アルコールビール類とは「アルコール度数6%以上のビール類」を指します。
・本調査でのビール類ユーザーとは、全国の20~69歳男女25,000人のうち、ビール類を自宅で月1回以上飲用する男女11,817人のことを示します。

調査結果サマリー


I.高アルコールビール類市場について

年々伸長する高アルコールビール類市場
2018年は対前年約3割増、3年前と比較すると対前年約5割増見込

II.消費者飲用実態・意識調査

1.高アルコールビール類との接触機会
 ビール類ユーザーの5割以上が「目にすることが増えた」と回答
 高アルコールビール類への注目集まる
2.高アルコールビール類の飲用経験と飲用意向
 ビール類ユーザーの飲用経験は4割弱だが、飲用意向は約6割
 高アルコールビール類の飲用は、今後さらに拡大が見込まれる
3.今後の高アルコールビール類への期待
 「プリン体」「糖質」を抑えた機能が求められている
4.高アルコールビール類を飲み始めたきっかけ
 テレビCM、新商品、店頭など接点が高まっていることがきっかけ
5.高アルコールビール類を飲むシーン
 7割以上が食事と一緒に飲んでいる
6.高アルコールビール類ユーザーの特徴
 お酒好きの方が多く、さまざまなお酒を幅広く飲用している
7.高アルコールビール類を飲む理由・求めるもの
 飲む理由、求めるものともに「飲みごたえ」と「満足感」
8.魅力を感じる高アルコールビール類のアルコール度数
 魅力を感じるアルコール度数は8%がトップ
 8%と7%で過半数
9.高アルコールビール類の登場効果
 高アルコールビール類の登場によってビール類飲用機会が拡大
10.高アルコールビール類の今後の飲用
 7割以上が今後の飲用頻度は増えると回答
 9割以上が夏の暑い日に飲みたいと回答

調査結果


I.高アルコールビール類市場について

 2018年の高アルコールビール類市場は、対前年約3割増となる3,230万ケース(大瓶換算 1ケース=633ml×20本)と伸長するものと推定しています。3年前の2015年と比較すると、その規模は約5割増になるものと推定しています(図1)。

II.消費者飲用実態・意識調査

1.高アルコールビール類との接触機会

ビール類ユーザーの5割以上が「目にすることが増えた」と回答
高アルコールビール類への注目集まる


 全国の20歳~69歳男女25,000人(以下、全体)に、高アルコールビール類との接触機会について質問したところ、3割以上が「高アルコールビール類を目にすることが増えた」(32.6%)、「高アルコールビール類に関するニュースや話題を見たり聞いたりする」(30.1%)と回答しました(図2)。
 特に、ビール類を自宅で月1回以上飲用する方11,817人(以下、ビール類ユーザー)では、5割以上(51.4%)が「高アルコールビール類を目にすることが増えた」と回答しました。さまざまな高アルコールビール類の登場により、そのカテゴリーへの注目が高まっていることがうかがえます。

2.高アルコールビール類の飲用経験と飲用意向

ビール類ユーザーの飲用経験は4割弱だが、飲用意向は約6割
高アルコールビール類の飲用は、今後さらに拡大が見込まれる


 高アルコールビール類の飲用経験について質問したところ、全体では約2割(18.6%)、ビール類ユーザーでは4割弱(35.6%)が「飲んだことがある」と回答しました(図3-1)。
 また、今後の飲用意向について質問したところ、全体では3人に1人以上(34.1%)が、ビール類ユーザーでは約6割(59.2%)が「飲みたい」と回答しました(図3-2)。
 飲用意向が飲用経験を上回っており、今後、高アルコールビール類の飲用者はさらに増えそうです。

