国内鞄・袋物市場に関する調査(2017年) 

2018年03月26日

矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内の鞄・袋物小売市場の調査を実施した。

<鞄・袋物とは>
本調査における鞄・袋物とは、鞄は主に男性仕様の大型のもの、袋物は主に女性仕様のハンドバッグや小物入れを指し、「ビジネス鞄」や「旅行用鞄」、「ハンドバッグ」などに加え、「財布・革小物類」や「ベルト」も含む。また、鞄・袋物市場規模のうち、インポートブランドとライセンスブランドについては暦年ベースで算出し合算した。

調査結果サマリー


◆2016年度の国内鞄・袋物市場規模は前年度比99.4%の1兆847億円、2017年度は前年度比100.9%と微増の見込

2016年度の国内鞄・袋物市場規模は、小売金額ベースで前年度比99.4%の1兆847億円、2017年度は同100.9%の1兆942億円の見込みである。2017年度は、依然として国内の中間層の消費の落ち込みは続くものの、インバウンド需要頼みだけでなく、日本人にも軸足を移したマーケティングに注力したことが奏功し、ほぼ横ばいであるがプラスに推移する見込みである。
今後は、高級バッグのレンタルやビジネスバッグの修理に特化したサービス展開などの他、ミレニアル世代の取り込みや、アパレルやジュエリー展開企業などの異業種からの参入により、多様な商品・サービスが創出されると考え、2018年度の国内鞄・袋物市場規模は、小売金額ベースで前年度比101.1%の1兆1,060億円になると予測する。

◆ドメスティックブランド市場は微減傾向だが、新たな切り口による商品開発が活発化

国内鞄・袋物市場のうち、2016年度のドメスティックブランドの市場規模は、小売金額ベースで前年度比99.8%の4,158億円、2017年度は同99.1%の4,120億円と微減傾向を見込む。
ドメスティックブランドは、ライセンスによる縛りがないため、自由な発想やスピーディーな企画立案により、迅速にアイデアを落とし込む強みを生かした商品開発で新たな市場を開拓している。スポーツファッションが脚光を浴びていることから、スポーツ×ビジネス需要が高まっていく可能性や、ペーパーレス化や決済の電子化が進むことによる小型・薄型のバッグや財布といったスマートニーズ対応など、ユニークな機能性を持つ商品企画により市場の活性化が図られている。

調査概要


調査期間:2017年12月~2018年2月
調査対象:鞄・袋物及び服装用ベルト業界に携わるメーカー、卸、小売業ならびに、周辺関連業者(皮革・布帛・合皮等素材供給メーカー、卸ならびに副資材業者等)、輸出入業者
調査方法:当社専門研究員による直接面談、郵送アンケート、及び官公庁及び業界団体等の各種統計データによる文献調査を併用

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