”没イチ”と相続に関する意識調査2017(20歳以上の方対象) 

2017年11月24日
ハイアス・アンド・カンパニーは、「“没イチ”と相続に関する意識調査2017」を男女1210名に実施しました。

*“没(ボツ)イチ”とは配偶者と死別した人のことを示す言葉で、平均寿命が延びる中で、“没イチ”を長く生きる時代の到来と共に着目されています。

【トピックス】

1)年々増加する「没イチ」、“没イチ”という言葉を知っているのはたったの5%

2)「没イチの再婚」、自分が“没イチ”になったとき「再婚したい」は2割以下
 3人に1人以上が、自分が亡くなった後の配偶者の再婚には「賛成」

3)“没イチ“になった親の再婚に対して賛成派は約3割、反対派の理由は3人に1人が「遺産相続の問題」

4)自分が“没イチ“になった際、相続に関して3人に1人が「子どもは頼りにならないと思う」
 そのうち「手続きを一人でやらなくてはいけないことに不安を感じている」は8割越え

【調査結果】

1)年々増加する「没イチ」、“没イチ”という言葉を知っているのはたったの5%
「“没イチ”という言葉を知っていますか?」という質問に対して、「知っている」との回答はたったの5%です。

この“没イチ”という言葉は、離婚した人を「バツイチ」と呼ぶのに対し、配偶者と死別した人のことを示す言葉です。今年、団塊世代が70代に突入し、本格的な超高齢化社会を迎える中、配偶者と死別する人は年々増加し、2015年には864万人(65歳以上)に達しました。

核家族化が進んだ現代において、配偶者との死別後には1人暮らしになるケースが多く、孤独感や喪失感に苦しむ人や、一方で前向きに新しいことに挑戦する人等、様々な生き様に注目が集まっていく中で、生まれた言葉とされています。言葉の認知自体はまだまだ少ないですが、実際に“没イチ”になる人の増加と共に、広まっていくのではと言われています。

2)「没イチの再婚」、自分が“没イチ”になったとき「再婚したい」は2割以下
  3人に1人以上が、自分が亡くなった後の配偶者の再婚には「賛成」

 “没イチ”に関して、よく話題に上げられているのが“没イチ”の「再婚」です。「配偶者が亡くなった後、自分は再婚したいと思いますか?」の質問に対し、「再婚したいと思う」(「思う」・「どちらかといえば思う」計)との回答は全体の2割以下と、自身が“没イチ”になった場合の再婚には消極的な結果が出ました。一方で、「自分が亡くなった後、配偶者が再婚することについて、どう思いますか?」の問に対しては、4割強が「賛成」(「賛成」・「どちらかというと賛成」計)と回答しました。理由として、自身が亡くなった後も自分のパートナーに対して「幸せになってほしい」という回答が挙がっており、その選択肢として「再婚」を考えているようです。

3)“没イチ“になった親の再婚に対して賛成派は約3割、反対派の理由は3人に1人が「遺産相続の問題」

子供からの「“没イチ”になった親の再婚」については、半数が「どちらとも言えない」と回答、続いて「賛成」(「賛成」・「どちらかといえば賛成」計)が約3割となりました。反対派の理由として、一番多かったのは「心理面の問題(父(母)が母(父)以外の人と一緒になるのが許せない等)」(54.7%)であるものの、次いで「遺産相続の問題」(34.7%)となっており、3人に1人は「遺産相続の問題」を理由に“没イチ”になった親の再婚に反対しているという結果になりました。

4)自分が“没イチ“になった際、相続に関して3人に1人が「子どもは頼りにならないと思う」、そのうち「手続きを一人でやらなくてはいけないことに不安を感じている」は8割越え

「遺産相続」は、日本の結婚や家族のあり方の多様化に伴い、複雑化してきています。しかしながら、相続対策は全体で見ると、「何もしていない」が8割強と圧倒的に割合が高く、半数以上が「誰に相談したら良いか分からない」と回答しています。※1

自分が“没イチ”になった際の相続に関しても、3人に1人が「子供は頼りにならないと思う」と回答しました。最近は核家族化が進み、結婚後に親子が疎遠になるケースも少なくないことが要因ではないかと考えます。また、そのうち、約8割が「相続が発生した際、手続きなどひとりでやらないといけないことに不安を感じている」と回答しました。

※1: 「相続に関する意識調査」2017年11月14日発表


<調査概要>
調査名:”没イチ”と相続に関する意識調査2017
調査方法:ハイアス運営サイト「ハッピーリッチ・アカデミー」上でのアンケートにて選択式にて回答を得た。
調査対象:20 歳以上のインターネットユーザー
調査期間:2017年10月10日~10月19日
有効回答数:1,210 名(被相続人n=246、相続人n=964)

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