「SNSマナー」に関する調査(20歳以上の男女対象) 

2018年03月14日
アサヒグループホールディングスは、全国の20歳以上の男女を対象に「SNSマナー」をテーマに調査を実施。

調査結果サマリー


  • 全体の半数以上が「1日1回以上」の頻度でログイン、女性、20・30代は利用頻度が高い
  • 一番人気は「LINE」、帰宅時間から緊急連絡網まで子どものいるご家庭では欠かせない
  • 「実名登録」は個人情報が気になる一方で、学生時代の友人を発見するなど利点も
  • 20代は「Instagram」、シニア層では「Twitter」「Facebook」の利用率が高い
  • 家族や友人の近況確認など、SNSの主な利用はごく身近な人びととのコミュニケーション
  • 「SNSマナー」アリ派vsナシ派、個人によって価値観に大きな隔たりが見られる

調査結果


全体の半数以上が「1日1回以上」の頻度でログイン、女性、20・30代は利用頻度が高い

現在、皆さんはSNSをどのくらいの頻度で利用しているのでしょうか。「1日に数回位利用している。家族や友人、職場との連絡に欠かせません」(女性60代、兵庫県)など、「1日に数回以上」と回答した人が最も多く35.8%。「1日に1回程度」という声も15.3%を数え、全体の半数の人びとが「1日1回以上」の高い頻度でSNSにログインしていることが明らかとなりました。自由回答の中には「FacebookとTwitterは日記的投稿や普段そんなに会うことのない友人との親交のために頻繁に利用。mixiやGREEは昔日記用や趣味サークルの情報収集に使っており、月数回くらい。Instagramは芸能人などの発信情報を見るくらい」(男性50代、大阪府)など、複数のSNSのサービスを巧みに使い分けている人もいました。

性別で「1日に1回以上」という声を見てみると、男性回答は43.9%。一方で女性回答では、男性より14.8%も数値の高い58.7%を示し、SNS上のコミュニティを積極的に活用する女性ユーザーの姿がうかがえます。続いて、年代別ではいかがでしょうか。「1日に1回以上」という声は、20代で断然多く85.0%でしたが、30代で69.3%、40代で53.2%、50代で42.9%と徐々に減少。さらに60代で32.0%、70代以上では17.6%まで落ち込み、SNSの利用頻度は年代間で大きな隔たりが見られました。特に20、30代は、学生時代からSNSを通して連絡を取ったり、コミュニティの形成に慣れ親しんできた世代といえ、中高年やシニア層に比べてSNSに対する抵抗や違和感が少ないのかもしれません。

毎日利用している人が目立った反面、「過去に登録したが現在はほとんど使っていない」(7.6%)、「今までに登録したことは一切ない」(25.6%)という声も3割以上を占めました。主な理由は「個人情報の流出とかも怖いし、LINEにおいてはグループとかできると面倒なので」(女性30代、石川県)など、個人情報の漏えいや、人間関係の余計なトラブルに巻き込まれることを恐れて、SNSには近づかないという声。「SNSを利用しなくても、通話やメールで十分コミュニケーションが取れるので」(男性30代、兵庫県)など、特にSNSがなくても不自由なく暮らしているという声。さらに「利用している携帯が9年前の機種でガラケーのため」(女性30代、沖縄県)など、そもそもSNSが使えるケータイを使っていないという人もいました。

