理想のパソコン調査(価格.comID 登録ユーザー対象) 

2017年12月08日
「価格.com」は、「あなたの理想のパソコンを作ろう!」という企画をスタートさせました。

【企画概要】
2017年7月、「あなたの理想のパソコンを教えてください」をテーマに、サイト上でアンケート調査を実施しました。2,000人超の回答から、パソコン好きのユーザーが理想とするノートパソコン・デスクトップパソコンのスペック、価格帯などが決定。

【調査結果】

価格.comユーザー理想のパソコン・ノートパソコン編

(有効回答数:1,064件)

Q1.現在ご使用中のパソコンはいつ購入されましたか?

現在ご使用中のノートパソコンの購入時期をうかがいました。
もっとも多かったのは「3年前」(13.1%)でした。ちなみに3年前の2014年には、マイクロソフトの「Windows XP」のサポートが終了しました。そのタイミングで新しいパソコンに買い換えたという人が多そうです。ただ、4年前、5年前という方も10%以上おり、最近は比較的長めに1台のパソコンを使用している傾向がうかがえます。
また、この1年以内にパソコンを購入したという人も合計すると23.8%おり、比較的最近パソコンを買い換えたという人も多いことがわかりました。ちょうど今、多くの方にパソコンの買い換えタイミングなのかもしれません。

Q2.そのパソコンの購入価格を教えてください。

購入したノートパソコンの購入価格をうかがいました。
もっとも多かったのは「50,000円以下」で20.4%。ここ最近、ノートパソコンの低価格化が進んでいますが、2割程度の方が、5万円以下で購入可能な低価格モデルを選んでいます。そのほかの価格帯は比較的まんべんなくバラけているようで、ご自身の利用目的や利用スタイルに合わせて、さまざまな価格帯の製品を選んでいることが見て取れます。

Q3.ご希望の液晶サイズは?-15.6型と13.3型が拮抗

理想のノートパソコンについて、液晶画面のサイズをうかがいました。
選択肢は、現在流通の多い15.6型と13.3型の2択でしたが、どちらもほぼ同数という結果になりました。どちらかといえば家庭内のメインマシンとして使う15.6型と、時にはモバイル用途でも利用できる13.3型、それぞれに需要があることがわかります。

Q4.ご希望の解像度は?-フルHDが7割を占める

理想のノートパソコンについて、液晶画面の解像度をうかがいました。
こちらでは、低価格モデルで一般的な「1366×768」はあえて外し、「フルHD(1920×1080)」と、「4K(3840×2160)」の2択としましたが、多かったのは「フルHD」(72.7%)のほう。さすがに、ノートパソコンの画面で4Kというのは、若干オーバースペックと思っている方が多そうです。

Q5.導入したいCPUは?-圧倒的にハイエンドの「Core i7 7500U」

理想のノートパソコンについて、どんなCPUを搭載したいかうかがいました。
選択肢は3種類。いずれもインテルの最新プロセッサー「Core i」(Kaby Lake)シリーズで、「Core i7 7500U」「Core i5 7200U」「Core i3 7100U」の3種類をあげましたが、ここでは圧倒的に、ハイエンドモデルの「Core i7 7500U」(57.0%)が人気という結果に。やはり、理想のノートパソコンは処理速度もゆずれない、というユーザーの皆さんの思いが伝わってくるようです。

Q6.導入したいストレージは?-「SSD 512GB」が4割を占める

理想のノートパソコンについて、どんなストレージを搭載したいかうかがいました。
選択肢は3種類。「SSD 256GB」「SSD 512GB」「SSD 256GB+HDD 1TB(デュアルドライブ)」と、いずれもSSDの搭載は必須と考えた選択肢を用意しました。結果としてもっとも多かったのは、「SSD 512GB」(40.0%)。やはりここでも、速さと容量のいずれもトップクラスの「SSD 512GB」を選択したいという、ハイエンド志向が見て取れます。速さと容量のバランスを取ったデュアルドライブ構成も31.8%と健闘しましたが、最近は、クラウドストレージを利用するケースも増えてきており、内蔵ストレージにさほどの大容量は不要と感じている人も多いのかもしれません。

7.導入したいメモリー容量は?-ほぼ半数が「8GB」

理想のノートパソコンについて、搭載したいメモリー容量をうかがいました。
選択肢は「4GB」「8GB」「16GB」の3種類を用意しましたが、一番多かったのは、真ん中の「8GB」(49.2%)で、次点に「16GB」(43.9%)がつけるという結果になりました。メモリー容量は多ければ多いほど快適というのが、パソコンの基本ですが、それでも8GBという回答が多かったのは、おそらくそれによってコストが上がってしまうことを皆さん危惧されたのではないかと思います。確かにメモリーは16GBあったほうが快適ですが、それで数万円価格が上がるくらいなら、現状のWindows 10環境では十分快適とされる8GBのほうが現実的であろうと判断される方が多かったのでしょう。

