「食べきれなかった外食の持ち帰り」について意識と実態調査 

2018年05月23日

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、外食で食べきれなかった料理の持ち帰りについてのアンケートを実施しました。

要約


POINT1. 直近1年間で「外食で料理を食べきれなかった」経験のある人は58.7%。その際の持ち帰り意向は67.8%
  • 過半数58.7%の人が、過去1年間で「外食を食べきれない」経験があった、との回答。男性より女性で食べきれないケースが多かった。
  • 食べきれなかった料理の持ち帰り意向は67.8%。女性の40・50・60代の中高年層では7割を超える持ち帰り意向がある。
POINT2. 実際に持ち帰りをした人は35.4%と、意向者の約半数。ハードルは「持ち帰りができる飲食店なのか分からない」が最多
  • 外食で食べきれなかった際に、35.4%の人が持ち帰りを行った一方、ほぼ同程度の33.5%の人は持ち帰り意向があったが実際には持ち帰らなかった。
  • 持ち帰りのハードルは「持ち帰りができる飲食店なのか分からない」が51.8%と最多。特に「持ち帰りたかったが、持ち帰らなかった」人においては64.9%と高い数値。
POINT3. 食べきれなかった外食の持ち帰り「賛成派」が87.6%と圧倒的多数。賛成理由「もったいない」「食品ロス対策に有効」など
  • 持ち帰りの賛否、「賛成派」が87.6%で圧倒的多数。
  • 「残す(捨てる)のはもったいないと思う」85.3%。全性年代で8割以上。次いで「食品ロスの対策として有効だと思う」55.9%など。

調査結果


1.直近1年間で「外食で料理を食べきれなかった」経験のある人は58.7%

今回は食品ロス低減につながる、外食で食べきれなかった料理の持ち帰りに関する意識や実態を調査。まず、実際に食べきれないケースがどの程度発生しているかを聞いたところ、全体では58.7%と、過半数の人が過去1年間で「外食を食べきれない」経験があった、との回答。性年代別では男性より女性で食べきれないケースが多いようで、特に20・30・40代女性では6割以上が過去1年に食べきれない経験をしている。また、圏域別では首都圏で食べきれなかった経験のある人が6割を超えており、東海圏・関西圏よりも高いという調査結果となっている。

2.食べきれなかった料理の持ち帰り意向は67.8%

前ページで過去1年間に外食で食べきれなかった経験があると回答した人に持ち帰り意向を聞いた。
全体では67.8%と約2/3の人が、食べきれなかった際には持ち帰りたいと感じていたようだ。性年代別には、男女差は前ページほどはっきりとした傾向はないが、やや女性のほうが持ち帰り志向が高い傾向。女性の40・50・60代の中高年層で割合が高く、7割を超える人が食べきれなかった際の持ち帰り意向があった。圏域別には東海圏で7割を超える持ち帰り意向となっており、首都圏・関西圏よりもやや高かった。

3.実際に持ち帰りをした人は35.4%。意向者の約半数にとどまっている

前ページと同様に、外食で食べきれなかった経験があると回答した人に、その際に実際に持ち帰りをおこなったかを聞いたところ、全体では35.4%の人が実際に持ち帰りをおこなったとの回答であった。一方、持ち帰った人(35.4%)とほぼ同程度の33.5%の人は、持ち帰り意向があったが実際には持ち帰らなかったとしている。性年代では、女性では20代で24.8%と持ち帰った割合が最も低く、60代で43.1%と最も高いなど、年代が上がるほどに持ち帰り率が高まる傾向にあった。圏域別では東海圏が前ページで持ち帰り意向が高かったが、実際に持ち帰った率も44.4%と3圏域中最も高い割合であった。

4. 持ち帰りのハードルは「持ち帰りができる飲食店なのか分からない」が51.8%で最多

外食で食べきれなかった料理を持ち帰ることに対して感じるハードルを聞くと、「持ち帰りができる飲食店なのか分からない」が51.8%と最多であった。続いて「持ち帰る際、移動中の汁こぼれや匂いが心配」が33.3%、「持ち帰りができない飲食店がある」が32.6%などとなっている。特に女性の20~50代で「持ち帰りができる飲食店なのか分からない」という回答が目立った。また、「持ち帰りたかったが、持ち帰らなかった」経験のある人でも、「持ち帰りができる飲食店なのか分からない」という回答が多かった。飲食店側で、持ち帰り対応の可否の明示や密封性の高い容器を用意することができれば、より外食で食べきれなかった際の食品ロスを減らせる余地があるのかもしれない。

5. 食べきれなかった外食の持ち帰り「賛成派」が87.6%と圧倒的多数

直近1年間で外食を食べきれなかった体験のない人も含む全員に、持ち帰りの賛否を聞いたところ、「賛成」「どちらかといえば賛成」の合計は87.6%に達し、「賛成派」が圧倒的な多数であった。性年代別では、女性の40・50・60代の中高年層の持ち帰り意向が高かったのに対し、賛否についても女性の40・50代で賛成派が90%以上と高いスコアであった。また、「賛成」のトップボックスだけをみると最多は男性40代の49.3%で、ほぼ半数が明確に賛成していることが分かる。一方、「反対」「どちらかといえば反対」の「反対派」が最も多かったのは男性60代で16.9%。圏域別の「賛成派」は、東海圏が89.0%で最多であった。

6.持ち帰り賛成理由「残すのはもったいない」「食品ロス対策に有効」

全員に対して前ページの賛否につながる考えを聞いたところ、ポジティブな考え(賛成の理由)の最多は「残す(捨てる)のはもったいないと思う」で85.3%。次いで「食品ロスの対策として有効だと思う」55.9%、「持ち帰って食べれば食費が浮くと思う」39.5%、「注文したら責任を持って食べきるべきと思う」39.4%が多く選ばれた。一方、ネガティブな考え(反対の理由)としては、「食中毒など衛生上の不安を感じる」が最多で22.7%と全体では6番目のスコアであった。 性年代別では、「残す(捨てる)のはもったいないと思う」は、全性年代で80%を超える人が選択した。また、女性20代では、ポジティブな考え(賛成の理由)では「持ち帰って食べれば食費が浮くと思う」「注文したら責任を持って食べきるべきと思う」、ネガティブな考え(反対の理由)では「食中毒など衛生上の不安を感じる」「持ち帰る際、移動中の汁こぼれや匂いが気になると思う」など、多くの項目で他の性年代よりスコアが高く、賛否両面で意識の高さがうかがえる結果となった。

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