お花見調査 

2018年03月22日

ウェザーニューズは、日本の春の風物詩であるお花見の実態を調査するため、2月27日~3月10日にスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して「お花見調査」を実施し、その結果を発表しました。

全国51,295人の回答をまとめた結果、女性の5人に1人が“ひとり花見”を好み、男性よりも女性の方が“花見酒”をしている方が多いことがわかりました。また、主に会社関係のお付き合いで、気乗りしない“義理お花見”をしたことのある方は約半数にのぼり、実際に参加して一番楽しかったと感じた方はわずか6%に留まりました。

調査結果のポイント


  • (1) 女性の5人に1人が“ひとり花見”好き!全国トップは青森県で18%が“ひとり花見”派
  • (2) 義理チョコならぬ“義理お花見”、約半数が経験するも実際楽しかったのは6%のみ
  • (3) お花見で何飲む?男性より女性の方が“花見酒”をしている傾向に

調査結果


◆意外と人気!?女性の5人に1人が“ひとり花見”好き

 「誰とするお花見が一番楽しかった?」と質問し、“恋人・家族と”“友人たちと”“会社の人と”“1人で”から回答いただきました。全国6,547人から寄せられた回答を集計した結果、最も多かったのは“恋人・家族と”で53%、次いで“友人たちと”が30%でした。このことから、経験上、約8割の方が親しい人とのお花見が楽しかったと感じていることが分かりました。
 一方、男女別にみていくと、“1人で”の回答は男性が7%なのに対し、女性は19%と、5人に1人が“ひとり花見”を好む結果となりました。西・東日本の桜はもうすぐ見頃を迎えますが、女性をお花見に誘う際は、落ち着いて桜を見たい“ひとり花見”派かどうか事前のリサーチが必要と言えそうです。

 都道府県別にみると、最も“ひとり花見”好きが多いのは青森県で18%、次いで富山県と宮崎県で16%でした。青森県は、過去数回のお花見調査で予算や回数、場所取りの時間、お花見の時間など全ての項目で上位にランクインするほど、お花見への情熱あふれる県民性が特徴です。お花見愛の強い県民らしく、大勢での宴会形式から、一人でのんびり桜を眺める形式まで、様々なスタイルでお花見を楽しんでいることが伺えます。

◆義理チョコならぬ“義理お花見”、約半数が経験するも実際楽しかったのは6%のみ

 会社やサークルなどのお付き合いで、お花見にどの程度の人が参加したことがあるのか調べるため、「義理でお花見をしたことがある?」と質問しました。“ある”“ない”から回答いただいたところ、全国7,115人の内、約半数が“ある”と回答しました。
 “義理お花見”の相手や内容を伺うと、「会社」や「上司からの誘い」がほとんどで、中には「新入社員の時に場所取りへ」という回答もありました。歓迎会の時期でもありますし、春の会社行事として行なっているところも多いようです。

 ただ、多くの方が参加したことのある“義理お花見”ですが、前述の「誰とするお花見が一番楽しかった?」の調査から、実際に一番楽しかったと感じている方はわずか6%に留まりました(“会社の人と”と回答した割合)。“義理お花見”では何かと気をつかう場面が多いので、納得の結果と言えそうです。
 都道府県別にみると、最も“義理お花見”の経験者が多いのは岡山県で70%、次いで宮城県と石川県が61%、島根県が60%、徳島県が59%でした。上位の地域では、お花見を企画する会社やサークルなどが他県より多い、もしくは誘いを断るのが苦手だったり、お花見幹事の顔を立てる気遣い屋が多いのかもしれません。

◆お花見で何飲む?男性より女性の方が“花見酒”をしている傾向に

 「お花見の時、何を飲むことが多い?」と質問し、“冷たいお酒”“ホットなお酒”“冷たいソフトドリンク”“ホットなソフトドリンク”から回答いただきました。全国6,403人の回答を集計した結果、“冷たいお酒”が41%と最も多く、次いで“ホットなソフトドリンク”が27%、“冷たいソフトドリンク”が20%、“ホットなお酒”が12%となりました。
 具体的な飲み物を伺うと、“冷たいお酒”では「ビール」が圧倒的に多く、“ホットなソフトドリンク”では「ホットコーヒー」が支持されていました。
 男女別にお花見でお酒を飲む割合(“冷たいお酒”“ホットなお酒”の合計)をみると、男性が33%、女性が44%と、男性よりも女性の方が“花見酒”をしていることが判明しました。男性からいただいたコメントの中には、「ドライバーのためホットコーヒーです」という声もあり、車でお花見へ行く場合、運転を担当することの多い男性はソフトドリンク、女性はお酒、ということになるようです。

◆お花見は天気を重要視!青空の広がる暖かい日が一番人気に

 「お花見のおすすめの時間帯は?」と質問し、“朝”“昼間”“夜”から回答いただきました。全国6,690人の回答を集計した結果、一番人気は“昼間”で約7割の方が選択しました。理由としては、「朝や夜はまだ寒いから」という声が多く寄せられました。桜が咲いていても、朝晩はまだまだ寒い時期なので、朝や夜のお花見を計画する際は、寒さ対策に力を入れた方が良さそうです。
 また、“夜”を選んだ22%の方からは「ライトアップされた桜が幻想的」「仕事終わりに一杯」、“朝”を選んだ11%の方からは「空いてるのでゆっくり見られる」「花粉が少ない」「写真に他人が入らない」との声が寄せられ、それぞれの良さ・楽しみ方がわかりました。

 回答を詳しくみると、“朝”“昼間”“夜”で共通していたキーワードは「写真撮影」でした。確かに毎年この時期のSNSは桜の写真でいっぱいです。そこで、具体的にどういう写真を撮りたいのか伺いました。

 「桜を何と撮ってSNSにあげたい?」と質問し、“寺社”“食べ物”“青空”“その他”から回答いただいたところ、全国6,370人の内、71%が“青空”と回答しました。「お花見のおすすめの時間帯」で“昼間”が圧倒的に人気だったことからも、多くの方が、青空が広がる暖かい日にお花見を希望していることがわかりました。青空と気温に注目をすると、多くの方がお花見で天気を重要視しているとも言えそうです。

◆お花見弁当で欠かせないものBEST10!ダントツ人気は“からあげ”

 「お花見弁当で欠かせないものは?」と質問し、フリーコメントで回答いただきました。全国5,046人から寄せられた回答を集計した結果、圧倒的に支持を集めたのは“からあげ”“おにぎり”“たまご焼き”でした。子どもから大人まで好んで食べられる定番おかずが人気のようです。
 お花見弁当で何を作るか(購入するか)悩んだ場合に、参考としてみてはいかがでしょうか。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ウェザーニューズ]
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