8.光学ドライブは必要ですか?-半数近くが「必要なし」

理想のノートパソコンについて、光学ドライブの有無と、その種類についてうかがいました。
この結果、多かった回答は「必要なし」(45.1%)でした。半数には届いていませんが、特にモバイル用途を重視する方にとっては、本体の厚さが増え、重量も増す光学ドライブは不要という意見が多いようです。ソフトのインストールやデータのバックアップ、音楽CDのリッピングなど、現在でも利用価値の高い光学ドライブですが、前述のクラウドストレージの進化や、ソフトやアプリのオンライン購入が進んだことも大きく影響していそうです。なお、DVDとブルーレイでは、ブルーレイのほうが35.2%と多く、搭載するのであれば、データ容量も多く、フルHDの映像が楽しめるブルーレイを、という結果になっています。

Q9.予算の上限は?-「10万円」がひとつの目安

理想のノートパソコンについて、かけてもいい予算の上限についてうかがいました。
結果としては、「75,001~100,000円」という価格帯が25.8%でもっとも多く、イメージとしては「予算はかけても10万円以内」という感じで思っている方が多いことがわかりました。実に、現実的なラインという感じがしますが、さすが価格.comのユーザーだなあと感じるのは、それより高額な価格帯を選択した方も、たとえば「100.001~125,000円」(18.5%)や、「125.001~150,000円」(15.7%)のように、結構いること。理想のノートパソコンを作るのであれば、ある程度高額になることは織り込み済み、という、パソコン好きな方ならではの心意気が見えますね。

Q10.その他の要望は?-軽量・薄型、長時間駆動など
最後に、フリーアンサーで、理想のノートパソコンに対する要望をうかがいました。
実は、この結果が一番おもしろかったのですが、皆さんのこだわりがさまざまうかがえる結果になっています。すべてはお見せできませんが、比較的多かった意見を下記に列挙します。

・軽量化(薄型化)。特に1kg未満が理想
・長時間バッテリー駆動。10時間以上駆動が理想
・USBポートは3基以上搭載してほしい。USB3.1ポートも
・外付けグラフィックが欲しい
・タッチパネルが欲しい
・堅牢性
・静音性

なかでも多かったのは、軽量化と長時間バッテリー駆動で、モバイル用途を考えている方にとっては、このあたりは必須の性能と言えそうです。
ノートパソコンとひと口に言っても、モバイル用途を重視するかどうかで、大きく方向性が分かれてきますが、Q3の回答からも、価格.comユーザーの半数程度は、モバイル用途も重視しているようなので、モバイル系であれば、このあたりのスペックは織り込むべきなのでしょう。

価格.comユーザー理想のパソコン・デスクトップパソコン編

(有効回答数:1,013件)

Q1.現在ご使用中のパソコンはいつ購入されましたか?

現在ご使用中のデスクトップパソコンの購入時期をうかがいました。
もっとも多かったのは「5年前」の11.3%。次いで「2年前」の11.2%という結果になりました。ここ1年以内も合計で19.8%いるなど、比較的最近パソコンを新調された方も多そうです。なお、5年前の2012年には、Windows 8がリリースされており、このタイミングでパソコンを買い換えたという人がデスクトップの場合、多いのかもしれません。

Q2.そのパソコンの購入価格を教えてください。

購入したデスクトップパソコンの購入価格をうかがいました。
デスクトップパソコンは全体的にハイエンド傾向のようで、もっとも多かったのは、「150,001円以上」で23.0%とダントツ。その次は10万円前後の価格帯が多く、逆に、5万円以下という割合は9.0%とかなり少なめになっています。このことから、デスクトップパソコンの購入者は、3Dゲームなどもバリバリ行えるようなハイエンドモデルと、そこそこの処理性能を持ったミドルクラスモデルの人気が高めであることがわかります。

Q3.導入したいCPUは?-実績のある「Core i7」が多数

理想のデスクトップパソコンについて、どんなCPUを搭載したいかうかがいました。
選択肢としては、現状でもっともハイエンドなインテルの「Core i7」と、今後市場に出てくる新ハイエンドCPU「Core i9」、さらに今年の春発売され大きな話題を呼んでいるAMDの「Ryzen 7」の3つを用意しました。結果としては、やはりこれまでの実績のある「Core i7」が43.8%という圧倒的人気に。ただ、新ハイエンドCPUの「Core i9」も33.3%と、比較的高い支持を得ており、ユーザーのハイエンド志向が見て取れます。