一番人気は「LINE」、帰宅時間から緊急連絡網まで子どものいるご家庭では欠かせない

全体の半数以上が「1日に1回以上」、6割以上が「週1回以上」の頻度で利用しているSNSですが、日ごろ皆さんがよく活用しているSNSのサービスでは何でしょうか。次にランキング形式で見ていきましょう。堂々の人気ナンバーワンは「LINE(ライン)」(68.8%)でした。
「LINEは主に家族で利用している。帰宅時間や必要な買い物の品を間違えないように画像の送信、準備しておく物などの連絡に」(女性50代、福島県)など、家族間の連絡手段や掲示板として活用しているという声。「友達とのやり取りでメッセージを送ったり、無料通話をしている。タイムラインに日記をつける感覚で、ほぼ毎日更新している」(女性30代、北海道)など、メッセージ機能や通話機能など、人とのコミュニケーションや情報共有は、LINE1つで事足りるという人が目立ちました。投稿が広く不特定多数の人びとに晒されるSNSサービスと異なり、LINEの場合はごく限られたコミュニティの範囲内で使用している人が多く、他のサービスよりも利用に不安が少ないのかもしれません。昨今では小中学校の緊急連絡網にLINEを活用するケースも多く、特に子どものいるご家庭では、生活インフラとして欠かせないツールとなっていることがうかがえます。

日ごろ、利用しているSNSサービス
1 LINE(ライン) 68.8%
2 Twitter(ツイッター) 57.7%
3 Facebook(フェイスブック) 42.8%
4 Instagram(インスタグラム) 24.8%
5 mixi(ミクシィ) 6.7%
6 Google+(グーグルプラス) 5.4%
7 SNOW(スノー) 2.7%
8 GREE(グリー) 1.7%
9 Mobage(モバゲ) 1.2%
10 LinkedIn(リンクトイン) 0.6%
MA(複数回答)/n=1562人

次に2位は「Twitter(ツイッター)」(57.7%)。「Twitterは情報収集の手段として利用している。こちらから積極的に探しに行かずとも、新しい情報が入ってくるのがいい」(男性20代、愛知県)、「Twitterはいろいろな人のその時の意見が聞けるので見ていてとても楽しい」(男性30代、山梨県)など、最新情報やニュースを手軽に収集でき、それに伴う不特定多数の人びとの意見や考えも参考にできるという声。さらに「プロ野球開幕時に、ファンのチームを応援し合う」(男性80代、岡山県)、「気になる有名人のTwitterを時々見るくらいですが、有名人が身近に感じることができる」(男性40代、宮城県)など、ひいきのスポーツチームを応援する仲間や有名人のTwitterをフォローして、自分と共通する世界や趣味を持つ人びととのやり取りの場として活用する人も目立ちました。

仲の良い友だち同士の交流というよりも、Twitterでは不特定多数の人びと、有名人などをコメントや投稿をウォッチするという人が目立ちましたが、同じく4位にも「Instagram(インスタグラム)」(24.8%)がランクイン。「好きなアーティストなどの近況が知れてとても嬉しい」(女性30代、埼玉県)、「お菓子作りが好きなのでスイーツの写真や、オシャレなテーブルコーディネートなど参考にしている」(女性20代、埼玉県)など、好きなタレントや有名人のウォッチはもちろん、趣味や感性の合う人びとの写真投稿を見て参考にしているという声。さらに「Instagramは週平均3回くらい投稿。食べ物や料理、風景、旅行などその日の出来事を上げている」(女性50代、神奈川県)など、個人の趣味や興味・関心のあることを日記感覚で投稿するという声が寄せられました。写真投稿を主体としているInstagramは、不特定多数を対象としたサービスながら誹謗中傷などのコメントに晒させる心配も少なく、比較的に平和で参加しやすいと感じている人が多いようです。

「実名登録」は個人情報が気になる一方で、学生時代の友人を発見するなど利点も

アカウント名を自由に登録できるTwitterやInstagramに対し、「実名制」での登録を重視しているのが3位の「Facebook(フェイスブック)」(42.8%)です。「先日、高校卒業以来、23年ぶりにSNS上で再会。お互い子どもの写真をやりとりしたり、今年は日本一の桜のある弘前城で会う約束をしました。『あ~懐かしい!!』今から会うのが楽しみ」(女性40代、青森県)など、実名制は個人情報の流出が懸念される一方、何年も会っていない、懐かしい学生時代の友だちをFacebook上で発見したという声。さらに「友達と離れていても近況が分かったり、自分の近況を伝えられたりして、離れていても近くにあるような感覚になる。また、投稿した内容が、次に会う時の話題の1つになったりもしている」(女性20代、埼玉県)など、Facebookの投稿を見て、遠く離れた家族や友人の近況を知ることが出来るという声も多く、実名ならではの利点がうかがえます。またリスクヘッジとして「FBは公開の範囲も友人のみにして、親しい友人とだけつながっている」(女性50代、千葉県)など、ごく親しい人間関係に公開範囲を絞って活用する人もいました。そのほか、5位に「mixi(ミクシィ)」(6.7%)、6位に「Google+(グーグルプラス)」(5.4%)が続きました。

