単身者の中食・外食に関する意識調査(東京都と大阪府の20~70代単身男女対象) 

2018年03月26日

日清オイリオグループ「生活科学研究課」は、社会環境や生活者の価値観の変化、それらに起因する生活習慣の動向などについて調査し、情報発信をしています。

 一般社団法人「日本フードサービス協会」が行った外食産業市場動向調査によると、外食需要は年間を通して堅調に推移しており、また一般社団法人「日本惣菜協会」の惣菜白書では2016年の惣菜市場規模が9兆8399億円と報告されています。高齢化の進展、女性の社会進出、単身世帯の増加などを背景として、食の外部化が進んでおり、今後もその傾向は続くと推測されます。当研究課では、単身世帯に着目し、東京都と大阪府の20~70代の単身男女を対象に、中食や外食に関する意識と実態を調査しました。

調査のポイント


  • ① 大阪男性の28%が中食を、東京男性の26%が外食を毎日利用
  • ② 中食を利用する理由は“調理が面倒”が半数以上
  • ③ 東京男性はコンビニエンスストアを、平日の昼食・夕食の両方の時間帯で利用する人が多い
  • ④ よく購入する揚げ物惣菜、男女ともに1位“から揚げ”、2位“コロッケ”
  • ⑤ 大阪の女性は外食への特別感が強い!?
  • ⑥ 大阪は“寿司屋(回転寿司も含む)”をよく利用
  • ⑦ 外食店の利用、男性は“恋人”と“ファストフード”や“ファミレス”を、女性は“会社の同僚や上司”と“居酒屋”の利用が特徴的
  • ⑧ 地域差が最もある麺類は“うどん”!男女とも大阪でよく食べられている
  • ⑨ 東京女性の半数以上、中食・外食のおいしさを高評価

調査結果


~利用頻度~

①大阪男性の28%が中食を、東京男性の26%が外食を毎日利用

Q1. 中食・外食を利用する頻度はどのくらいですか?

  • 中食を「月1回以上」※利用する割合は、女性と比べて(東京女性79%、大阪女性76%)、男性で(東京男性85%、大阪男性83%)高くなりましたが、地域による差はみられませんでした。
  • 外食を「月1回以上」利用する割合は、男女ともに、大阪と比べて、東京で高くなり、また「1日1回以上」は東京男性が26%で最も高くなりました。
    ※「1日1回以上」、「1日1回未満~週1回以上」、「週1回未満~月1回以上」の合計

~中食編~

②中食を利用する理由は“調理が面倒”が半数以上

Q2.中食を利用する理由は何ですか?(「月1回以上」中食を利用している人のみ・複数回答)

  • 中食を利用する理由は、どの層も「食事を作るのが面倒」が50%以上で1位となりました。
  • 「ひとりで外食をするより抵抗がない」は女性で上位に挙がっており、東京と比べて、大阪で順位が高くなっていました。また、男性もランク外でしたが、 「ひとりで外食をするより抵抗がない」の順位は大阪で高くなっていました。

東京男性(n=682)
1位 食事を作るのが面倒 54%
2位 食事を作る時間がない 25%
3位 自分が好きなメニューを選べる 23%
4位 食事の片付けをするのが面倒 19%
5位 食事を作るための買い物が面倒 16%

大阪男性(n=299)
1位 食事を作るのが面倒 57%
2位 食事を作る時間がない 29%
3位 自分が好きなメニューを選べる 25%
4位 食事の片付けをするのが面倒 24%
5位 自分で作るよりも安い 17%

東京女性(n=578)
1位 食事を作るのが面倒 57%
2位 食事を作る時間がない 35%
3位 自分が好きなメニューを選べる 28%
4位 食事の片付けをするのが面倒 21%
5位 ひとりで外食をするより抵抗がない 19%

大阪女性(n=264)
1位 食事を作るのが面倒 53%
2位 食事を作る時間がない 28%
3位 自分が好きなメニューを選べる 27%
4位 ひとりで外食をするより抵抗がない 22%
5位 食事の片付けをするのが面倒 16%

③東京男性はコンビニエンスストアを、平日の昼食・夕食の両方の時間帯で利用する人が多い

Q3.普段、どこで中食を買うことが多いですか?(「月1回以上」中食を利用している人のみ・複数回答)

  • 中食の購入先は、男女ともに「スーパーマーケット」、「コンビニエンスストア」が上位となりました。地域別にみると、「コンビニエンスストア」は男女ともに、大阪と比べて、東京で高くなっており(男性8ポイント、女性9ポイント差)、また東京の女性と比べて、大阪の女性は「スーパーマーケット」が5ポイント高くなりました。
  • 「コンビニエンスストア」の利用時間帯は、どの層も平日、休日とも「昼食」が最も高くなりましたが、東京男性は「平日の夕食」も「平日の昼食」と同程度となりました。

④よく購入する揚げ物惣菜、男女ともに1位“から揚げ”、2位“コロッケ”

Q4.普段、それぞれの店舗でよく購入するメニューは何ですか?
(「月1回以上」中食を利用し、それぞれの店舗を利用している人のみ・複数回答)

  • 男性が各店舗で購入する上位メニューは、地域による大きな差はみられず、「スーパーマーケット」では「お弁当」、「コンビニエンスストア」では「おにぎり」がトップとなりました。
  • 女性の購入メニューは、「スーパーマーケット」では、男性と比べて「揚げ物以外の惣菜」が上位に挙がりました。
  • 地域別に「よく購入する揚げ物惣菜・ホットスナック」メニューをみると、男女ともに、1位「から揚げ」、2位「コロッケ」となりました。男性は東京で「フライドチキン」が13ポイント、大阪で「天ぷら・かき揚げ」が10ポイント高くなり、女性は東京で「中華まん」が16ポイント、大阪で「天ぷら・かき揚げ」が16ポイント高くなるのも特徴的でした。また、男女とも、東京で「メンチカツ」が男性6ポイント、女性8ポイント高くなりました。

~外食編~

⑤大阪の女性は外食への特別感が強い!?

