清酒メーカーの経営実態調査 

2017年12月21日
帝国データバンクは、信用調査報告書ファイル「CCR」(約170万社収録)などを基に、2017年12月時点の企業概要データベース「COSMOS2」(約147万社収録)に収録されている清酒メーカー1254社を抽出・集計・分析した。

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、ヘルシーさなどから世界的に人気が高まるなか、海外では和食にマッチする日本独自の酒類として「日本酒」が注目されている。長期的な人口減少や嗜好の多様化により国内需要が伸び悩むなか、和食ブームに乗り海外への輸出量が増加。2016年における清酒輸出額は155億円にのぼり、7年連続で過去最高を更新するなど好調が続いている。

こうしたなか、政府は「日本産酒類の輸出促進連絡会議」において、日本酒の輸出拡大に向けた指針を改定。また、交渉が妥結した日EU経済連携協定(日EU・EPA)では、日本酒など酒類の関税が即時撤廃されるほか、産地名をブランド化する「地理的表示(GI)」の保護対象となることが決定し、さらなる輸出増加へ向けて追い風となることが期待されている。

調査結果

1 清酒メーカーは全国に1254社判明。本社所在地を都道府県別にみると、最も多かったのは「新潟県」の84社(構成比6.7%)。以下、「長野県」、「兵庫県」と続く

2 創業年代別では「明治時代」の431社が最多。業歴100年以上の老舗清酒メーカーは903社となり、全体の約7割を占めた

3 「清酒製造」を主業とする清酒メーカーの売上高合計推移をみると、2016年度は4416億900万円となり、前年度比0.6%の増加。一方、各社の売上高動向をみると、2016年度における「増収」企業の構成比は30.6%となり、3年ぶりに構成比が減少した。「減収」企業の構成比は20.9%となり、過去5年間で最小となったほか、「横ばい」となった企業の構成比は48.4%となり、過去5年間で最大となった

4 2016年度の清酒メーカー売上高トップは、「白鶴」で有名な白鶴酒造(株)(兵庫県)。また、上位20社のうち前年度から売上高が大きく伸長したのは、「獺祭」で有名な旭酒造(株)(山口県)。好調な海外需要を取り込んだものの、国内市場の低迷によって減収となった企業が目立つ

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