20代は「Instagram」、シニア層では「Twitter」「Facebook」の利用率が高い

年代別でSNSサービスの利用比率を見てみると、各世代共に利用が多かったのは「LINE」(全体=68.8%、20代=88.4%)と「Twitter」(全体=57.7%、20代=78.2%)。中でも若い20代の回答が顕著でしたが、LINEとTwitter以外でも「Instagram」(全体=24.8%、20代=61.9%)の利用率の高さが目立ちました。「自撮り(セルフィー)文化」が定着する若い世代にとっては、テキスト中心の投稿よりも、写真・動画を中心にしたSNSの方が直感的で使いやすいのかもしれません。同様に面白いウケる写真加工が簡単にできるサービスとして、7位にも「SNOW(スノー)」(全体=2.3%、20代=11.6%)がランクインし、20代のSNS利用が他の世代と少し異なる傾向があることが明らかとなりました。その一方でシニア層である70代以上では、他の世代で一番人気であった「LINE」(全体=68.8%、70代以上=34.5%)の利用率が低く、「Twitter」(全体=57.7%、70代以上=62.1%)、「Facebook」(全体=42.8%、70代以上=48.3%)の利用率の高さが目立ちます。メッセージ等のやりとりよりも、ニュース等の情報閲覧を重視する傾向がうかがえます。またFacebookを利用するシニアの中には「海外に住む孫たちの様子がうかがえる」(男性70代、神奈川県)など、家族との近況報告や、習い事・サークルの仲間たちとのやり取りに活用しているという声も寄せられました。実名制でリスクを心配する声が多いものの、Facebookは小さなコミュニティを形成しやすく、シニア層にも取っ付きやすいサービスと言えるのかもしれません。

また、複数のSNSサービスを使いこなす人もいました。自由回答の中には「Twitterは主に自分が興味あることばかりをフォローしているので、あまり友だちは関わっていません。知り合いでもない人からフォローされたりもする。Facebookは友だちとのつながりが主で、あまり知らない人とは繋がっていません」(女性30代、福岡県)など、「Twitter=不特定多数向け」「Facebook=内輪向け」と決めているという声。「私の中ではTwitterは独り言のような呟き感覚、FacebookやInstagramは日記のような感覚、LINEはメール代わりの連絡ややり取り…」(女性20代、佐賀県)など、「Twitter=つぶやき」「Facebook、Instagram=日記」「LINE=連絡手段」と役割によって複数のサービスを使い分けている人もいました。サービスによって少しずつ機能やユーザー特性も異なるため、そのルールに合わせて巧みにSNSを使いこなすのが今どきと言えるかもしれません。

家族や友人の近況確認など、SNSの主な利用はごく身近な人びととのコミュニケーション

では皆さんは日ごろ、SNSをどのように利用しているのでしょうか。最も回答が多かったのは「人(家族、友人、他人など)の投稿を読んだり、画像を見る」(64.4%)でした。「毎日、時間さえあれば、みんなの投稿を見るのが楽しみ」(女性40代、大阪府)、「Google+で家族の写真を見ている。小さい子どもの日々成長の姿を見るのがとても嬉しい」(女性50代、愛媛県)など、家族や友人たちが毎日投稿するタイムラインを心待ちにしているという声。さらに「海外に住んでいる息子と時差に気をつけながらやり取りしている。本当に便利」(女性60代、広島県)など、2位にも「親しい人(家族、友人、同僚、恋人など)とメッセージや画像をやり取り」(59.6%)が挙げられ、SNSは世界中の人びととの交流が可能なツールですが、実際の利用は家族や友人など、ごく身近な人びととのやり取りが主流となっていることがうかがえます。

