DMPサービス市場/MAサービス市場に関する調査(2017年) 

2017年11月29日
矢野経済研究所は、国内のDMPサービス市場/MAサービス市場の調査を実施した。

<デジタルマーケティングとは>
デジタルマーケティングとは、企業が自社や第三者が保有するデータを活用して、製品やサービスのマーケティングを行い、消費者に到達させる手法を言う。本調査では、デジタルマーケティングサービスのうち、DMP(Data Management Platform)とMA(Marketing Automation)を対象とした。

<DMP(Data Management Platform)/ MA(Marketing Automation)とは>
本調査におけるDMP(Data Management Platform)とは、様々な販売チャネルにおける顧客の行動データを集約して分析することで、顧客の特徴を明らかにし、広告、メール、DMなどのマーケティング施策を最適化するシステムやサービスをさす。また、MA(Marketing Automation)とは、大量の見込み顧客や既存顧客を一元化し、自動的に評価し、設計したシナリオに基づいて、シナリオを自動実行させ、顧客を個別に育成することで確度の高い商談を創出するシステムやサービスをさす。

【調査結果サマリー】

◆ 2016年のDMPサービス市場規模は57億7,000万円、2017年は前年比27.2%増の見込
2016年のDMPサービス市場規模は57億7,000万円であった。DMPの用途が拡大していることなどからプライベートDMP※1の構築、またパブリックDMP※1の利用(複数利用)が進んでおり、2017年には同市場規模は前年比27.2%増の73億3,700万円に達すると見込む。
同市場で注目すべきはセカンドパーティーデータ※2で、政府が匿名加工情報をビッグデータとして売買するための指針を発表しており、データの取扱いに慣れたDMPベンダーには新たなビジネス創出の期待がある。

◆ 2017年のMAサービス市場規模は301億9,000万円の見込、AIの活用も進む
2016年のMAサービスの市場規模は245億4,500万円であった。効果測定といった活動を自動化しやすくなったことや、顧客とのコミュニケーションチャネルの多様化、One to Oneマーケティングに対する注目などからMAおよび周辺サービスに対する需要が拡大しており、同市場規模は2017年には前年比23.0%増の301億9,000万円に達すると見込む。
総じてMAベンダーはよりリアルな顧客ニーズに応えるため、AIを活用して分析時間の短縮を図るなど、AIの活用に積極的である。また、AIにはこうしたデータの鮮度向上だけでなく、精度向上や顧客行動予測なども期待されている。


※1. DMPには、自社サイトの顧客データを活用するプライベートDMPと自社サイト以外の顧客データを活用するパブリックDMPの2種がある。いずれも顧客データを収集、分析し、マーケティングに活用する。
※2. 競合他社のブランドやweb媒体(パブリッシャー)から売買できるファーストパーティーデータのことである。

【調査概要】
調査期間:2017年8月~10月
調査対象:国内デジタルマーケティングサービスベンダー等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

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