FX(外国為替証拠金取引)の動向調査(2017年) 

2018年01月16日
矢野経済研究所は、国内FX(外国為替証拠金取引)市場の調査を実施した。

<外国為替証拠金取引(FX: Foreign Exchange)とは>
1998年4月の外為法の改正を受けて登場した、国内初の個人投資家向け外貨売買の金融商品である。取引のしくみは、証拠金を担保にレバレッジをかけた取引額を想定元本として差金決済を行うものである。ここでは店頭FX(外国為替証拠金取引)市場を取り上げる。

【調査結果サマリー】

◆ 2017年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆3,178億円、前年同期比4.8%増
2017年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆3,178億9,900万円となり、前年同期比4.8%増であった。為替相場が大きく変動し投資家の資産が減少する場面もあったが、年度後半の円安基調が投資を促進し、前年同期比で増加に転じた。

◆ 2017年3月期の口座数は626万口座、前年同期比8.8%増
積極的なセミナーの展開、新興国通貨の追加とこれら通貨のスプレッドの狭小化など、投資意欲喚起に努め、依然として新規顧客の口座開設が続いているが、その伸びは鈍化傾向にあることから、2017年3月期は前年同期比で8.8%増の626.1万口座であった。

◆ 2017年3月期の年間取引高は4,835兆円※(※百万通貨は1億円として換算)、前年同期比3.4%減
為替相場の変動が大きかったが、変動の割には先行き不透明感が強く投資家の様子見が続いた結果、2017年3月期は、前年同期比3.4%減の4,835兆7,124億円※(※百万通貨は1億円として換算)と減少した。

◆ 2018年3月期は市場規模1兆3,674億円、667.1万口座、年間取引高4,293兆円※を予測
FX業界では、米ドル/円取引への偏重から新興国通貨などのスプレッド狭小化による分散投資を進めている。また、新たな投資家の開拓を図るため、商品の多様化、スマートフォン向けの取引ツールの充実も図られている。こうした企業姿勢や取引環境の向上、為替相場変動要因となる事象の発生などの動向から、2018年3月期の市場規模(預り証拠金残高)は1兆3,674億円、口座数は667.1万口座、年間取引高は4,293兆円※を予測する。※百万通貨は1億円として換算。


【調査概要】
調査期間:2017年10月~12月
調査対象:商品先物会社、FX専業会社、証券会社、ネット銀行等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、ならびに電話・e-mail等によるヒアリングを併用

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