国内時計市場に関する調査(2017年) 

2018年01月17日
矢野経済研究所は、国内時計市場の調査を実施した。

<国内時計市場とは>
本調査における国内時計市場とは、「ウォッチ(腕時計)」、「クロック(置時計・掛時計・目覚まし時計)」の2分野を指し、2011年~2016年実績値は一般社団法人日本時計協会の資料から引用している。

【調査結果サマリー】

◆2016年の国内ウォッチ市場規模は前年比87.4%の7,867億円、2021年は9,000億円を予測
 2016 年の国内ウォッチ市場規模は小売金額ベースで、前年比87.4%の7,867億円であった。2016年の中国政府による関税率引き上げの影響により、ここ数年、大きな恩恵を受けてきた中国人を中心としたインバウンド需要が大幅に縮小したことにより成長にブレーキがかかり、一転減少となった。今後、市場では日本人マーケットに軸足を移すブランドが増加し、消費の中心である富裕層への取り組みを継続し、離反してしまった中間層の呼び戻し、ミレニアル世代といった新たな顧客層獲得を目指していく。さらに、東南アジアからの訪日外国人客に購入者を広げる試みの推進によって、市場は徐々に活性化し、2021年の国内ウォッチ市場規模は2016年比114.4%の9,000億円になると予測する。

◆2016年の国内クロック市場規模は前年比98.6%の546億円、2021年は550億円を予測
 2016年の国内クロック市場規模は小売金額ベースで、前年比98.6%の546億円であった。国内メーカー品は、商品の高付加価値化を推し進めたことや、新商品を積極投入したことでプラスとなったが、輸入品は大きく落ち込んだためクロック市場全体では微減となった。国内クロックメーカーの商品は、「音楽を楽しむ」や「睡眠の質の向上」などライフスタイルに入り込んだクロックの新しい価値提案により需要ニーズの掘り起しを図ることに成功した。クロックは、既に消費者全般に行き渡っている商品であるため、このようにライフスタイルを提案する高付加価値商品の開発や、外商ルートや生活雑貨・インテリアショップ系など販売チャネルの多様化を進めていくことにより、2021年の国内クロック市場規模は2016年比100.7%の550億円を予測する。


【調査概要】
調査期間:2017年10月~12月
調査対象:時計業界に携わるメーカー・卸、海外企業現地法人、輸出入業者ならびに小売業
調査方法:当社専門研究員による直接面談、及び郵送アンケートを併用

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