パチンコ・パチスロ関連業者の経営実態調査 

2017年11月21日
帝国データバンクでは、企業概要ファイル「COSMOS2」(147万社収録)の中から、3期連続で業績が判明しているパチンコ関連業者を、『パチンコホール経営業者』(2353社)、『パチンコ・パチスロ機卸業者』(412社)、『パチンコ・パチスロ機メーカー』(20社)の分類で抽出。各業態の売上高合計(総売上)などについて調査・分析した。

パチンコ・パチスロ業界は、「依存症問題」に端を発し規制強化が進み、2016年末は非適合機種の撤去期限となるなど、経営環境が大きく変化している。2017年9月末にはパチスロ機の5.5号機が販売中止となり、射幸性を調整した5.9号機に移行する動きがあった。また、2018年2月には、1日の遊技時間を4時間と想定したうえで出玉上限を従来の3分の2の水準とする規制強化が控えている。「射幸性の低下が集客力にも影響を及ぼしている」との声も聞かれており、業績への影響度が注目されている。

【調査結果】

1 パチンコホール経営業者2353社の売上高合計を見ると、2016年度は19兆5435億円となり、2年連続で減少、前年度比で5.2%減少した。また、2016年度に「増収」となったのは203社(構成比8.6%)で、そのうち2年連続で「増収」となったのは71社(構成比3.0%)となった

2 パチンコ・パチスロ機卸業者412社の売上高合計を見ると、2016年度は前年度比12.5%減の7523億円となった。「増収」となった企業は、2015年度が152社(同36.9%)、2016年度が141社(同34.2%)と減少傾向にある

3 パチンコ・パチスロ機メーカー20社の売上高合計を見ると、2014年度は1兆1817億円、2015年度は1兆1832億円(前年度比0.1%増)と、ほぼ横ばいの推移だったが、2016年度は前年度比14.2%減の1兆151億円だった

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[帝国データバンク]
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