子どもの頃の過ごし方における「後悔」について意識調査(小学生のお子さんをお持ちの保護者対象) 

2018年02月07日
小学館集英社プロダクションは、現在小学生のお子さんをお持ちの保護者を対象に、自身の子どもの頃の過ごし方における「後悔」について意識調査を実施しました。

【調査結果】

■「子どもの頃に、もっとやっておけばよかった」と後悔していること

第1位:もっと英語をしっかり勉強すればよかった
第2位:もっと本を読んでおけばよかった
第3位:もっと運動をしっかりやればよかった
第4位:もっと、わからないことがあればすぐに調べる、調べ学習(辞書や図鑑)の習慣を身につければよかった
第5位:もっと友達とたくさん話せばよかった
第6位:もっと漢字練習を頑張ればよかった
第7位:もっと計算練習を頑張ればよかった

1位は、「英語の勉強」に票が集まりました。海外旅行に行った際に英語が使えずに苦労したり、日本への外国人観光客の増加にともなって英語で話しかけられる機会が増えていたり、といった要因が挙げられそうです。また、英語を活用して、外国人と仕事をする機会がある方も少なくないのかもしれませんね。

2位には、「もっと本を読んでおけばよかった」という声がランクイン。大人になると、読書の時間を毎日たっぷり確保するのはなかなか難しいもの。読書は知識や教養、興味の幅を広げてくれるだけでなく、語彙力や想像力、発想力など、さまざまな力を伸ばしてくれます。

3位には「もっと運動をしっかりやればよかった」、4位には「調べ学習の習慣」がランクイン。4位のわからないことがあればすぐに調べる、という習慣がついていると、自分の知識はどんどん広がっていきますし、もっと知りたい・学びたいという気持ちを持ち続けることは、大人にとっても子どもにとっても、大事なことのようです。

5位には「もっと友達とたくさん話せばよかった」、6位には「漢字練習」、7位には「計算練習」がランクイン。6位、7位の繰り返し練習することによって定着していく漢字や計算といった基礎が身についていないことによって、ふだんの生活や仕事において苦労している大人は、わりと多いことがうかがえます。

■子どもの頃の過ごし方が影響していそうなことで、「もっとこんな力を身につけていればよかった!」と思うこと

第1位:英語力
第2位:コミュニケーション力
第3位:読書習慣
第4位:表現力
第5位:学習習慣
第6位:礼儀・マナー
第7位:読解力

前問の後悔していることに続き、身につけていればよかったと思う力においても、1位には「英語力」がランクインしました。2位は「コミュニケーション力」。友達や親との関わり方や、学校の先生、親戚、近所の人といった大人との会話など、子ども時代の過ごし方は、大人になってからのコミュニケーション力にも影響を及ぼしている、と考える方は多いようです。

3位は「読書習慣」。こちらも、前問の後悔していることと同様に、上位にランクインとなりました。

4位は「表現力」。2020年の学習指導要領改訂でも重要視されている力となります。用意された選択肢の中から答えを選ぶだけではなく、自分の言葉で意見を述べたり、内容をまとめたりする力が重要となってきます。表現力は一朝一夕で身につくものではなく、子どもの頃からの積み重ねによって身についていくもの、と考える方は多いようです。

5位には「学習習慣」。子どもの頃に机に向かう習慣が身につけられたかどうかは、大人になってからの学びに対する姿勢にも影響するのかもしれませんね。6位には「礼儀・マナー」、7位には「読解力」がランクインしました。

■子どもの頃に身につけておけば、現在の仕事で役立てられただろうと思うこと

第1位:コミュニケーション力
第2位:英語力
第3位:判断力
第4位:説得力のある書き方・話し方
第5位:集中力
第6位:礼儀・マナー
第7位:学習習慣

仕事で役立てられただろうと思うことでは、1・2位には、前問でも上位だった「コミュニケーション力」「英語力」がランクイン。3位には「判断力」、4位には「説得力のある書き方・話し方」という、仕事ならではの事柄がランクインしました。

この「判断力」は、前述の「表現力」と同様に、2020年の学習指導要領改訂でも重要視される力です。「説得力のある書き方・話し方」は、たとえば、筋道を立てて考え、文章を構成する力や、自分で必要な情報を集めて根拠となる裏付けを用意しておくことなど実にさまざまな力が求められそうですが、これらについても、子ども時代の過ごし方が影響している、と考える方が多いようです。

5位には「集中力」、6位には「礼儀・マナー」、7位には「学習習慣」がランクインしました。

いくつになっても学び始めるのに遅すぎることはない、とは言われますが、実際のところ「もっとあの頃こうしておけばよかった!」「こんな力を身につけておけばよかった!」と後悔しても、日々仕事や家事に追われている大人が、それを取り戻すのは容易なことではありません。今回の調査では、後悔していることや身につけておけばよかったと思う力の上位に、「英語力」「コミュニケーション力」「読書習慣」が複数ランクインしました。いずれも一朝一夕で身につくものではなく、子どもの頃からの積み重ねが大事、と考えている方が多いようです。

そのほか自由回答では、やっておけばよかったこととして、「もっと冒険すればよかった」「もっと様々な世代の人と交流すればよかった」「頼れる大人や相談できる場所を知りたかった」「姿勢を正しくすること」「経営学」「歯科矯正」など、さまざまな意見が寄せられました。


【調査概要】
調査目的:小学生の子をもつ親の子どもの頃の「後悔」についての意識調査。
調査期間:2018年1月24日
調査対象:現在小学生のお子さんを持つ保護者226名
調査手法:インターネット調査(※アンケートツール「Fastask」)

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