3.今後の高アルコールビール類への期待

「プリン体」「糖質」を抑えた機能が求められている

 高アルコールビール類に望む機能について質問したところ、全体では「プリン体オフ・ゼロ」(30.0%)、「糖質オフ・ゼロ」(28.3%)、「フレーバー付き」(21.6%)の順となりました(表1)。ビール類ユーザーでは全体に比べ、いずれもスコアが高くなりました。プリン体や糖質を抑えた機能を持った商品が求められているようです。

 これ以降は、高アルコールビール類を自宅で月1回以上飲用する男女1,000人に、高アルコールビール類に対する意識や行動について詳しく聞きました。

4.高アルコールビール類を飲み始めたきっかけ

テレビCM、新商品、店頭など接点が高まっていることがきっかけ

 高アルコールビール類を飲み始めたきっかけについて質問したところ、「テレビCMをみて」(56.0%)が最も多く、続いて「新商品が出ていたから」(46.8%)、「お店で見かけたから」(41.9%)となりました(図4)。高アルコールビール類の接点が高まっていることが飲用のきっかけとなっているようです。

5.高アルコールビール類を飲むシーン

7割以上が食事と一緒に飲んでいる

 自宅で高アルコールビール類を飲むシーンについて質問したところ、7割以上(71.2%)が「食事と一緒に」飲んでいると回答しました(図5)。そのほかにも、「ゆっくりしているときに」(23.4%)、「くつろいでいる時」(22.1%)、「風呂上がりに」(21.3%)、「食事の後に」(20.2%)が上位回答となりました。高アルコールビール類は、食事やリラックスシーンで飲用されることが多いようです。

6.高アルコールビール類ユーザーの特徴

お酒好きの方が多く、さまざまなお酒を幅広く飲用している

 高アルコールビール類ユーザーにどのようなお酒を飲用しているか質問したところ、ビール類ユーザーと比較して、さまざまなお酒をより幅広く飲用していることがわかりました(図6)。高アルコールビール類ユーザーはお酒好きの方が多いようです。

7.高アルコールビール類を飲む理由・求めるもの

飲む理由、求めるものともに「飲みごたえ」と「満足感」

 高アルコールビール類を飲む理由について質問したところ、「飲みごたえがある」が最も高く(46.5%)、次いで「飲んだときの満足度が高い」(33.5%)となりました(図7-1)。
 また、高アルコールビール類に求めるものについて質問したところ、飲む理由と同様「飲みごたえ」が最も高く(43.6%)、次いで「飲んだ時の満足感」(40.7%)となりました(図7-2)。注目を集める高アルコールビール類ですが、飲む理由・求めるものともに、中味が重視されているようです。

8.魅力を感じる高アルコールビール類のアルコール度数

魅力を感じるアルコール度数は8%がトップ
8%と7%で過半数


 魅力的に感じる高アルコールビール類のアルコール度数について質問したところ、「8%」が最も魅力を感じる(26.5%)と回答しました(図8)。「8%」と「7%」で過半数(52.7%)を占めており、アルコール度数6%以上の高アルコールビール類のなかで、8%・7%といったやや高めのアルコール度数が魅力的なようです。

9.高アルコールビール類の登場効果

高アルコールビール類の登場によってビール類飲用機会が拡大

 高アルコールビール類の登場によって、ビール類の飲用機会が増えたかどうか質問したところ、4割以上(45.1%)が「増えた」と回答しました(図9)。高アルコールビール類の登場は、ビール類全体の飲用機会増に寄与しているようです。

10.高アルコールビール類の今後の飲用

7割以上が今後の飲用頻度は増えると回答
9割以上が夏の暑い日に飲みたいと回答


 今後の高アルコールビール類の飲用頻度について質問したところ、7割以上(71.1%)が「増える」と回答しました(図10-1)。
 また、夏の暑い日の高アルコールビール類の飲用意向について質問したところ、9割以上(92.2%)が「飲みたい」と回答しました(図10-2)。今後はもちろんのこと、間近に迫った夏に向けて、高アルコールビール類の飲用はますます増えそうです。

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