単身世帯の生活・意識態度に関する調査(30~59歳男女対象) 

2017年11月08日
リサーチ・アンド・ディベロプメントは、現在、世帯構成比が最も高い「単身世帯」の生活・意識態度についてインターネット調査を実施いたしました。

単身世帯は、生涯未婚率の上昇や高齢化によって今後さらなる増加が予測されています。結婚有無にかかわらず、人生100年時代とも謳われる昨今、誰しも「ひとり」になり得るからこそ「ひとりで生きる/生活する」ということ、そのために必要な消費を考えることが必要ではないでしょうか。 
今回は、「ひとりで生きる/生活する」ことが最も濃縮されていると考えられる「未婚・単身生活者」をシングルとし、既婚・有配偶者との比較をご紹介いたします。

【調査結果】 

「家族」から「家族以外」との付き合いにシフトする 50 代シングル女性
■シングル(未婚・単身者)は、有配偶者と比較すると「家族以外」とプライベートの時間を過ごす割合が高い。
シングル女性は年齢が上がると「家族以外」の割合が増加しており、50代シングル女性では半数以上を占め、「家族・親せき」を大きく上回る。有配偶男女や、シングル男性は年齢が上がっても大きな変化は見られない。(図 1) 

シングル女性は、集まりや友人に対してお金を使うとことに幸せを感じるようになる 
■有配偶者は男女とも、「家族・親せき」に対してお金を出してしてあげた割合が高い。一方、シングル男女は「家族・親せき」と家族以外の「集まり・友人」は同程度。
30代シングル女性は5割以上、40・50代シングル女性も4割以上が、集まり・友人に対してプレゼントを贈っている。(図2)

■「お金を出してあげることに幸せを感じる相手」では、有配偶者は「家族・親せき」が圧倒的で、「自分自身」との差が大きい。一方、シングルは「家族・親せき」と「自分自身」の差が小さく、40・50代シングル男性は、「自分自身」の方が高い。
シングル女性は40代から50代にかけて、「家族・親せき以外の集まり・グループ・友人」の割合が高くなっている。(図3)

R&D 生活者インサイト
◇つながる「場」を変化させていくシングル女性、これからの消費のヒントがある 
結婚すると「家族」との関係が中心となり、家族がいれば「人との関わり」は得やすいです。一方、結婚していないシングルは、家族が増えることが少ない分、年齢を重ねると家族は減り、「人との関わり」が少なくなってしまう可能性が高いと思われます。一緒に生活する家族がいないこともあり「シングル=孤立」のイメージを思い浮かべがちですが、シングル女性は「家族以外」の居場所を広めていっているようです。

シングル女性は、家族以外と一緒に過ごす時間の比率が増えるだけではなく、お金を使って何かをしてあげることにも「幸せ」を感じており、その傾向は 50 代でより強まります。時間も幸せも、家族だけに依存しないシングル女性のスタイルには、新しい消費のヒントがあるように思われます。

単身世帯の増加は、「結婚できない」「相対的貧困率が高い」「社会的孤立」など、ネガティブなイメージに結びつきがちですが、そこだけにフォーカスするのではなく、「ひとりで生きる/生活する」ことに順応しているシングルの意識・生活について、違う一面から考えてみることが必要ではないでしょうか。


【調査概要】
単身世帯の生活・意識態度に関する調査
調査名: 単身世帯の生活・意識態度に関する調査 
調査地域: 一都三県 
調査対象: 30~59 歳男女個人 
サンプル数: 有効回収 3395 サンプル (性×年代別/未既婚離死別/同居有無を割付) 
調査手法: インターネット調査

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