副業に関する実態調査(アフィリエイト参加者) 

2018年05月24日

ファンコミュニケーションズは、運営する国内最大級のアフィリエイトサービス「A8.net(エーハチネット)」のメディア会員(アフィリエイト参加者)1,040名を対象に、副業に関する実態調査を実施しました。

調査背景


 2016年12月に厚生労働省の「モデル就業規則」の副業・兼業禁止規定の見直しが発表され、政府が「原則禁止」から「原則容認」に転換したことから、2017年は「副業解禁元年」と言われています。PCやスマートフォンがあれば時間や場所を選ばず費用もかけずに始められることからアフィリエイトは副業としても人気が高く、2000年のサービス開始以降緩やかな上昇傾向を続けるA8.netの新規メディア会員登録数は、2017年は毎月平均12,000人で増加するなど伸び率が拡大しました。多様な働き方や副業解禁に注目が集まる中、今後もアフィリエイトを新たに始める人が増えることが予想されます。そのような背景を踏まえ、今回は副業でアフィリエイトをする方々の実態を調査しました。

調査結果


【1】 半年前と比較し就業規則把握・企業の副業規定明文化が進んだ実態が明らかに。西日本は副業解禁が後退

 所属企業が副業OKと回答した会社員は全国平均では45%で昨年末の前回調査から+3ポイントだった。地域別では首都圏の前回比+9ポイント、中部地方の+10ポイントを中心に関東近県のOKの比率が大きく伸びたのに対し中国・四国地方は-9ポイント、北海道・東北地方や九州・沖縄地方は-2ポイントと逆に下がるなど、地域差が浮き彫りとなった。近畿地方は前回とあまり変わらなかったが引き続き最も副業に厳しい結果となった。東日本エリアでは「知らない・わからない」が全体的に減っており、会社員の就業規則確認や把握意識が高まったか、あるいは企業の副業規定の明文化が進んだ様子が伺える。

【2】ネット副業はアフィリエイト一本化が主流。注目が集まるシェアリングエコノミーは副業として未だ浸透せず

 アフィリエイト以外にもネット副業をしている人は全体の36%で、64%の人がアフィリエイトに一本化していた。特にアフィリエイト歴ごとで見ると1年未満の人は70%がアフィリエイトのみに取り組んでおり、元手も必要なく手軽に始めやすいことから初めてのネット副業の選択肢に選ばれやすいことが予想される。他の副業で人気だったのはアフィリエイトに求められるのと近いスキルセットで取り組むことが出来るクラウドソーシング系で、シェアリングエコノミー系は心理的ハードルまたは資本の問題からか取り組む人は数名に留まった。

【3】 ネット副業時間は1日1時間未満が6割、スマホのみで副業する人が2割と“プチ副業”が人気

 ネット副業にかける一日の平均作業時間は1時間未満が61%を占めた。使用デバイスではWindows PCが安定の1位を獲得。2位3位はMac PCやタブレットを大きく引き離してiPhoneとAndroidのスマートフォンが続き、その他OSも含めたスマートフォンのみでネット副業する人(PCやタブレット不使用)が21%にのぼるなど、隙間時間に手近なデバイスで“プチ副業”に取り組む人が多く見られた。

【4】 クラウドサービス利用率は5割。生鮮食品も含め食材はネット購入する人が多く、家事は自分でやる人が多い

 何かしらのクラウドサービスを使用していると回答した人は52%で、最も使われていたのはアフィリエイトサイトの構築先としても多く利用されるレンタルサーバーだった。利用者として使ったことのある生活関連サービス・製品ではネットスーパーと食材宅配サービスの利用率が高く、生鮮食品を含め食材はネットで購入している人が多かった。家事代行サービスや時短家電の利用率はあまり高くなく、家事は自分でやる人が多い様子だった。

【5】 スキルアップのために勉強中の人が3割。内容は語学・クリエイティブ系が、方法は非通学系が人気

 スキルアップのために既に学習をしている人は32%、これから学びたいことがある人は66%だった。「学習中」、「今後やりたい」の両方で1位を獲得したのは語学。今後やりたい内容としては次いでイラストや写真、ライティング等の「クリエイティブ系」と「プログラミング系」が並んだ。方法としては「学習中」、「今後やりたい」いずれも「通信・eラーニング・独学」の人気が「スクール・教育機関」の約2倍となった。

【6】 半数強の人が投資・資産運用中。仮想通貨が投資信託やFXを上回る人気を獲得

 投資・資産運用をしている人は53%。1位の株式投資に続き2位と3位は僅差で保険、仮想通貨がランクインした。仮想通貨は同じように最近注目されるようになったiDeCoやソーシャルレンディングが伸び悩んだのに対し、古くからある投資信託やFXも上回る人気を獲得した結果となった。

【7】人生100年時代の仕事で大切にしたいことトップ3は1位「楽しさ」(24.9%)、2位「収入額」(21.5%)、3位「安定性」(18.6%)

 人生100年時代において仕事を選ぶ上で最も大切にしたいことは1位:楽しさ(24.9%)、2位:収入額(21.5%)、3位:安定性(18.6%)、4位:得意分野・適性(12.7%)、5位:やりがい(11.5%)、6位:人間関係(10.8%)と僅差になった。選択理由は以下を参照。

仕事における重要要素を選んだ理由(自由回答)
▼「楽しさ」を選んだ理由
・昔と違い機械でさまざまなことが出来る時代になったので、せっかくなら楽しいことを仕事にしたい(30~34歳/その他職業/女性/北海道)
・お金は稼げば取り戻せるが時間は有限。楽しいと思えることに時間を割きたい(45~49歳/自営業/男性/兵庫県)

▼「収入額」を選んだ理由
・1人ではなく背負うものができると、生活に1番大事なものだと感じる(30~34歳/会社員/男性/静岡県)
・ある程度の収入があってこそ生活も成り立ち、人間らしく楽しさも感じて生きていける(25~29歳/会社員/女性/神奈川県)

▼「安定性」を選んだ理由
・何があるかわからないからこそ、少しでも安定が必要(30~34歳/会社員/男性/千葉県)
・今現在だと収入とも思うが、100年と考えるとやはり安定していたほうがいい(25~29歳/主婦/女性/福岡県)

▼「得意分野・適性」を選んだ理由
・適性でない職業で身をすり減らす働き方はもうやめるべきだと思う。時代に合っていない(30~34歳/自営業/男性/埼玉県)
・収入は追えば際限なく、やりがいを求めるのも精神的にきつい。得意分野でのんびりと働きながら暮らせれば楽しいと感じられる(55~59歳/その他職業/女性/東京都)

▼「やりがい」を選んだ理由
・やりがいがあれば楽しさと大変さのバランスが取れ、継続した収入につながる(40~44歳/会社員/女性/大阪府)
・仕事=社会とどう関わるかということだから(45~49歳/会社員/男性/東京都)

▼「人間関係」を選んだ理由
・人との繋がりで、人生は変わると思うから(35~39歳/会社員/女性/福岡県)
・他のことは自分の努力や我慢で改善が見込めるが、人間関係はそうはいかない(35~39歳/会社員/男性/千葉県)

調査概要


調査方法:インターネット調査
調査対象:全国のA8.netメディア会員(アフィリエイト参加者)
有効回答数:1,040人(男性:471人/女性:569人)
調査実施日:2018年5月2日(水)~5月11日(金)

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