Q5.外食をする理由は何ですか?(「月1回以上」外食をしている人のみ・複数回答)

  • 外食を利用する理由は、大阪女性のみが「いつもの食事と違う気分を味わいたい」がトップとなり、他の層は「食事を作るのが面倒」が最も高くなりました。また、男性は「出来立てが食べられる」、「食事を作る時間がない」、女性は「専門店の味が食べられる」が上位に挙がるのも特徴的でした。

東京男性(n=682)
1位 食事を作るのが面倒 48%
2位 自分が好きなメニューを選べる 28%
3位 自分で作るよりおいしい 25%
4位 出来立てが食べられる 24%
5位 食事を作る時間がない 23%

大阪男性(n=299)
1位 食事を作るのが面倒 54%
2位 自分が好きなメニューを選べる 36%
3位 食事の片付けをするのが面倒 27%
4位 食事を作る時間がない 26%
5位 出来立てが食べられる 24%

東京女性(n=578)
1位 食事を作るのが面倒 43%
2位 専門店の味が食べられる 36%
3位 自分が好きなメニューを選べる 34%
4位 いつもの食事と違う気分を味わいたい 33%
5位 食事と一緒にお酒が楽しめる 28%

大阪女性(n=264)
1位 いつもの食事と違う気分を味わいたい 37%
2位 食事を作るのが面倒 35%
3位 一緒に食べる人がそれぞれ好きなものを食べられる 31%
4位 自分が好きなメニューを選べる 29%
4位 専門店の味が食べられる 29%

⑥大阪は“寿司屋(回転寿司も含む)”をよく利用

Q6.普段、どの店舗を外食で利用することが多いですか?(「月1回以上」外食をしている人のみ・複数回答)

  • 外食で利用する店舗は、男性が「ファストフード」、「ラーメン屋」、女性は「カフェ・喫茶店」、「ファミレス」が上位に挙がりました。地域別にみると、男性は東京で「ラーメン屋」が8ポイント高くなり、大阪で「寿司屋(回転寿司も含む)」が12ポイント高くなりました。女性は東京で「アジア・エスニック料理」が19ポイント高くなり、大阪で「寿司屋(回転寿司も含む)」が7ポイント高くなりました。
  • 男性の「ファストフード」の利用時間帯は、「平日の夕食」が大阪と比べて、東京で11ポイント高くなり、「平日の朝食」が大阪で5ポイント高くなりました。また、女性の「カフェ」の利用時間帯は、「休日の昼食」が大阪と比べて、東京で8ポイント高くなりました。

⑦外食店の利用、男性は“恋人”と“ファストフード”や“ファミレス”、女性は“会社の同僚や上司”と“居酒屋”の利用が特徴的

Q7.普段の外食は誰と利用することが多いですか?( 「月1回以上」外食をし、それぞれの店舗を利用している人のみ・複数回答)

  • 男性は「居酒屋」以外の店舗で「自分ひとり」が最も高くなりました。また、女性は東京の「カフェ・喫茶店」、東京、大阪の「ファストフード」で「自分ひとり」が最も高くなりました。
  • 男性は「恋人・配偶者」と利用する店として「ファストフード」、「ファミレス」、女性は「会社の同僚や上司」と利用する店として「居酒屋」が上位であるのも特徴的でした。

⑧地域差が最もある麺類は“うどん”!男女とも大阪でよく食べられている

Q8.普段、外食でよく食べるメニューは何ですか?(「月1回以上」外食をしている人のみ・5つまで回答)

  • よく食べるメニューとして、男性は「ラーメン」、「牛丼」、女性は「寿司」、「パスタ」が上位に挙がりました。
  • 地域別にみると、男性は東京で「そば」が13ポイント高くなり、大阪で「うどん」が14ポイント高くなりました。
    また、女性は東京で「サラダ」が8ポイント高くなり、大阪で「うどん」が13ポイント高くなりました。

⑨東京女性の半数以上、中食・外食のおいしさを高評価

Q9.中食・外食に対してどのような意識を持っていますか?(複数回答)

  • 「以前に比べて、中食のメニューはおいしくなったと思う」、「以前に比べて、外食のメニューはおいしくなったと思う」は、男性と比べて、女性で高くなり、特に東京女性で最も高くなりました。また、「中食で食べるものは、好きなものを好きなだけ食べている」、「外食で食べるものは、好きなものを好きなだけ食べている」が東京女性で高くなるのも特徴的でした。
  • 「料理をすることが面倒で、つい外食や中食を利用してしまう」は、大阪女性と比べて、東京女性で7ポイント高くなりました。

調査概要


調査実施:2017年11月2~5日
調査方法:インターネット
調査地域:東京都および大阪府
調査対象:20~70代の単身男女
サンプル数:2249サンプル(人口動態に基づきウェイトバック集計)

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