SNSをどのように利用していますか?
1 人(家族、友人、他人など)の投稿を読んだり、画像を見る 64.4%
2 親しい人(家族、友人、同僚、恋人など)とメッセージや画像をやり取り 59.6%
3 人の投稿に「コメント」したり、「いいね」をつける 41.3%
4 ニュース記事を読む 35.7%
5 自分の近況や気になっているモノ・コトなどを投稿する 26.5%
MA(複数回答)/n=1537人

「身近な人間関係」以外ではいかがでしょうか。「Twitterを毎日利用して、いろんな情報を閲覧している。好きな演歌歌手のことを身近に応援出来るようになって嬉しい。自分の『コメント』や『いいね』で、他の人がどう思っているか気になる」(女性30代、山口県)など、3位に「人の投稿に『コメント』したり、『いいね』をつける」(41.3%)。さらに「毎日Twitterで、自分の描いた絵を投稿している。多くの方々にフォローされて、絵の感想もコメントいただいて楽しい」(女性20代、広島県)など、5位にも「自分の近況や気になっているモノ・コトなどを投稿する」(26.5%)が挙げられ、自分の趣味や興味のある話題を投稿し、周りがどう反応するのか否か関心を持つ人が少なくありませんでした。自由回答の中には「Twitterで毎日数人の人とやり取りしている。日本全国の顔も知らない人たちと繋がれるのはとても新鮮で楽しい」(女性50代、沖縄県)など、不特定多数の人びとに晒されるリスクの反面、見知らぬ人びととコミュニケーションを楽しみにする声も寄せられました。

そのほか、「自分の検索では辿り着けなかった、ニュースを目にすることが出来る」(女性30代、神奈川県)など、4位に「ニュース記事を読む」(35.7%)。さらに「TwitterやFacebookは閲覧がメインで自分からの発信はしませんが、育児やグルメなど、自分が知りたい情報について検索している。知りたい情報が+αで簡単に手に入るのが良い」(女性30代、埼玉県)など、6位にも「キーワード、タグ検索して必要な情報を収集する」(24.3%)が挙げられ、投稿や人とのコミュニティばかりではなく、最新ニュースや情報収集のツールとして利用している人も少なくありませんでした。自由回答の中には「災害・交通情報はどこよりも早く入手でき、(素早く)対策できるのがいい」(男性30代、東京都)など、テレビや新聞等のマスメディアよりも、個人個人が発信するSNSの即時性に注目する人もいました。

「SNSマナー」アリ派vsナシ派、個人によって価値観に大きな隔たりが見られる

ここまで皆さんのSNSの利用状況などを聞いてきましたが、次に「SNSマナー」の境界線について見ていきたいと思います。次に具体的な事例を挙げて、皆さんにSNSの使い方として、それがアリかナシかを聞いてみました。では皆さんの生の声を見ていきましょう。

Q.仕事上の連絡や発注などをSNSでするのはアリ?ナシ?
アリ 25.7%
ナシ 74.3%

Q.体調不良による仕事の欠勤連絡をSNSでするのはアリ?ナシ?
アリ 15.7%
ナシ 84.3%

Q.好きな人へSNSで告白するのはアリ?ナシ?
アリ 32.4%
ナシ 67.6%

Q.許可なく、人が写っている写真を投稿するのはアリ?ナシ?
アリ 4.1%
ナシ 95.9%

Q.お店に許可なく、店内やメニューを撮影して投稿するのはアリ?ナシ?
アリ 27.5%
ナシ 72.5%

調査概要


調査対象:全国の20歳以上の男女
有効回答数:2,365人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2018年3月7日~3月13日

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