ジビエの消費動向調査(20歳代~70歳代の男女対象) 

2018年03月22日

日本政策金融公庫(日本公庫)農林水産事業が平成 30 年1月に実施した「平成 29年度下半期消費者動向調査」において、ジビエ※の消費動向について調査しました。
その結果、ジビエを食べたことのある方のうち、「再度食べてみたい」と考えている方が
7割以上であることがわかりました。その理由は「おいしかった」が最多回答でした。また、ジビエを食べた経験のない方でも、4割の方が「食べてみたい」と回答しています。

※ 狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉。農村地域に深刻な農業被害をもたらす野生鳥獣を地域資源と捉え、「ジビエ」として有効に活用する前向きな取り組みが広がっています。かかる中、政府が一体となってジビエの消費拡大に取り組んでいます。

調査結果のポイント


○ 「ジビエ」の認知度は6割強

ジビエという言葉を知っていたかを聞いたところ、6割強の方が「知っていた」との回答
でした。年代別に見ると、50 代で「知っていた」が最多となり、50 代から離れるにつれて
ジビエの認知度は低くなる結果となりました。

○ 50代以上の約4割がジビエを食べた経験あり

ジビエを食べたことがあるかを聞いたところ、3割強の方が「食べたことがある」との回答でした。また、年代別に見ると、年代が上がるほど食べた経験がある方が多くなる傾向があり、50 代以上では約4割の方が「食べたことがある」という結果になりました。
また、ジビエを「食べたことがある」と回答した方に、食べる頻度を聞いたところ、「年に数回未満(74.6%)」が最多となりました。一方で、月に数回以上ジビエを食べる方の割合は 5.0%であり、少数ながらも日常的にジビエを食べている方がいることが伺えます。
食べたことのあるジビエの種類を聞いたところ、「イノシシ(75.9%)」、「シカ(64.8%)」、「鴨(53.1%)」、「キジ(21.6%)」、「クマ(19.9%)」の順となりました。月に数回以上ジビエを食べている方に限ると、ジビエを食べたことのある方全体の回答と比べ、「クマ(46.9%)」「野ウサギ(28.1%)」「山鳩(18.8%)」の回答率が大幅に高いという結果となりました。

○ レストランなどで調理されたものを消費する傾向

ジビエを食べた経緯は、「自ら狩ったまたは知人が狩ったジビエを購入もしくは譲り受けた(36.9%)」との回答が最多となり、次いで、「地元のレストラン等で注文した(35.4%)」、「ホテル・民宿等で提供された(31.8%)」の順となりました。一方で、「地元のスーパー等で購入した(10.2%)」、「旅行先のスーパー等で購入した(5.5%)」の回答率は低く、スーパー等の小売店で購入するよりも、レストラン等で調理されたジビエを食べる機会が多いことが伺えます。
月に数回以上ジビエを食べている方に限ると、「地元のレストラン等で注文した(56.3%)」、「地元のスーパー等で購入した(28.1%)」などの回答が上位にあがり、身近にジビエ料理を提供する飲食店やジビエを購入できる店舗があることが、日常的な消費に繋がっていることが伺えます。

○ ジビエを「再度食べてみたい」が7割超、理由は「おいしい」が最多

ジビエを食べたことがあると回答した方に、再度食べてみたいかを聞いたところ、7割を超える方が「再度食べてみたい」と回答しました。その理由は、「おいしかった(72.4%)」が最多となりました。
「再度食べてみたくない」と回答した方に、その理由を聞いたところ、「おいしくなかった(41.6%)」が最多で、「肉に臭みがあった(40.9%)」、「衛生面に不安がある(23.4%)」、「野生鳥獣を食べることに抵抗がある(20.1%)」の順となりました。
また、ジビエを「食べたことがない」と回答した方のうち、4割の方が「食べてみたい」と回答しています。年代別では若年層ほど「食べてみたい」との回答が多く、20 代では約5割が「食べてみたい」と回答しています。「食べてみたい」理由は「珍しい(63.1%)」が最多で、次いで「おいしそう(45.3%)」の順となりました。
ジビエの消費拡大のためには、衛生面への不安や肉の臭みといった課題への取り組み、さらに、ジビエを食べてみたいという若年層を消費の入口へ向かわせるためのPRと提供の機会をどう作るかがカギになると言えそうです。

調査概要


調査時期:平成 30 年 1 月
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:全国の 20 歳代~70 歳代の男女 2,000 人(男女各 1,000 人)

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