大学受験に関する調査(大学生男女対象) 

2018年01月11日
河合塾は、男女600名を対象に「大学受験に関する調査」を行いました。

 受験生の子を持つ保護者の方は、受験期間中の子どもへの接し方について悩まれることかと思いますが、近年では受験会場まで付き添う親が増えていることが話題となっています。
 そこで今回の調査では、受験生とその保護者の方を応援するために、受験生の先輩でもある現役の大学生に受験期間中の親との関わり合い方や過ごし方、恋愛などについてリアルな実体験を聞いてみました。
 
【調査サマリー】

◇受験生の5人に1人が受験会場まで親に付き添ってもらっていた
 付き添ってもらった人の7割が、「安心した」と回答

◇6割以上の受験生が、親には「普段と変わらず接してほしい」

◇難関大学合格者の約24%は「学習塾(予備校)の自習室」が最も集中できる場所と回答

◇恋愛は受験の障害ではなかった!?恋人の有無によって合格率には大差なし

◇実は想定外のトラブルも・・・
当日受験票を忘れた人が100人中2人、試験中お腹が痛くて集中できなかった人が100人中5人

【調査詳細】

トピック①
受験会場まで親に付き添ってもらった受験生は5人に1人!
付き添ってもらった人の7割が「安心した」と回答  緊張がピークの試験直前、親の存在が精神的支えに

 受験期間中の親子の関わり方について探るため、受験会場への親の付き添いについて調査しました。

 受験当日に、親に付き添ってもらった人は22.2%という結果となりました。さらに、付き添ってもらった人に対し「親が付き添ってこられた際のあなたの気持ちはいかがでしたか?」と質問すると、「安心した」という回答が69.9%、「落ち着いた」という回答が41.4%と親の付き添いに対し好意的な意見が多く見られました。 一方「正直邪魔だった」「恥ずかしかった」というマイナスな回答は少数派だということがわかりました。

 また、文系・理系男女での親の付き添い率について見てみました。男女で比べると、親に付き添ってもらっているのは、女性の方が多く、文系・理系で分析すると理系女子は34.7%と文系女子に比べて20%以上高いことがわかりました。

 実際に親が「付き添った」という人は2割と少数派ですが、親に付き添ってもらうことで受験前に安心していることがわかります。親の付き添いは、慣れない環境で受験生が落ち着いて試験に臨むための精神的支えとなるとも言えそうです。

 付き添いの有無に関わらず、受験直前においての保護者の方による精神的な部分でのサポートが、重要であることは間違いなさそうです。 

トピック②
親子の接し方「普段と変わらず接してくれたこと」がうれしかった!

 次に、受験期中に親にしてもらってうれしかったことについて調べてみました。

 親にしてもらってうれしかったことの1位は「普段と変わらず接してくれた」(62.8%)、2位には「受験する大学について、自分で決めさせてくれた」(29.8%)、3位「余計な口出しはせず、いつも信頼してくれた」(28.7%)という結果となりました。

 受験期間中には、頑張る子どもを応援しようと特別な気遣いをしてしまう親も多いのではないでしょうか。しかし、受験生の立場からすると、試験前の気を張っている時期だからこそ、親からは普段通り接してもらい、頑張りを静かに見守ってほしいという思いがあるのでしょう。
 また、うれしかったこととして「出願など、事務的な手続きなどを手伝ってくれた」が4位にランクインしたように、静かに見守ってほしいという一方で事務的なことはやってほしいというちょっとした甘えがあることも調査結果からは読み取れます。

  親としては、ついつい子どもの受験にあれこれと口を出したくなるかもしれませんが、子どもの努力を信じて静かに見守り、サポートが必要であれば、手伝うぐらいの距離感で子どもと接するのが良いのではないでしょうか。

トピック③
難関大学(※)合格者の24%が一番集中できた場所は「学習塾(予備校)の自習室」

 次に、受験勉強していた場所で最も集中できた場所について調査しました。

 1位は「自分の部屋」 (35.7%)、2位は「学習塾(予備校)の自習室」 (19.3% )、3位「図書館」 (14.5%)、4位「リビング」 (12.2% )という結果となりました。「自分の部屋」派は、2位の「学習塾(予備校)の自習室」派と比べ16.4%高く、なじみ深い自分の部屋は落ち着いて学習できる場所だと感じる人は多いようです。1位~3位をみると、勉強場所として好まれるのは、やはり静かで落ち着いて勉強できる場所であることがわかります。

 難関大学(※)に合格した学生はどこで勉強していたのか、多くの人は気になるのではないでしょうか?調査対象である大学生の中で、難関大学に在籍する学生、難関大学以外(以下、「その他の大学」)に在籍する学生とで、勉強場所に違いがあるのかを分析してみました。注目ポイントとしては、難関大学に在籍する学生の方が、その他の大学に在籍する学生と比べ「学習塾(予備校)の自習室」と回答した人の割合が7.2%高いことです。難関大学の学生の10人に2.4人が「学習塾(予備校)の自習室」を集中できる場所だと回答しました。

 難関大学に合格した学生は、自身が通う学習塾(予備校)の自習室という環境をフルに活用し勉強しているのではないでしょうか。学習塾(予備校)で勉強すると、ライバルが身近にいるのでやる気が出て集中力が増すほか、わからないところは先生や仲間に即座に質問できることもあり、積極的に活用していると思われます。

(※)「あなたが現在通っている大学は一般的に難関大学と言われる大学ですか?」と質問した際に「はい」と答えた33.8%の人を指している。 

トピック④
「恋愛が受験の障害になる」はウソだった!?恋人の有無によって合格率には大差なし 

 「恋愛は受験の妨げになる」などと言われることもありますが、実際はどうなのでしょうか?受験期間での異性との交際と受験について調べてみました。

 受験期間に交際していた人は16.8%で、その合格率を調べると、受験期間に交際していた人の合格率は71%、非交際者は70%とほぼ大差がないことがわかりました。

 恋人の有無によって、合格率にほぼ差がないことから、恋愛は受験勉強の障害ではなさそうと言えるでしょう。恋人の存在がむしろ勉強へのモチベーションにつながったり、良い気分転換になったりと、プラスの効果があったのかもしれません。

勉強に集中するあまり、思わぬ失敗に要注意!想定外の事態に備えて万全の準備を…。

 試験当日に想定外の事態に見舞われる可能性も。そこで、受験で経験した失敗やトラブルについて調査しました。

 最も多かったのは、「試験中に、お腹が痛くなって集中できなかった」という回答でした。また、「受験当日に受験票を忘れてしまった」という人は100人に2人で、少なからず受験票を忘れてしまう人がいることがわかりました。その他にも、「道に迷って試験時間に遅れた(遅れそうになった)」、「インフルエンザにかかって受験に行けなかった」という、事前の準備不足や体調管理の不十分さが要因の失敗もあるようです。


【調査概要】
調査期間:2017年11月28日~12月5日
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国の大学生
サンプル数:n=600
以下の性別、文系/理系でn=150ずつ均等割付で回収。
(文系 男性/理系 男性/文系 女性/理系 女性)

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