「親子のスキンシップ」についての調査(中学生までの子どもを持つ30~49歳の女性対象) 

2017年12月04日
ナリス化粧品は、中学生までの子どもを持つ30~49歳の女性に対し、「親子のスキンシップ」についてインターネット調査を実施しました。

働く女性の増加で家族のあり方が変わる中、夫婦のスキンシップがとれている人は子どもとのスキンシップも良好であること、また、親とのスキンシップが良好な子どもは「笑顔」「好奇心」が多く「大人を好きになる」傾向があり、逆に、親子のスキンシップが不十分な子は「ゲームがやめられない」「やる気がない」という傾向があることも明らかになりました。

【調査トピックス】

(1)親子のスキンシップが「十分とれている」「だいたいとれている」と感じる人は74.3%。しかし、子の年齢とともにスキンシップの機会は減り、1日の子どもとのスキンシップ時間は、2才までは2時間以上、小学校高学年では5分未満、中学生は「していない」が最も多い。スキンシップ時間に、仕事の有無・就労時間の長短による顕著な差は見られない。

(2)夫婦のスキンシップが「十分とれている」「とれている」と感じる人は45.8%。半数以上が「あまりとれていない」「全くとれていない」と回答。「全くとれていない」は21.7%。また、夫婦のスキンシップが「十分とれている」「だいたいとれている」人の8割以上が、子どもとのスキンシップも「十分とれている」「だいたいとれている」と回答。

(3)親子のスキンシップ時間が長いほど、その子どもは「よく笑う」「好奇心が旺盛」「大人を好きになる」傾向。逆にスキンシップ時間が短い子どもは「ゲームがやめられない」「やる気がしない」「イライラしがち」な傾向。

(4)保湿剤を塗った後に実感したことがある効果を質問したところ、直接的な潤いだけでなく「子どもが笑顔になる」「子どもが安心する」など心理的な効果を感じていることが明らかになった。

【調査結果】

(1)中学生までの子どもを持つ30~49歳の女性に「子どもとのスキンシップはとれている方だと思いますか?」と質問したところ、「十分とれている」と答えた人は19.4%、「だいたいとれている」と答えた人は54.9%で、7割以上の人がスキンシップをとれていると感じていることがわかりました。

「子どもとスキンシップをする時間はどのくらいですか?(平日1日平均)」という質問に対しては、「~30分」が18.9%とトップ。次いで「~15分」が17.9%、「~1時間」が17.0%という結果になりました。これを子どもの年齢別にみると、2歳までは「2時間以上」がトップですが、小学校高学年では「~5分」が32.0%、中学生では「していない」が38.3%にのぼり、子どもの成長とともにスキンシップの機会が確実に減っていくことが明らかになりました。

また、週の就労時間別に傾向を見ると、仕事をしていない人の子どもとのスキンシップの時間は「2時間以上」がトップ、就労時間が増えるほどスキンシップを「していない」と答える人が多い傾向が見られました。これは、スキンシップ時間が最も増える「1歳未満」の子どもを持つ母親は育児休暇などで仕事をしていないことや、子どもの成長とともに就労時間が増え、スキンシップする時間も減ることが影響していると考えられます。最も回答の多かったスキンシップ時間「~30分以内」「~15分」においては、仕事の有無や週の就労時間による顕著な差は見られませんでした。週の就労時間が「~60時間」「それ以上」と回答した人の中には、スキンシップ時間を「2時間以上」とっている人もいました。

(2)「夫婦のスキンシップはとれている方だと思いますか?」という質問に対しては、「十分とれている」は9.6%、「だいたいとれている」は36.2%で、とれていると感じている人は半数以下にとどまりました。「あまりとれていない」が32.4%、「全くとれていない」と回答した人は21.7%にものぼりました。

また、夫婦のスキンシップ実感と親子のスキンシップ実感の相関をみたところ、夫婦のスキンシップが「十分とれている」と回答した人の93.2%、「だいたいとれている」と回答した人の87.7%が、子どもとのスキンシップも「十分とれている」「だいたいとれている」と回答。「あまりとれていない」「全くとれていない」は10%程度にとどまりました。逆に、夫婦のスキンシップが「全くとれていない」と回答した人は、子どもとのスキンシップも「あまりとれていない」「全くとれていない」と回答(44.3%)。夫婦のスキンシップが良好な人は、子どもとのスキンシップも良好であるといえそうです。

(3)「あなたの子どもに当てはまることをすべて答えてください」という質問で子どもの傾向についてアンケートをとり、親子のスキンシップ時間との相関関係を調べました。子どもの特徴として「よく笑う」「好奇心が旺盛」「大人を好き」と回答する人の割合は親子のスキンシップ時間が長いほど高くなり、逆に、「ゲーム(スマホ)がやめられない」「やる気がない」「イライラしがち」と回答する人の割合は、親子のスキンシップ時間が短い人ほど高くなりました。

(4)「子どもとのスキンシップで、日常行っていることをすべて答えてください」との質問では、「ハグする」「手をつなぐ」「頭をなでる」という項目が子どものどの年齢でも高くなりました。かつての日本で多く見られた「おんぶする」という項目は、子どもが0歳でも34.8%、全体で21.6%にとどまりました。いっぽう、中学生以上で「ハグをする」と答えた人は20.6%にのぼりました。「抱く」や「抱き合う」とは違ったニュアンスを持つ「ハグする」という言葉が一般化してきたことが、スキンシップの行為にも影響しているといえそうです。

また、この質問で「保湿剤(クリームやオイルなど)を塗る」と回答した454人に、保湿剤を塗った後に実感したことがある効果を尋ねたところ、「肌が潤う」という直接的な効果のほかに、「子どもが笑顔になる」「子どもが安心する」など心理的な効果を感じていることがわかりました。また、子どもの年齢が高くなるほど「子どもが安心する」効果を実感している人が多く、子どもの成長とともにスキンシップが少なくなるなか、「保湿剤を塗る」という行為は貴重といえそうです。


【調査概要】
一次調査
調査実施期間:2017年10月31日~11月2日
調査対象者:30~49歳の女性2,402人
調査方法:インターネットによるアンケート調査

二次調査
調査実施期間:2017年11月9日~2017年11月12日
調査対象者:一次調査で0歳から中学生までの子どもがいると答えた30~49歳の女性1,214人
調査方法:インターネットによるアンケート調査

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