自動車に関するアンケート調査 

2017年11月17日
アイ・ティ・リアライズは、2017年10月、クレジットカードの利用履歴をベースにした独自リサーチサービス『CRECOリサーチ』で、自動車に関するアンケート調査を実施しました。

「家に自動車はあってあたりまえ」「車の免許を取るのはあたりまえ」という時代が長く続いてきました。自動車検査登録情報協会発表の情報によると、1世帯当たりの自動車保有台数は1.062台。一方で若者の車離れが進んでいるという現状もあります。カーシェアなど、所有だけではない選択肢も登場し、自動運転の実用化も迫るなど、車への向き合い方が大きく変化する予兆が感じられます。今回、CRECOでは、自動車(自家用車)の所有・利用状況に焦点を当ててアンケートを実施してみました。

【調査結果サマリー】

・運転免許所持率は9割を超える。自家用車の所有率は8割弱。
・結婚している方は半数以上が配偶者も運転する。
・車のメーカーは「トヨタ」が多い、但し女性は「スズキ」の所有率も高め。
・小型カーの所有率が高いものの、ファミリー層・世帯年収が高めの方には「ミニバン」も人気。
・車を選ぶ際は複数の要素を踏まえ購入。また遠近でのショッピングが主な使用用途。
・自家用車を持たない理由は家計に関わることがメイン。
・カーシェアリングの利用頻度は低め。利用する方の中では「タイムズカープラス」が突出している。

【調査結果】

Q1.あなたは自動車の運転免許を持っていますか。(SA)
運転免許所有率は9割を超える。ファミリー層や高年齢層の所有率が高めの傾向。

まずCRECOユーザーに運転免許の所有有無を聞いてみました。全体として91.4%の方が運転免許を「持っている」という結果となりました。

各属性別に見てみると、年齢では男女とも若年層よりも高齢層の方の免許所有率が高い傾向が見受けられました。また、既婚子供ありというファミリー層に関しては免許所有率が高く、年収では世帯年収が低めの方の所有率が低いという傾向が見受けられました。

Q2.あなたのご家庭では自家用車を何台持っていますか。(SA)
自家用車所有率は8割弱。家族のいる方は複数台所有率が高めであるが、反面家族のいない方の所有率は低め。

次に自家用車の所有台数を聞いてみたところ、全体で最も多かったのは「1台」で51.3%の方が回答しており、1台以上になると自家用車所有率は76.8%でした。自家用車未所有は23.2%となっています。

各属性別では、女性中年層と既婚子供ありの方は2台以上自家用車を所有している率が高めで、夫婦別で自家用車を使用する状況が窺えます。また高齢層の1台所有の傾向も強く、車が主な交通・移動手段になっていることが分かります。反対に独身の方や世帯年収が低めの方に関しては、全体と比較して「自家用車を持っていない」傾向が見受けられました。

Q3.あなたのご家庭で主に自家用車を運転する方は誰ですか。当てはまる方を全てお選びください。(MA)
車の運転に関しては、結婚している方は半数以上が配偶者も運転する。

更に誰が主に自家用車を運転しているのかも聞いてみました。自分で運転する方が最も多く、全体の85.5%が回答しています。配偶者に関しても45.6%の方が運転すると答えており、夫婦ともに車を運転する方は半数近くいる結果となりました。

各属性別に見ると、既婚子供ありの方に関しては、配偶者も71.3%が運転すると回答しています。既婚子供なしの方の配偶者の運転率も59.1%と高めであり、夫婦ともに運転する傾向が高いのは顕著な傾向と言えます。

Q4.現在、あなたのご家庭でお持ちの自家用車はどのメーカーですか?当てはまるものを全てお選びください。(MA)
全体的には「トヨタ」の所有率が高め。女性は「スズキ」の所有率も高い。

では自家用車を所有している方はどのメーカーの車を所有しているのでしょうか。所有車のメーカーを聴取してみたところ、最も多いのは「トヨタ」で全体の37.4%という結果となりました。その後「ホンダ」「スズキ」と続いています。

各属性別に見ると、高齢層の方に関しては「トヨタ」の所有率が高めで、トヨタブランドの強さが見受けられました。女性若・中年層に関しては「スズキ」の所有率が全体と比較してやや高めで、女性の選択肢として軽自動車が選ばれている状況が窺えます。

Q5.現在、あなたのご家庭でお持ちの自家用車のタイプは何ですか?当てはまるものを全てお選びください。(MA)
軽自動車を含む小型カーの所有率が高い。ファミリー層や世帯年収が高めの方には「ミニバン」の購入傾向が強い。

所有している自家用車のタイプに関しては、全体では37.0%の方が「軽自動車」と答えており、その後「コンパクトカー・ハッチバック」続いていることからも、小さい車が好まれている傾向が見受けられました。

各属性別では、女性若・中齢層の軽自動車所有率が全体と比較して高く、全設問の「スズキ」が選ばれている結果と結び付いています。家族のいる既婚子供ありの方は「軽自動車」の後に「ミニバン」が続いており、大人数乗れる車が好まれているという結果となりました。年収では、世帯年収が高めの方に関して「ミニバン」がトップとなっており、これに関しては高級ミニバンが選ばれているということが考えられます。

Q6.あなたのご家庭でお持ちの自家用車のエンジンの種類は何ですか?当てはまるものを全てお選びください。(MA)
エンジンは「ガソリンエンジン」が大半。「ハイブリット」は4.2%に留まる。

次に所有している自家用車のエンジンの種類を聞いてみたところ、「ガソリンエンジン」という回答が86.6%で大多数を占めていました。最近増えてきている「ハイブリットエンジン」に関しては、4.2%と少なめでした。

