オンラインショッピングの利用動向調査 

2017年07月19日

ニールセン デジタルは、6月末より販売を開始した消費者のオンラインショッピングの利用動向調査「Nielsen Online Shopping Report 2017(ニールセン・オンラインショッピングレポート 2017)」をもとにオンラインショッピングサイトの利用状況を分析し、結果を発表しました。


  • 耐久財は実店舗よりオンラインで購入する頻度が高い人が多い
  • 消費財も耐久財も、オンラインで定期的に購入する人は「安く購入できる」ことにメリットを感じている
  • オンラインショッピングの配送では、“速さ”よりも”無料”であることが重視される

2017年6月時点で、インターネット利用者全体のうち83%の人がオンラインショッピングサイトで消費財や耐久財を購入したことがありました。商品カテゴリーごとでは、消費財をオンラインで購入したことがある人が73%であるのに対し、耐久財は80%と、その割合が高くなっていました。また、オンラインで購入する頻度では、1か月に1回以上購入する人が60%を占めていました(図表1)。

次に、オンラインで購入する頻度と実店舗で購入する頻度を比較すると、消費財は実店舗で購入する頻度が高い人が55%と半数を超えていました。一方で、耐久財はオンラインで購入する頻度が高い人が46%と、実店舗で購入する頻度が高い人(36%)よりも多くなっていました(図表2)。オンラインで定期的に購入している理由としては、消費財でも耐久財でも、「実店舗よりも安く購入できるから」という人が最も多くなっていました。2位以下ではカテゴリーにより違いがみられ、消費財では「重い物やかさばるものを持って帰らなくて良いから」、耐久財では「実店舗よりも品揃えが良いから」という理由が上位に挙がっていました(図表3)。

最後に、オンラインショッピングの配送に対する意識をみてみました。配送方法に関して重視されていたのは、「一定金額以上購入すると、送料が無料になる」と「早く届かなくても良いので、送料が無料になる」で、ともに一定条件化で“無料”になることが72%の人に求められていました。次いで、「同じタイミングで購入した複数の商品をまとめて配送してくれる」を重視している人が52%となっていました(図表4)。

本調査は2017年6月に実施され、パソコン、スマートフォン、タブレットのいずれかのデバイスを通して月1回以上インターネットを利用している日本全国の18歳以上の男女、約6,500人を対象に調査を行いました。

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[ニールセン]
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