高校生と保護者の進路に関する意識調査2017 ① 

2018年02月02日
リクルートマーケティングパートナーズと一般社団法人全国高等学校PTA連合会は、高校2年生とその保護者に対し、進路に関する考え方やコミュ二ケーションの実態を探る調査を実施いたしました。

【調査結果】

進路選択について

■進路選択のアドバイスが「難しい」と感じる保護者は71%。
理由のトップは「入試制度をはじめ最新の進路情報を知らないから」(45.5%)。

■進学にあたり保護者が重要だと考える情報は、 「進学費用」 「入試制度」 「将来の職業との関連」。
・進学にあたり保護者が最も重要だと考える情報は、 1位「進学費用」55.3% 、2位「入試制度」50.3%。

■子どもの進路選択において、保護者が行ったことがあるのは 「将来の職業をアドバイスする」がトップ。
・「興味をもった学校の見学に行く」は前々回から11.0ポイントと全項目の中で一番アップしており、オープンキャンパスへの保護者参加が増えている。

■進路選択を考える時の気持ちは、「楽しい」23%、「不安」72%。 「不安」な気持ちの高校生が7割を超える。
・進路選択で保護者にやめてほしいことは、「望みを高く持ちすぎないでほしい」が30.7%でトップ。

将来必要な力と現在持っている力のギャップ

■「社会で働くにあたって必要とされる」が子どもに不足している能力は、「主体性」「実行力」「発信力」。
・「社会で働くにあたって必要とされる能力」を身につける有効な場のトップ3は、すべて教科外活動(部活動・ 校外活動・文化祭や体育祭)で、教科の学習(教科の時間・総合的な学習の時間)より高いスコアとなった。

これからの社会について

■保護者と高校生の"将来社会の展望"は前回・前々回調査から連続して上昇傾向。
・保護者「好ましい」2013年(26.4%)<2015年 (27.8%)<2017年 (34.0%)
・高校生「好ましい」2013年(41.9%)<2015年 (48.1%)<2017年 (51.5%)

将来へのAI影響について

■AIは将来に「影響がある」と回答した高校生は保護者より13ポイントも高かった。
・「影響がある」保護者(38.7%)<高校生(52.0%)

就いてほしい職業・就きたい職業

■保護者の「就いてほしい職業」のトップは「公務員」32%。
■高校生の「就きたい職業」のトップは「教師」11%。


【調査概要】
・調査目的:高校生を持つ保護者とその子どもにおけるコミュニケーションの実態と進路観の現状を把握する
・調査主管:一般社団法人全国高等学校PTA連合会、株式会社リクルートマーケティングパートナーズ
・調査対象:高校2年生とその保護者
一般社団法人全国高等学校PTA連合会より依頼した11都道府県の公立高校27校
 ※岩手県1校、福島県2校、大阪府2校、和歌山県1校、その他7都道府県各3校
 ※各校:2年生2クラスの生徒とその保護者
・調査期間:2017年9月15日(金)~2017年10月26日(木)回収終了
・調査方法:(1)高校生:ホームルーム時にアンケート実施 (2)保護者:高校生から保護者へアンケートを手渡しで依頼、実施。クラスごと学級担任が高校生・保護者アンケートをまとめ、学校ごとに回収
・有効回収数:(1)高校生1987名※全問無回答1名を除く(2)保護者1722名※全問無回答11名を除く

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[リクルートマーケティングパートナーズ]
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