現代女性の健康と運動に関する意識調査(20-59歳の女性対象) 

2017年12月04日
ディーエイチシー(DHC)は、現代女性の健康と運動に関する意識調査を実施、その速報がまとまりましたのでご報告いたします。今回実施した調査では、全体の7割以上の女性が運動する時間が不足していると回答しており、中でも運動に時間を割くことができない20代〜30代の女性に、免疫が高齢者のように落ちやすい“免疫老化”の傾向が見られることが分かりました。

<調査結果・サマリー>

今回の調査では、自身の生活の不調に関する悩みについて上位3回答が「日常的にストレスを感じている(64.8%)」「疲労が取れない(64.0%)」「睡眠が十分に取れない・睡眠の質が悪い(60.1%)」となりました。そのような不調を感じ始めた時期としては「40歳を超えてから」「就職をしてから」が全体の半数以上を占め、年齢やライフステージの節目のタイミングで不調を感じやすくなることが分かりました。

また、「運動する時間が不足している」という女性は72.5%もおり、運動の必要性を感じている女性は全体の48.3%もいるにも関わらず、実際に自身の健康維持・改善のために運動をしていると回答した女性は全体の18.8%となりました。

次に、全体の62.2%にあたる定期的な運動(※1)ができていない女性に対して、その理由を尋ねると「時間が取れないから」という理由が最も多く、71.3%となりました。反対に、定期的に運動をしている女性(37.8%)のうち、66.9%は1年以上継続的に運動をしていると回答。運動を定期的に行っている人は、長期間運動を継続していることが分かりました。 そして、定期的に運動をしている女性のうち63.6%は健康改善に効果があったと回答しました。

本調査結果に関して、石川正明薬学博士は「現代の女性は、顕著な運動不足状態であることが分かります。そして、運動不足の結果として、「日常的なストレスの蓄積」「疲労が取れない」などの悩みが上位を占めていることも考えられます。これらの悩みと免疫は非常に密接な関係で、顕著な運動不足状態の現代の女性は、高齢者のように免疫が落ちやすい“免疫老化”の傾向があると考えられます。運動は必要なものではありますが、現実的に時間が取れないため、運動不足の早期解決は難しいでしょう。しかし、日常生活における食事などでも免疫力を高くすることができます。その他にも有機ゲルマニウムの経口摂取なども効果的な方法として挙げられます。これから本格的に始まる冬は特にウイルス感染などのリスクも非常に高まるため、対策をする必要性が非常に高まってきます。」とコメントしています。

※1:1ヶ月に1回以上の運動

◎「3大不調」を抱える多くの女性と運動不足を解決できていない現状
 ①多くの女性が日常生活の中で感じる「3大不調」
 ②特に体の不調を感じたタイミングは 「年齢の境目」 と 「就職のタイミング」
 ③72.5%が感じる「運動不足」実際に行っている女性は、たった18.8%のみ

◎運動ができている女性とできていない女性の間には大きな差が…
 ④43.5%は運動することがほぼなく、1ヶ月に1回以上の運動頻度は全体の37.8%
 ⑤定期的に運動している66.9%は1年以上継続し、うち63.6%は健康改善効果を実感

◎運動をしない理由と本心は…
 ⑥定期的に運動ができていない理由の1位は「時間が取れないから」で71.3%
 ⑦現状は定期的な運動はできていないが、本心では定期的に運動をしたい女性は76.7%

【調査結果】

<「3大不調」を感じる多くの女性と「運動不足」を解決できていない現状>

①多くの女性が日常生活の中で感じる「3大不調」
実際に対象者が感じている、ご自身の生活の悩みについて尋ねました。
「日常的なストレス」「疲労が取れない」「睡眠の質が悪い」など、体の不調についての悩みが
それぞれ60%以上の回答となり、多くの女性が体調に関する悩みを抱えていることがわかりました。

②特に体の不調を感じたタイミングは 「年齢の境目」 と 「就職のタイミング」
体の不調を感じ始めたタイミングについて尋ねました。
4つの設問の上位は全て「年齢の境目・就職・出産」など、人生の節目のタイミングであることがわかりました。

③72.5%が感じる「運動不足」実際に行っている女性は、たった18.8%のみ
72.5%の女性が「運動する時間が不足」だと感じている中、自身の健康維持・改善のために気をつける必要があると考えていることと実際に行っていることについて尋ねました。
すると、48.3%の女性が運動の必要性を感じていると回答したものの、実際に運動を行っているのは18.8%のみとなり、健康維持のために運動は必要だと感じるものの実際は行動に移せていないというギャップが大きく存在することがわかりました。

<運動ができている女性とできていない女性の間には大きな差が…>

④43.5%は運動することがほぼなく、1ヶ月に1回以上の運動頻度は全体の37.8%
自身が実際に、定期的に運動をしているかを尋ねました。
今回の調査では、「1ヶ月に1回以上運動を行う人を定期的な運動実施者」と定義。全体の37.8%の女性が定期的に運動を行っていると回答しました。一方、「運動することは(ほぼ)ない」という回答をした女性は43.5%という数値となり、この回答のみで「定期的に運動をしている」という回答よりも上回る結果となり、現代の女性がいかに運動不足であるかが如実にわかる結果となりました。

⑤定期的に運動している66.9%は1年以上継続し、うち63.6%は健康改善効果を実感
定期的に運動をしていると回答した全体の37.8%の女性を対象に、運動を始めた時期と効果を尋ねました。
定期的な運動を始めた時期に関する設問では、1年以上前から継続的に運動を行っていると回答した女性が66.9%となったことから、運動を定期的に行っている人は、長期間運動を継続していることが分かりました。また、運動によって自身の健康が改善されたと回答した女性は63.6%となり、運動によって多くの女性が健康が改善されたと感じていることが分かりました。

<運動をしない理由と本心は…>

⑥定期的に運動ができていない理由の1位は「時間が取れないから」で71.3%
定期的に運動ができていない女性(62.2%)に、定期的に運動ができない理由を尋ねました。
すると、回答は「時間が取れないから」に集中し、他を大きく突き放して71.3%もの女性が回答をしました。
この設問から、多くの女性は運動をするためには、まとまった時間が必要なのではないか、と考える傾向が強いことが考えられます。

⑦現状は定期的な運動はできていないが、本心では定期的に運動をしたい女性は76.7%
定期的に運動ができていない女性に、本当は定期的に運動をしたいか、また続けたいと思うかを尋ねました。
すると、「定期的に運動をしたい・続けたいが、できずに悩んでいる」という回答が34.9%、「なんとなく定期的に運動をしたい・続けたいとは思っている」という回答が41.8%となりました。
つまり、現状は定期的に運動ができていない女性の76.7%は、現状の生活を見直し、定期的な運動を行いたいと考えていることがわかりました。
定期的な運動を1年以上継続的に行っている女性は66.9%いるという調査結果から見ても、まずはどんなに短い時間や軽い運動であっても続けてみることが、定期的な運動の習慣化につながることがわかりました。


【調査概要】
性別:女性
人数:400名
年齢:20-59歳
エリア:全国
割付:有識者
調査方法:インターネット
調査期間:2017年10月

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