各属性別では、女性高齢層及び世帯年収が高めの方に関して、「ディーゼルエンジン」の車の所有が高めの傾向が見受けられたことが特記事項として挙げられます。

Q7.あなたが車を選ぶ際に重視する点は何ですか?当てはまるものをすべてお選びください。(MA)
車を選ぶ際には「乗り心地」が最も重視する点ではあるものの、複数の重視点を踏まえて決定している。

続いて車を選ぶ際に重視する点について聞いてみました。最も多かったのは「乗り心地」で、52.5%の方が回答しています。その後「安全性」「運転のしやすさ」が続いています。

各属性別では、年齢層では男女高齢層及び女性中年層の方で「販売価格」が全体と比較して高い傾向が見受けられます。反対に比較的若い方は「販売価格」の回答率がやや低めという結果でした。既婚子供ありの方については、複数の項目で全体と比較して高い傾向となっており、家族のことも踏まえて重視するポイントが多くなる傾向にあると推測されます。

Q8.あなたのご家庭での自家用車の利用用途は何ですか?当てはまるものを全てお選びください。(MA)
自家用車の利用は「日常の買い物」メイン。「遠方への買い物」が続いており、主に買い物での利用となっている。

自家用車の利用用途について聞いてみました。「日常の買い物」と回答した方が最も多く、全体の87.5%となっています。その後「遠方への買い物」が続いており、ショッピングでの利用がメインとなっているようです。

各属性別では、女性中年層で「レジャー・旅行」「仕事での利用」「通勤・通学」の比率が全体と比較して高い傾向が見受けられました。更に男性高齢層の方や世帯年収が高めの方に関しては「遠方への買い物」が、既婚子供ありの方に関しては「仕事での利用」が全体と比較して高い結果となりました。

Q9.自家用車を持っていない方にお伺いします。あなたのご家庭で自家用車を持たない理由は何ですか?当てはまるものを全てお選びください。(MA)
自家用車を持たない主な理由は「車以外にお金がかかるから」「維持費が高いから(燃料費・税金・駐車場等)」

次に自家用車を持っていない方に自家用車を持たない理由を聞いてみました。最も多かったのは「車以外にお金がかかるから」で全体の49.8%という結果となりました。「維持費が高いから(燃料費・税金・駐車場等)」が37.1%でこれに続いていることからも、家計に関わることが主な理由になっていると考えられます。

各属性別では、男性若年層で「駐車場がないから」「購入費用が高いから」が全体と比較して高く、男性中年層においては「車で出かける機会が少ないから」が高い傾向が見受けられました。世帯年収が高めの方に関して「車以外にお金がかかるから」「維持費が高いから(燃料費・税金・駐車場等)」が高めなことも特徴的な傾向と言えます。

Q10.カーシェアリングについてお伺いします。あなたはカーシェアリングを利用したことがありますか。(SA)
カーシェアリングの利用は7.5%に留まる

近年増えてきているカーシェアリングについても聞いてみました。利用している方は全体の7.5%に留まっています(「よく利用する」「たまに利用する」の計)。

各属性別では、男性若年層及び世帯年収が高めの方に関して全体と比較して利用経験がやや高めになっています。

Q11.それではあなたはどの会社のカーシェアリングを利用したことがありますか。当てはまるものを全てお選びください。(MA)
カーシェアリング利用者の中では、「タイムズカープラス」の利用が圧倒的。

続いて利用したことのあるカーシェアリングを聴取してみました。最も多かったのは「タイムズカープラス」で利用者の81.3%が利用したことがあるという結果となりました。「オリックスカーシェア」がこれに続いていますが、かなり利用率に差が出ています。

各属性別では、男性若年層・未婚の方及び中世帯年収層の方で「オリックスカーシェア」の利用率が全体と比較して高めとなっています。

Q12.あなたはAmazonプライム・ビデオで配信されている「戦闘車」という動画番組をご存じですか。(SA)
「戦闘車」に関して、半数弱が名前は聞いたことがあるもののよく知っているのは少数。

最近Amazonプライム・ビデオで配信されている動画番組「戦闘車」についての認知状況も聞いてみました。全体では42.7%が認知はしている(「よく知っている」「名前は聞いたことがある」の計)ものの、よく知っているのは4.9%に留まっています。

各属性別では、「よく知っている」が全体と比較して高いのは、男性若年層で「名前は聞いたことがある」までを含めると過半数という結果となりました。

Q13.あなたはAmazonプライム・ビデオで配信されている動画番組「戦闘車」を見たことがありますか。(SA)
「戦闘車」はほとんどの方がまだ見ていない。見たことがないながらも今後見る予定との方も1割強存在。

最後に「戦闘車」に関しての視聴経験及び視聴意向を聴取してみました。全体では「見たことはなく、今後も見ない」という方が82.0%を占めています。「見たことはないが、今後見る予定」がその後続いており、CMもある程度流れている為、見てみたいという考えはあるのかもしれません。

各属性別では、男性若年層・未婚子供ありの方の「見たことがあるし、今後も見る予定」が全体と比較して高い傾向が見受けられました。また男性中年層・既婚子供あり・世帯年収が高めの方に関して「見たことはないが、今後見る予定」が高めであることも、特記事項として挙げられます。


【調査概要】
調査媒体:クレジットカード管理スマホアプリ『CRECO』
調査対象:『CRECO』利用ユーザー
調査実施期間:2017年10月18日(水) ~ 2017年10月31日(火)
有効回答数:838サンプル

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[CRECOリサーチ]
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