レストラン経営者の訪日外国人集客・対応に関する意識調査 

2018年03月06日

オープンテーブルは、『観光先進国』実現に向けた更なる訪日外国人対応の重要性が高まる中、「レストラン経営者の訪日外国人集客・対応に関する意識調査」をOpenTable加盟レストランの経営者を対象に実施し、このたび調査結果を発表しました。
【調査実施期間:2017年10月13日~10月29日(日本)、有効回答数:45人】

主な調査結果


  • 5割以上のレストラン経営者は、訪日外国人集客対策に未だ乗り出していなかった!訪日外国人集客は”デジタル”がカギ?
  • 訪日外国人は、日本での食事体験の感動をソーシャルメディアで発信!?ソーシャルメディアは、訪日外国人集客ツールのひとつ!
  • 日本は遅れている!?海外では、レストランでもキャッシュレス決済がスタンダード!クレジット決済対応に乗り出しているレストラン経営者は約3割にとどまる

調査結果


Q1. 訪日外国人を集客するために、どのようなことをしていますか?(MA/n=43)

5割以上のレストラン経営者は、訪日外国人集客対策に未だ乗り出していなかった!
訪日外国人集客は”デジタル”がカギ?

OpenTable加盟レストランの経営者に、「訪日外国人集客のためにどのようなことをしているか」を聞いたところ、半数以上(51.16%)の経営者が「特にしていない」と回答した。訪日外国人の数は年々増加の一途を辿り、レストラン業界でも訪日外国人の獲得が急務と言われる中、現実は、既に対策を講じているレストラン経営者と、いまだ手をつけていない経営者に大きく二分化された。一方、対策を講じている経営者の回答で最も多かったのは、「レストランホームページの外国語表示(25.58%)」で、次いで、「ソーシャルメディアの活用(20.93%)」、「外国語対応をするレストラン予約サイトの活用(16.26%)」。この結果から、訪日外国人集客の対策に乗り出しているレストランはデジタルプラットフォーム、デジタルツールなど、”デジタル”を駆使していることが明らかとなった。

Q2. 来店した訪日外国人について、日本人来店客と比較して感じた特徴や傾向があれば回答してください。(MA/n=41)

訪日外国人は、日本での食事体験の感動をソーシャルメディアで発信!?
ソーシャルメディアは、訪日外国人集客ツールのひとつ!

レストラン経営者に日本人来店客と外国人来店客の違いについて聞いたところ、最も回答率が高かったのは「食事やドリンクに高い満足感を表す(34.15%)」だった。加えて、「訪日外国人が、レストラン情報をソーシャルメディアで発信し、一つの集客ツールとなる(26.83%)」の回答率が次に高かったことを鑑みると、訪日外国人が日本での食事体験の満足感、感動をデジタルプラットフォーム上で発信していることが考えられる。

Q3. 訪日外国人対応のサービスとして、どのようなことをしていますか?(MA/n=44)

日本は遅れている!?海外では、レストランでもキャッシュレス決済がスタンダード!
クレジット決済対応に乗り出しているレストラン経営者は約3割にとどまる

実際に来店した訪日外国人に対するサービスについて聞いたところ、4割以上が「メニューを英語表記(43.18%)」していると回答した。

注目すべきは、2位にランクインした「クレジット決済対応(27.27%)」。約3割のレストランは、インフラ環境の整備に着手しはじめていることがうかがえる。『観光先進国』の国づくりに向け、昨年、観光庁にて新しい観光ビジョン「明日の日本を支える観光ビジョン」*1が策定された。観光ビジョンの柱のひとつとして、「すべての旅行者がストレスなく快適に観光を満喫できる環境」施策の必要性があげられ、キャッシュレス環境の整備が求められた。また、2015年の経済産業省の調査*2によると、日本は、韓国、中国、米国に比べ、キャッシュレス決済比率が低く、キャッシュレス決済後進国であることが明らかになった。支払い環境の違いは、旅行中の外国人のストレスとなり得る。キャッシュレス決済へのインフラ環境の整備は、レストラン業界においても訪日外国人を集客するための重要な対策のひとつといえるだろう。

そして3位には、「外国語が堪能なスタッフの採用(22.73%)」がランクインし、約4人に1人の割合でレストランは来店する訪日外国人とのコミュニケーションを重要視していることがわかった。
昨年、国土交通省 観光庁が発表した「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」*3結果によると、訪日外国人が旅行中困ったこととして、「施設等のスタッフとのコミュニケーション」、「無料公衆無線LAN環境」、「多言語表示」、「クレジット/デビットカードの利用」などの回答が上位を占めた。この結果から、レストランが訪日外国人対応のサービスとして実施している対策は、実際に、訪日外国人が旅行中に困ったことに顕著に応えているといえるだろう。

*1:「明日の日本を支える観光ビジョン」を策定しました!(国土交通省 観光庁 2016年3月30日更新)
*2:キャッシュレスの現状と推進(2017年8月 経済産業省 商務・サービスグループ)
*3:「訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関するアンケート」結果(国土交通省 観光庁 2017年2月7日更新)


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