資格とキャリアに関する意識・実態調査(就職・転職のために資格を取得したが、資格を活かした職業に就けていない20~30代女性対象) 

2018年01月11日
生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研は、「資格難民」の20~30代女性500名を対象に、「資格」と「キャリア」に関する意識・実態調査をおこないました。

<調査結果>

◆「資格難民」たちは、どのように資格を取得した? 

まず、「資格を取得したタイミング」について聞いたところ、「学生時代に取得した」(44%)、「仕事をしながら取得した」(35%)、「退職して勉強に専念し、取得した」(13%)などの回答が上位に。学生のときだけでなく、社会人になってから資格取得にチャレンジしたという人も多いことがわかります。

具体的な「資格取得の背景」を聞くと、「現在の仕事を何歳まで続けられるか不安になり、長く続けられそうな医療事務の資格を取った」(27歳・会社員)、「今までとは違う職種で働きたいと思い、簿記の資格を持っていると有利だと感じた」(32歳・専業主婦)、「出産・育児で働けない時期に、今後のために就職に有利な資格をと思い、ファイナンシャルプランナーの勉強をはじめた」(39歳・パート)などの回答が。医療事務、簿記、ファイナンシャルプランナーと、人によって内容はさまざまですが、それぞれ、自身のキャリアを見据えたうえで資格取得にチャレンジしている様子がうかがえます。

また、「資格取得にあたっての勉強方法」としては、「スクール」(35%)、「独学」(33%)、「通信講座」(26%)と、大きく3パターンに分かれました。

◆「資格難民」の女性たちが振り返る、「就業を見据えた資格取得」にあたって重要なことは? 

将来のことを考えて勉強をおこない、見事、資格を取得した女性たち。にもかかわらず、彼女たちが資格を活かした仕事に就けなかったのはなぜなのでしょうか。

「資格取得後の就職・転職活動において難しいと感じたのは、どのような点でしたか?」と聞いたところ、「条件にあう募集が少ない」(41%)、「経験者が優遇され、未経験の場合は不利になる」(36%)、「募集人員が少ない」(21%)、「人気の仕事であり、競争率が高い」(21%)などの回答が上位となりました。せっかく資格を取得しても、さまざまな理由で、就職をあきらめざるを得なかったという人が多いようです。

そこで、「就業を見据えた資格取得にあたって重要なことは、何だと思いますか?」と質問すると、「就業までサポートしてもらえるスクール・講座を選ぶ」(41%)が最も多く、以下、「仕事を続けながら資格の勉強をする」(38%)、「就業の実績が豊富なスクール・講座を選ぶ」(31%)、「資格取得後も相談窓口があるスクール・講座を選ぶ」(23%)などの回答があがりました。資格取得だけでなく、その後の就業までを見据えた行動が重要と考える人が多いようです。


<調査概要>
・調査名:「資格」と「キャリア」に関する意識・実態調査  
・調査対象:20~30代 女性500名 ※就職・転職のために資格を取得したが、資格を活かした職業に就けていない方(年代均等割付)
・調査期間:2017年12月21日(木)~12月25日(月) 
・調査方法:インターネット調査

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