「未経験職種へのチャレンジ」についての調査(『エン転職』利用者対象) 

2017年11月21日
エン・ジャパンが運営する『エン転職』上で、ユーザーを対象に「未経験職種へのチャレンジ」についてアンケートを行ない。8,801名から回答を得ました。 

【調査結果概要】

★ 20代で転職を検討している方の9割は「未経験の職種にチャレンジしたい」と回答。
★ 未経験の職種にチャレンジしたい理由、第1位は興味のある仕事に挑戦したいから。
★ 未経験の職種にチャレンジするうえで不安なこと、第1位は未経験から受け入れてもらえるか。
★ 未経験の職種に転職したことがある方は、48%。20代では33%。
★ 未経験の職種へのチャレンジで有効だったこと、第1位は自分のできること、得意なことの整理。

【調査結果詳細】

1: 20代で転職を検討している方の9割は「未経験の職種にチャレンジしたい」と回答。(図1)
「エン転職」を利用しているユーザーに「転職を機に、未経験の職種にチャレンジしてみたいと思いますか?」と伺いました。80%と過半数の方が「チャレンジしてみたい」と回答。特に20代の転職希望者は、89%が未経験の職種へのチャレンジを希望していることがわかりました。

2:未経験の職種にチャレンジしたい理由、第1位は興味のある仕事に挑戦したいから。(図2)
「未経験の職種にチャレンジしてみたい」と回答した方に、その理由を伺いました。第1位は「興味のある仕事や新しい仕事へ挑戦したい」(72%)、第2位は「給与を上げたい」(38%)、第3位は「専門知識やスキルを身につけたい」(29%)という結果になりました。年代差が出た項目は、20代のポイントが高かった「今の職種にやりがいを感じない」(20代:24%、30代:17%)です。

「今の仕事を始めてから、やりがいを感じていない自分に気づいた。未経験だが興味のある仕事をしたいと感じている」(24歳男性)、「安定企業ということで就職したが、仕事へのやりがいや将来的なことを考えた際に、今のままでは自分自身のモチベーションや成長が見込めないと思ったから」(25歳男性)、「事務のままでは給与は上がらないため、職種を変えようかと考えています。20代は新しいことにチャレンジできると伺ったので、今のうちに未経験の職種にチャレンジしたい」(27歳女性)、「今の仕事はいつも同じ作業の繰り返しでやりがいを感じない。いろんなことに興味があるのでチャンスがあればチャレンジしてみて、自分の強みにしてみたい」(29歳女性)といったコメントが寄せられています。

3:未経験の職種にチャレンジするうえで不安なこと、第1位は未経験から受け入れてもらえるか。(図3)
「未経験の職種にチャレンジしてみたい」と回答した方に、チャレンジするうえで不安に思うことを伺いました。第1位は「未経験から受け入れてもらえるか」(75%)、第2位は「自分に合う仕事かどうかの判断がつかない」(50%)、第3位は「十分な研修・教育制度があるか」(49%)という結果になりました。

総じて、20代は他の年代よりも不安を感じているポイントが多いことが分かります。特に年代差が出た項目は、「良い人間関係が築けるか」(20代:41%、30代:33%)、「残業などの勤務スタイル」(同:30%、21%)でした。

4:未経験の職種に転職したことがある方は、48%。20代では33%。(図4)
「転職を機に、職種を変えたことはありますか?」と伺ったところ、全体の48%の方が「ある」と回答しました。20代に絞ると33%が「ある」と回答しています。

未経験の職種に転職したことがある方に「転職前の職種と転職後の職種」を伺いました。特に回答者数の多かった、3つの職種(営業系、販売・サービス系、事務系)について転職による職種変化をご紹介します。

「未経験職種への転職」転職後の職種

転職前:営業系の方
第1位 販売・サービス系(19%)
第2位 施設管理、運輸・物流系(14%)
第3位 事務系(13%)

転職前:販売・サービス系の方
第1位 営業系、事務系(同率23%)
第3位 施設管理、運輸・物流系(13%)

転職前:事務系の方
第1位 販売・サービス系(27%)
第2位 営業系(17%)
第3位 その他(13%)

5:未経験の職種へのチャレンジで有効だったこと、第1位は自分のできること、得意なことの整理。(図5)
未経験の職種に転職したことがある方に、「新しい職種への転職活動を進める上や、実際に仕事に臨む上で ”やっておいて良かったこと” 」を伺いました。第1位は「自分のできること、得意なことを整理すること」(35%)、第2位「スキルや知識、資格を身につけること」(33%)、第3位は同率で「自分で可能性を狭めすぎないこと」「やりたいことを明確にしておくこと」(30%)でした。

「自分の持っているスキルや長所を整理し、新しい職種で何が活かせるのか明確にすることが大事だと思います。そのうえで、どの求人が自分に適性があり、尚かつやりたいこととマッチしているかを様々な求人情報をみて考えます。目星をつけた求人情報を見つつ、自分のスキル長所を整理したものを見ながら志望動機、転職理由を整理するとやりやすい」(23歳女性)、「今の会社でこんなことを学んでこんなことが得意だとわかったから、次で活かせると思う。という具体的な根拠や自分の強みを話したことで、未経験職種でもチャレンジできたのではないか」(24歳女性)、「自身のコネなどを使って、希望の職に近い人と飲んだり触れ合うこと。これが次の知り合いを作り、仕事の外観が掴める。今は何をすればいいか、理解し始めることができた」(25歳男性)、「やりたいことを明確にする、志望動機や転職理由を整理すること。自身が何を求めていて転職先でそれを達成できるのかが分かる」(29歳男性)などのアドバイスが挙がりました。


【調査概要】
調査方法:インターネットによるアンケート
調査期間:  2017年10月2日~10月31日
調査対象:『エン転職』利用者
有効回答数:8,801名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[エン・ジャパン]
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