Q4.導入したいストレージは?-「256GB SSD+2TB HDD」が最多

理想のデスクトップパソコンについて、どんなストレージを搭載したいかうかがいました。
デスクトップパソコンでは、システムドライブをSSDに、データ保存をHDDにというデュアルドライブ構成が常識となりつつあることから、全ての選択肢をデュアルドライブとし、SSDとHDDの容量で3つの選択肢を用意しました。結果としては、「256GB SSD+2TB HDD」という、用意した選択肢の中ではもっともミニマムな構成の人気が、43.8%ともっとも高く、意外にストレージに関しては、そこまで大容量を望んでいるわけではないということがわかりました。ただ、そのいっぽうで、もっともハイエンド構成の「512GB SSD+4TB HDD」という項目も36.4%の支持を得ており、やや意見の分かれるところとなっています。

Q5.導入したいメモリー容量は?-大容量「16GB」が圧倒的多数

理想のデスクトップパソコンについて、搭載したいメモリー容量をうかがいました。
こちらは非常にわかりやすい結果となっており、大容量の16GBが73.2%と圧倒的な支持を得ています。やはり、デスクトップパソコンを購入するのであれば、処理速度に大きく影響するメモリーについては一切の妥協を許さないという、ユーザーの強いこだわりが感じられます。

Q6.導入したい光学ドライブは?-「ブルーレイ」が圧倒的人気

理想のデスクトップパソコンについて、搭載したい光学ドライブの種類をうかがいました。
こちらは、ブルーレイ(BD)とDVDドライブの2択でしたが、やはりブルーレイのほうが74.0%と圧倒的に人気。どうせ搭載するのならブルーレイというのは、デスクトップパソコンの場合、常識と言えそうです。

Q7.導入したいグラフィックは?-ハイエンドの「GeForce GTX1080 Ti」が約半数

理想のデスクトップパソコンについて、搭載したいグラフィック性能(ビデオチップ)の種類をうかがいました。選択肢としては、NVIDIA系で2種類(GeForce GTX1080 Ti、GeForce GTX1050 Ti)、Radeon系で1種類(Radeon RX 480)の3種類を用意しました。結果としては、もっともハイエンドの「GeForce GTX1080 Ti」クラスが47.9%で一番人気。グラフィックに関しても、性能には妥協したくないという、ユーザーのハイエンド志向は、ここでも見て取れます。

Q8.予算の上限は?-「15万円」がひとつの目安。20万円までは許容範囲か

理想のデスクトップパソコンについて、かけてもいい予算の上限についてうかがいました。
ノートパソコンの場合は、比較的バランスを重視した予算志向でしたが、デスクトップパソコンの場合、ここまで見てきたように、かなりハイエンド志向であることもあって、予算もかなり高めの傾向となっています。一番多かったのは「125,001~150,000円」(22.9%)というレンジですが、その上の「150,001円以上」というレンジも21.9%と多く、ある程度お金をかけても、それなりのスペックをそろえたいという、ユーザーのハイエンド志向が見て取れます。

Q9.その他の要望は?-「水冷システム」が意外な人気。「カッコいいケース」を求める声も
最後に、フリーアンサーで、理想のデスクトップパソコンに対する要望をうかがいました。
なかでも比較的多かった意見を下記に列挙します。

・水冷システムを搭載したい(静音性重視)
・カッコいいシンプルケース希望(リビングに置けるような)
・コンパクト&拡張しやすいケース希望
・安定した電源ユニットの採用
・4Kディスプレイとの組み合わせ
・無線LAN対応
・テレビチューナー搭載

いずれも、昨今のトレンドに沿った要望かと思いますが、意外に多かった回答として「水冷システムの搭載」がありました。水冷システムは、ファンによる空冷システムに比べて静音化しやすいため、一部で強い人気がありますが、今回のアンケートでも、水冷システムは多くのユーザーから求められていることがわかりました。確かに、水冷システムを搭載した静音パソコンというのは、現状の既製品モデルでもあまり見かけないので、ひとつの理想形なのかもしれません。

そのほか、ケースに対する要望も多く上がっていました。やはり、あまり無骨なケースよりも、見た目がカッコいいケースのほうが愛着もわきますし、リビングルームなどにもさりげなく置いておけたらカッコいいですしね。コンパクト化は、拡張性や性能面とのバランスですが、上記で見たようなハイスペックを搭載しつつ、可能な限りコンパクトで、見た目もカッコいいケースが求められていることは事実のようです。


【調査パネル】
調査エリア:全国
調査対象:価格.comID 登録ユーザー
調査方法:価格.comサイトでのWebアンケート調査
回答数:2,077件(ノートパソコン・デスクトップパソコン合算)
調査期間:2017年7月3日(月)~2017年7月18日(火)
調査実施機関:株式会社カカクコム

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